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緑川光、出馬

◇『アクティヴレイド』9−10話
第9話、
「私は必ず勝つ。ナガヌマ先生に代わって、必ず都知事になる」
まさかの、『シャンゼリオン』展開(おぃ)
から、ロゴスが真の目的の為に一気に動き出す第10話。
うーん……鉄板の燃え展開に持ってきて多分盛り上がりそうな気配はあるのですが、今作の良い所と悪い所が同時に出た感じ。
今作における「情報」は、1人のキャラクターの行動を追いかけた直線ではなく、個々のキャラクターごとの点として提示されているのですが、その為、特別深く物語と繋がったキャラクターというのが存在しません。作品世界の全体像をスポットライトで少しずつ明らかにしていく、という手法自体は面白いと思うのですが、いざ組織解体という展開になった時に、今作においては、第八という組織すら、作品の中心に存在していない。
或いは、組織そのものは中心に置いている意図だったのかもしれませんが、個々のキャラクターと第八を繋ぐ糸が細い為にそう見るのが難しく、組織解体に対する個人の感情、というのが巧く物語に乗りませんでした。
次回もう一ひねりあるのかもしれませんが、第10話でこう持ってくるには、さすがにここまで9話で情報を分散させすぎたという印象。
特に学校関係(ボスの妹関係)は全く手が回っていなかったのですが、回っていないけど当初の予定通りやりました、という感じで。まあ、回しきれなくても何とかなるように、物凄くベタな構図にしてあったのだとは思いますが。
一方で、ミュトスと黒騎が思わぬ所で出会ってどーでもいい話だけしてすれ違う、というのは凄く良かったです。
最初から分割2クールを明確にしている作品なので、ここからどうオトしてどう繋げるのか、とりあえずクライマックスを楽しみにはしたいと思います。


◇『DimensionW』 第9話
先日、回想シーンを簡潔にまとめてくれて良かった、と書いたら、また過去編(厳密には違うけど)になってしまいました(^^; これはもう個人的な好みの問題ですが、こういう形で現在進行している物語が切断されるという展開があまり好きではないのです。
次回以降、すぱすぱ進んでくれるといいなぁ……。