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はじめての『プリキュア』感想29

◆『GO!プリンセスプリキュア』#37◆
学校行事の演劇発表会で、はるかはクラスの演目『ロミオとジュリエット』のジュリエットを演じる事になる。演出志望の演劇部女子の熱血指導や、割と好青年な演劇男子と共に練習を重ね、カナタとの台詞合わせでジュリエットの気持ちを掴んでいくはるか。だが発表会の当日、ストップとフリーズによって演劇女子と男子からゼツボーグが生み出されてしまう。
演出家ゼツボーグが時限爆弾のスイッチを入れると、某特命戦隊ばりのリアルタイマーが表示され、分身攻撃をしてくるフェンシングゼツボーグをかいくぐって70秒で決着を! という、変わり種のバトル。フローラがど根性バリアを展開している間にマーメイドが時限爆弾を止めて、プリキュアコバックで2体のゼツボーグをまとめてどりーみんするプリキュアだったが、ストップ&フリーズから逃げようとした際に転倒した演劇男子が、足を捻挫してしまっていた……!
と、Bパートすぐに戦闘を片付け、ドラマの焦点をその後に持ってくるという変則展開。
一時は、はるかとの台詞合わせでロミオの台詞を覚えているカナタ様が代役を買って出て解決しそうになるが、悩んだ末にそれを止めるはるか。
「私は……劇が、上手く行かなくても、ちゃんと、自分たちでやらなきゃいけないような、気がする。うまく言えないんだけど、無茶かもしれないけど、でも…………失敗してもいいから、私は、自分たちのクラスの舞台を作りたい!」
ここでプリンスイケメンパワーで全てを解決するのではなく、中学1年生というこの時、成功よりも尊いものがあるのではないか、と持ってきたのはとても良かったです。……まあ、はるかが土壇場でプリンセス根性を見せて、劇そのものは成功するのですが。
はるかがさすがにちょっと万能に過ぎるので、いっそ、色々トラブルも起きたけど、みんな満足して笑顔で幕が下りました、みたいな感じでも良かったのでは、とは思ってみたり。まあ、ゼツボーグ戦でのフローラの超パワーと、舞台の最中にスイッチの入ったはるかの演出がややこれまでと違った印象の付け方をされていたので、合わせて何らかの伏線なのかもしれません。
ラストは、舞台の終わったはるかとカナタがロミオとジュリエットのやり取りをして、イケメンパワーで締め。
「仰せの通りにいたします。あなたが望むなら、僕は自分の名を捨てましょう」
て、記憶喪失の王子に怖い事言わせるなぁ……(^^;
ゲストの演劇部の眼鏡男子が結構ジェントルアピールをしてきたのですが、さらっとロミオを演じるカナタ様が、全力で上書きしてしまいました!
で、あれ? この顔だっけ? と思ったらEDのクレジットに名前があったので、テニスボーイも今回のエピソードに登場していたのですが、はるかがジュリエットに選ばれて(というか脚本担当のゆいちゃんが勝手に決めた)も混ぜっ返すわけでなく、はるかとずっと台詞の練習をしていたというカナタ様に対して何かリアクションを見せるわけでもなく、物凄いモブ力……!
いや正直、今更、藍原少年とかどうでも良いのですが、顔までほぼモブ化しており、残酷すぎる戦力差に刻の涙を見た。
次回、三白眼の謎の少年登場。謎って言ったら謎である。