最近、『太閤立志伝5』ばかりだったので不意にアクションゲームがやりたくなって、今頃『仮面ライダーバトライドウォー』(初代)をプレイ開始。
いわゆる《無双》タイプのゲームで、大量に湧き出る雑魚敵を蹴散らして定期的に出てくるボスを倒す事で、短いミッションを一つずつクリアしていく、というシステム。
各ライダーの再現度は高くて良く出来ているのですが、見た目全く面白くないマップをぐるぐる走り回る事になるというミッションの仕様とマップデザインの悪さは致命的なマイナス。
「仮面ライダー」という事でバイクにこだわっており、マップをうろうろ走り回る事でバイクの存在意義を出したかったのはわかるのですが、肝心のバイクの操作性が微妙(速すぎる)な為、ストレスだけが溜まっていきます。また、対象年齢を低めに取っての配慮ではあるのでしょうが、ミッションの内容が単調なお使いクエストになっているのは、単純化しすぎたと思います。
一方で、低年齢層でも気持ち良く遊びやすいようにか、最強フォームへの変身(超必殺技)と特殊なカウンターアクションを除くと、各種必殺技やフォームチェンジなどはゲージなどの消費なく使い放題、というのは良い所。特にフォームチェンジを基本いつでもさくさく可能にし、人間→ライダーの「変身」のカタルシスの代わりに、フォームチェンジという形で「変身」の楽しさを味わえるようにしたのはシステムとして秀逸。
細かい所で、《無双》フォーマットにも関わらず何故か画面上に撃破カウントが表示されないのが地味に困るのですが、ライダーの再現に力を注ぎすぎたのか(^^; 単純な達成感以上に、撃破カウントが常にあると、見えない所に吹き飛んだ雑魚を倒せたのか倒せなかったのかわかる、という点で非常にゲームとして重要な意味があるわけなのですが、お陰で個々の必殺技の威力差がわかりにくいのもちょっと困った所。映像的には、良く出来ているのですが。
現在半分ぐらいのライダーが使用可能になった所ですが、カブトはホント、ライダー単体で見ると、平成ライダー屈指の格好良さだなぁ……。
特に、必殺技ボタン4回押さないと発動しないライダーキックの再現が最高です。カブトのライダーキックは、言い方も含めて、歴代最高レベルの格好良さ。
早く照井課長が使いたい。