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『魔法使いプリキュア』感想・第1話

◆第1話「出会いはミラクルでマジカル! 魔法のプリキュア誕生!」◆ (脚本:村山功 演出:三塚雅人)
魔法少女異世界で餌付けされるの巻。
やはり、基本は餌付けなのか。
前作が非常に私好みかつ密度の濃い最終盤だったので、ちょっとスッキリ新作に切り替えられない所がありますが、小道具や色彩は言うに及ばず、BGMなども含めてかなりポップでキュートな方向性、女の子の好きそうな雰囲気を強く押し出してきた印象(前作も序盤はそうだったような気もしますが)。
押しと好奇心が強くてやや子供っぽいけど善良なみらいと、一見しっかりしているけどどこか抜けた所のあるリコ、という二人の主人公の掛け合いは上手く転がっており、出だしとしては悪くなかったと思います。
リコの、人間社会における魔法使いの立場の認識が不明瞭な為、熊のぬいぐるみが落ちたのを指摘するのがどの程度まで善良な行為なのかわかりにくい所などはありましたが、多分、一般的には秘密、という事でいいんですよね……? 主人公もネジ外れ気味なのでこの辺りのリアクションの整理ないし世界観の説明は早めに入れてほしい所です(前作の6話でやっと物語の構造がわかるのは遅すぎましたし)。
ややスローテンポでそんな二人の出会いと交流を描いていき、Bパートでいきなりヒーロー物文法で走り出すのは、昨年で慣れました(笑)
「ごめん! でも逃げなきゃって! 近づいたら危ない……とっても怖い感じが」
そして目覚める戦士の血。
“恐怖”を理解できるというその事が、真の戦士の証――! その名を、キュアソルジャー!!
……今年は魔法です。
余談ですが劇場版のCMで、「ミラクル・マジカル・ミュージカル! 歌と魔法が奇跡を起こす!」と言ってる背後で回し蹴り決めに行ってるキュアフローラが最終回を迎えた後でも濃い。
そして変身したキュアミラクルとマジカルは、普通に殴った。
この際、変身→名乗り、の後に二人が我に返って驚くのではなく、変身→名乗り→とりあえず目の前の敵をしばき倒す、の後に我に返って驚く、というのがそこはかとなく怖い(笑)
「あれは魔法……なの、かしら……」
専門用語で言う所の正拳突きだと思います!
あくまでこのスタイルは遵守なのか……。
事態を把握しかねるリコは、みらいを引きずって魔法世界へと帰還。伝説の魔法使いプリキュアとは? 二人はなぜ同じペンダントを身につけていたのか? 喋る熊と一緒にいきなり異世界へ拉致されたみらいの運命や如何に? で続く。
前作も序盤からぐっと引き込まれたというわけではなかったので、とりあえずしばらく様子見。