『コンクリート・レボルティオ』、第7話はまだ見ていないのですが、第6話を見ていて今更ながら、退職後の爾朗のデザインは忍者入っているよなぁと思って(冒頭の浅草寺における追跡シーンとか、特にそういうイメージに見えます)、ちょっと確認。
- 『甲賀忍法帖』(山田風太郎) 1958 ※以後、60年代を中心に多数のシリーズ作品
- 『忍者武芸帳』(白土三平) 1959−1962
- 『サスケ』(白土三平) 1961−66 *アニメ版(1968−69)
- 『伊賀の影丸』(横山光輝) 1961−1966
- 『忍法十番勝負』(白土・横山の他、有名作家多数参加のアンソロジー) 1964
- 『仮面の忍者赤影』(東映/横山光輝) 1967−1968 ※TV初のカラー時代劇
- 『カムイ伝〔第1部〕』(白土三平) 1964−1971
- 『カムイ外伝〔第1部〕』(白土三平) 1965−1967 *アニメ版(1969)
山風忍法帖に始まり、1960年代(昭和35〜44年)は、どんぴしゃりと見て良さそう。神化45年前後になると旬からはややズレているものの、40年代のヒーロー像の一つとして、忍者が入っているのは穿った見方でもないようです……というか、脱け忍? 脱け忍なのか!?
ちなみに、『カムイ外伝』のアニメ枠の前番組が、第5話で言及のあった「妖怪ブーム」と繋がる『ゲゲゲの鬼太郎〔第1期〕』(1968年1月−1969年3月)。
そして、忍者ブームと第一次怪獣ブームの悪魔合体といえる『仮面の忍者赤影』は、現在、■〔東映特撮Youtube〕で配信中。
時代はこの後、等身大ヒーローによる変身ブームへと移り変わっていくわけですが…………沼だから踏み込まないとか言っていたのに、結局沼の表面をさらってしまう心の弱い私。まあしかし今作に関しては、調べた方が面白い、のは確かだなぁ……。
ところでずっと、爾朗および爾朗が超人課を脱ける前/後の時制の表現に困っていたのですが、公儀隠密/脱け忍でいいいか。