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半蔵忍法帖・第1話「燃えろ!! ニンジャマーケット」の巻

名作と噂に聞く太閤立志伝5』コーエーテクモ)を始めました。
初回プレイ時には、推奨プレイごとに5人の主人公から一人を選べるのですが(ゲームを進めると、様々なキャラクターを主人公として選択できるようになる)、とりあえず忍者・服部半蔵でスタート。
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時は1560年――服部半蔵正成(19歳)は、駿河遠江を支配する戦国大名今川義元に従属する形となっている松平家の若殿・松平元康に仕える身であった。義元の上洛軍の別働隊として、鳴海城で交戦中の味方に物資を輸送する任務を成功させる松平軍だが、直後、思わぬ報せがもたらされる。なんと今川義元が、桶狭間において戦死したというのだ! 大混乱に陥った今川家の軍勢は領国に撤退し、その混乱の間隙を縫う形で元康は岡崎城に入城。父祖の地を取り戻すと共に、念願の独立を果たすのであった……。
こうして仕える主君が立派な一国一城の主となった今、これからは槍働きで名誉栄達思うがまま、戦国の世にぶいぶい言わせてやるぜーっと盛り上がる半蔵だったが、はじめての会議で、その運命は大きく変転する。
殿「あ、お前、今日から伊賀出向ね」
と、殿ーーーーーっ?!
父親が伊賀の忍びの里出身という経歴を買われた半蔵は、新進気鋭の松平興業のコネクションを広げる為、協力関係にある伊賀林業に、お手軽で潰しの効く労働力としてトばされるのであった!
伊賀の里の長・百地三太夫は「君の所の社長から密命は聞いているから」とすんなり受け入れてくれましたが、殿の密命って「おまえ父親の田舎で忍者に戻って俺の為に働く影の軍団を結成してこいや」というものだった記憶がするのですが、その密命、バレていて大丈夫なんでしょうか殿。
そんなわけで新しい職場で下忍として再出発する事になった半蔵は、出向先の嫌味な先輩忍者・石川五右衛門の嫌がらせにもめげず、影働きに生きる事に。
栄光なき忍びの最初の任務は…………財宝を探せッ!
各地の酒場で情報を集め、山へ分け入り道なき道へ踏み込んで、ここでもないそこでもないと暗がりを探り回っていると、今川家時代の忍従の生活もキラキラした美しい青春の1ページとして思い返されて涙で前が見えなくなりそうですが、あった! 財宝あったよ!
かくして順調に忍者生活をスタートした半蔵は、次なる指令を受け、京の都周辺で蜜柑ブームを作り出す為、紀州蜜柑のステマに挑む事に。
早速捨てアカを作ってそれとない宣伝ツイートに励む半蔵だが、ネット歴の浅さで言動がおぼつかない上に、フォロワー0である事を怪しまれて通報されてしまい、慌てて逃亡。
…………どうやら、ステマを成功させる為には《弁舌》技能が必要らしい……(現在0)。
道場で金を払えば訓練を受けられる《武芸》などと違い、《弁舌》技能を上げる為には、浪人か同じ勢力ないし同盟関係にある勢力の人物から、教えを請わなければならない。慌てて以前の勤め先である岡崎城へ戻った半蔵は旧知の同僚から《弁舌》技能を学ぼうとするも、友好度が足りずにさくっと断られてしまう。
この状況を乗り越える方法は無いのか……必死に手元の巻物を読み込んでいた半蔵は、衝撃の知識を得る!
戦国武将の人たちは、手合わせをすると友好度が上がるのだ!
元同僚の中からなるべく《弁舌》技能が高くて腕っ節の弱い相手(本多正信)を選び、手合わせを申し出る半蔵。「いやそれがし、頭脳労働担当だし」と断られたらどうしようかと思いましたが、さすが戦国! さすが三河武士! むしろ喜び勇んで申し出を受け入れてくれた正信を、半蔵、一刀の元にずんばらりん(大丈夫、練習試合です)。
……こんな、忍者による政治屋への一方的な撲殺で本当に仲良くなれるのか不安な半蔵であったが、三河武士魂の共鳴する所があったのか、確かに上がる友好度! だが、勉強を教えてくれるにはまだ足りない……という事で、数時間おき(1日4回行動できる)に本多正信の家に上がり込み、真っ正面から斬殺を繰り返す半蔵。
本多家の庭先に幾つも血だまりの池を生むたゆまぬ努力の結果、相互フォローになった事で技能を教えてもらえるようになり、無事に《弁舌》技能と、合わせてスキル《罵詈雑言》を教わった半蔵は、急いで京の都に戻ると、地元の商家を煽りまくる見事な炎上マーケティングで蜜柑ブームを作り出す事に成功するのであった!
この後、どうやら《弁舌》技能を上げておく必要がある、と暇を見て正信師匠の元に通った結果、《弁舌》LV2になり、《挑発》スキルも教わる事が出来ました。さすが本多正信、100のアカウント(フェイスブック含む)と50のブログを自在に燃やす謀略の士……! もうこれで、炎上のさせ方はバッチリです師匠!
段々と汚れ仕事にも慣れてきた半蔵には、次々と過酷な指令が下される……かつての、そして今も心の主君である松平元康からの依頼で里の長から下された指令、それは……千宗易の家から名物の香炉を盗んでこい」……て、殿ぉぉぉぉぉぉぉっ?!
殿が本当に、松平家の未来の為の遠大な計画として自分を伊賀の里に送り込んだのか、少し心配になってくる半蔵であった。……それはそれとして、千宗易の家に忍び込み、忍者センサぁぁぁーっ!を発動して、見事に香炉を盗んでくる半蔵であった。
時に1561年――後の世に言う織徳同盟が成立し、松平元康は三河を制圧。だがそれは、元康(そして正信師匠)にとって新たな苦難の幕開けでもあった。脱け忍を爆殺して中忍に出世し、「そろそろ嫁が欲しいでござる」と自宅でぼやきだした半蔵は、このまま武士であった過去を忘れてしまうのか。それとも、いつか影の軍団を結成して殿の元へ戻るという大志を胸に、闇の世界を渡りきる事が出来るのか。戦国乱世の霧はまだまだ深い……。
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会社勤め(武士・忍者・海賊・商人)の場合、定期的に上司から命じられる指令をこなし(会議欠席も出来るが評価が下がる)、余った日にちで修行したり小銭を稼いだりする、というのが基本パターン。指令を行う事で勲功を手に入れ、それによって出世すると色々と有利になっていくというシステムで、その為、真面目にサラリーマンをやっていると次から次の任務で結構忙しい。
なお武士などは任務をある程度選べるようですが、忍者はブラックなので仕事は選べません。
この関係で、手持ちの技能と任務の相性が悪い事もしばしば(^^;
そういった事情から、早めに手に入れておいた方が良い技能のセオリーなどあるのでしょうが、任務以外でやれる事の幅が広いので、どのタイミングで何をしておけば良いのか、が今のところさっぱりわかりません(^^; その辺りも面白みの一つなのでしょうが。
いつでも辞表を叩きつけてフリーになれたりもするようなのですが、とりあえず初プレイという事で、突飛な事はせずに地道かつ真面目に生きてみようと思います。
脱け忍狩りの際の襲撃方法をニンジャスキルに応じて選べるというので、迷わず「爆破」を選び、「着火!」(ちゅどーーーーーん)とかやりましたが、昨日の事は振り返らない方針で。
サラリーマンプレイの場合、支社を任されるようになってからが本番のようですし。
掴めプライド、掴めサクセス!