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『仮面ライダーストロンガー』感想4

◆第5話「ブラック・サタンの学校給食!?」◆ (監督:折田至 脚本:松岡清治)
もがき苦しむ男がトラックに両サイドから挟まれて殺される、と掴みはインパクト大だったのですが、茂が3回変身して2回「天が呼ぶ……」をやり、アメフトのユニフォームの背番号が途中で変わり、怪人はストロンガーを相手に人質を取る度に片っ端から毒を飲ませてしまい、無駄に多い場面転換による変な尺稼ぎと頭の悪すぎる怪人で話の流れがズタズタ、と前々回富士急ハイランドで楽しみすぎてロケの日程がギリギリになり、2日で作りましたみたいな回。
茂の友人が小学校の先生である意味がほとんど無いし、その友人とは別に同僚教師を登場させる意味は全く無いし、夜の学校を訪れて「大学でアメフト部に居た先生(名前知らない)がここに居ませんか?」と聞くユリ子が不審者すぎるし、「○○先生の事ですか?」と返ってきて「その○○の友人(茂の事)がここに来てませんか?」と遠回りすぎる会話を繰り広げるユリ子は、改造の影響で脳の一部に深刻なダメージを負ってしまったのではないかと不安になります。
怪人トラフグンが給食に猛毒を入れ、苦しむ友人と生徒達の姿を見て、
「なんだよこのざまは。おまえらしくもないぞ」
「いや、面目ない」
「しっかりしろよ君達も。あの時のタックルの勢いはどうしたんだ!」
と宣う茂も、励ますというより状況を理解していないようにしか見えず、改造の影響で脳の一部に深刻な(以下略)。
また、子供達は熱演なのですが、友人の教師の苦しむ演技が軽くて、本当にただの腹痛にしか見えないのも困った所。
そして、田舎の小学校の給食に、即死するわけでもない毒を入れて回るブラック・サタンは何をしたいのか。前回は暴走族を操って交通事故を煽っていましたが、段々、日本国民に対する大がかりな嫌がらせみたいになってきました。
「邪魔が入りました、タイタン様」
「誰が戦えと言った!」
というやり取りは面白かったですが(笑)
そのトラフグンが落とした毒薬のカプセルから医者が解毒剤を完成させ、給食センターに向かった茂とユリ子は陰謀の阻止に成功。トラフグンは電気マグネットでミサイルを反射された所に電キックを受けて爆死するのであった。
「トラフグン……敗れたり」
いやそれ、格好良く言っても駄目だからおじさん!
ちなみにタックルとストロンガーのやり取りで、
「どうしたんだ、戦闘員ごときに」
「最初に、奇械人とぶつかったのよ」
今作のわかりやすい戦力ヒエラルキーが明確にされました(笑)
通りすがりの困ったおじさんこと立花藤兵衛は初めてストロンガーと接近遭遇して会話もするのですが、特に何かのきっかけにはならず両者の関係に進展は無し。あまりに平然と接しすぎて茂も何も疑問を感じなかったようで、そのまま相模湖の小学校に置いていかれてしまいました。噂によると藤兵衛は、アマゾン(大介)に逃げられたショックで心に深い傷を負ってしまったそうですが、その影響で脳の一部に深刻な(以下略)。


◆第6話「先生に化けたクラゲ奇械人!」◆ (監督:内田一作 脚本:村山庄三)
水道の蛇口から小学校に侵入し、テストを採点中の女教師の前に現れる奇械人。
見た目グロテスク系で名前にも何のひねりも与えられていないのですが、
「ブラックサタンのクラゲ奇械人」
市川治なので声が滅茶苦茶格好いい!
「何も怖がる事はない。私はおまえのその体を、ちょっとばかり拝借したいだけだ」
発言から既に駄目怪人の香りしかないのですが、声が滅茶苦茶格好いいぃ!
