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冬アニメ1話

◇『Dimension W
原作未読。
思いっきり、「私はこれと共に生き、これと共に死す! 今更、何の躊躇いがあろうか!!」で、大怪球フォーグラが出現しそうでドキドキしましたが、これだけ露骨だし、オマージュという事なのでしょうか。
つまり、主人公が乗るガソリン車は、原子力で動くGRなのか(おぃ)
いい年したオトナの男と少女のコンビ物にはあまりときめく所が無いのですが、中村悠一声の仮面の怪盗が出てくるというのでそれ目当てで視聴。サブタイトルだと2話に出てきそうなので、とりあえず2話次第で。


◇『アクティヴ・レイド』
OP冒頭の、「これは、(中略)の物語である」のナレーションからして狙いすました作り。
はみ出し部署にエリート刑事(空回り気味)がやってくるや否や事件が発生し、あれよあれよと進行していく中で世界観とキャラクターを見せていく、という形で、凄く面白いという程ではありませんでしたが、実績ある総監督と脚本家で、そつのない造り。
恐らく基本単発エピソードで転がしていくのかとは思うのですが、キャラクターが動き出してからが本番だと思うので、その辺りは荒川さんの手腕に期待です。わかりやすく喧嘩馬鹿っぽいキャラクターが普段はメガネかけてハイデガー読んでいたり、とかのアクセントは既につけているので、それをどう広げていってくれるのか。
第1話はある種のパロディとしての性質を強調する為に、必要以上に専門用語を使ってみせるなどしていたのが、2話以降にどういうバランスで進行していくかなども、これからのエピソードの見せ方次第という感じ。
ネタ的には好みそうですし、1話で特に引っかかりは無かったので、分割2クールを最初から予告してくれている事もあり、基本的に継続予定。


◇『ハルチカ
原作未読。
なんだかんだこの手のミステリは好きなのでぶちぶち言いながら見て、モノローグから始まった時は少しがっくりしたのですが、中身は割と良かったです。今回の謎となる暗号を全体の軸となる「音楽」と繋げ、それを登場人物の感情に引っ張っていくという構成がしっかりした造り。少年がどうして暗号解読にこだわるのか、という動機の解明が最後に来る構造だと考えると、その疑問への強調が少し薄かった部分はありますが、許容範囲。第1話に関しては、今回見た3本の中では一番面白かったです。
物語全体に「部員の足りない吹奏楽部のコンクール出場」という方向性を与えており、部員集めとミステリーが絡んでいくという形になりそうなのも、スムーズに展開してくれそう。
一つ気になるのは、冒頭で「6つの季節」とモノローグ入っていますが、春(入学)・夏・秋・冬・春(後輩入学)・夏(コンクール出場)を1クールでやろうとすると1季節2話計算ですが、2クール物なのかマッハで進んでいくのか。
変に間延びした前後編とか入れられるよりは、カチカチ進んでくれた方が好みではありますが。
枠組みがしっかり見えている分、どういう形で中身を詰めていくのか、ミステリ部分の質が最低限これぐらいを保ってくれるなら、けっこう楽しみ。