その頃タイタンは、日本中から秀才の子供を集めていた。
「お前達は日本中から選ばれた秀才だ。その若くて優れた脳みそを取り出して、我が奇械人に植え付けてやるのだ」
……うん、前回、頭悪すぎましたからね。
そこへかかってくる電話。
「ミスター・タイタン。只今、松本先生の体を乗っ取りました」
この頭の悪い台詞を、市川治が重々しく喋るだけで、無駄に面白くてずるい(笑)
「よろしい。で、その学校の秀才は誰だね」
「ホリ・フミオとかいう小僧が、100点を取っておりますが」
そ の レ ベ ル な の か。
やはり、怪人への改造手術は、脳の一部に深刻なダメージを与えてしまうのでしょうか。
どうして天才ではなく秀才を集めているのかと思ったら、元の奇械人のレベルが低すぎるというブラックサタンの悲しい事情。
今日もバイクで放浪中の茂とユリ子が、松本先生から逃げる少年と接触。現場に残った粘液に気付いた二人は先生を追いかけ、まずは正体を暴いたタックルが戦いを挑むも、クラゲの泡を浴びて崖下に転落してしまう。その後に出てきて、茂はストロンガーに変身。
「これでも食らえ!」
「おっと、その手は食わないぞ!」
「なに?!」
……不自然に遅れて現れた茂、ユリ子を囮に使ってないか(笑)
作劇上、タックルが前座でストロンガーがメインイベンターというのは仕方ないのですが、スタート地点を一緒にしてしまった為に、何だか酷い事に(^^; しかもこの後、少年を救出した茂はユリ子を探しもせずに少年を家に送ってしまうというコンボ(笑) ……いや、信頼、信頼なのでしょうが!
なお、崖下に大の字に転がっていたユリ子は、通りすがりの困ったおじさん(藤兵衛)に拾われました。
松本先生の憑依を解いたクラゲは今度は少年の母に憑依しており、まんまと少年を連れ去ってしまう。追うストロンガーの前にブラックサタンのオートバイ部隊が立ちはだかり、広い砂浜を走り回るバイク、海では爆発、と迫力のシーン。なにやら、リアルにクラッシュしていないかこれ、という映像がそのまま使われていたりして気になりますが(^^;
「ふふふふふふふ、小僧、幾らわめいても無駄だ。たとえ城茂といえども、ここまでは入ってこれん、ふっふっふふふふふ」
率直な所、城茂が絡んできた時点でこの少年にここまでこだわる必要はないと思うのですが、余裕を見せた所で案の定、口笛の音が響き渡り、壁をぶち破って基地へと突入してくるストロンガー!
「改造液体人間、おまえの後をつけてきたんだ」
「馬鹿もん! ドジを踏みおって」
本日三度目の粘液バレで、怪人への改造手術は、脳の一部に深刻な(以下略)。
タイタン怪人とストロンガーは初顔合わせだと思うのですが、これといってやり取りはないまま、タイタンはあっさり退却。クラゲは電キックを受けて、首がもげた?!と思ったらそれはクラゲの傘の部分で本物の頭部が下にあり(白い覆面)、投げ飛ばされた所が水辺だった為に電気ストリームの餌食になって大爆死。
囚われの子供達は無事に救出され、大団円のいい場面で走ってくる困ったおじさん。
「俺も君達と一緒に、ブラックサタンと戦うんだ」
何故かいきなりの握手、の上で、置き去りにして走り去る茂とユリ子。
基本的に、関わり合いになりたくない。
早く東京に辿り着かないと藤兵衛の心の病がどんどん深刻になっていきますが、結構ロードムービー展開が長く、ひたすら引っ張ります。引っ張った上で急に握手などしてみるのですが、このままずっと、困ったおじさんのままだったらどうしよう。
藤兵衛の台詞だけ取り上げると、完全に妄想の世界を彷徨っています。
前回同様、頭の悪すぎる怪人とタイタンおじさんの脳の機能を疑う作戦のコンボだったのですが、テンポ良く進行し、アクションの見せ場もあった上で、駄目すぎて面白くなってくる作戦と怪人の言動と行動に対して格好良すぎる市川治の声の相乗効果で、見ていて変に面白い回になりました。
この、悪の組織の駄目な作戦がある一線を越えた時にむしろ面白くなってしまう現象に、何かいい名前が欲しい(笑)
笑いの谷?