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『仮面ライダーストロンガー』感想22

◆第32話「必殺!超電三段キック!!」◆ (監督:内田一作 脚本:伊上勝
前回書き忘れましたが
超電子ダイナモ
という語感のパワーは、《仮面ライダー》史上でも5本の指に入る傑作だと思います。
OPにチャージアップの絵が入り、遂にナレーションも新録に!
「世界征服を狙う悪の組織、デルザー軍団を倒すべく、敢然と立ち上がった!」ストロンガーの次なる敵は、自在に巨大な岩の塊へと変身する、岩石男爵。子供達を人質にされ一方的に攻撃される茂だが、段々イライラしてきて反撃し、いよいよ人質を無視して変身するストロンガーに、つい正々堂々と立ち向かってしまう男爵(笑)
ストロンガーが戦闘中に思い出したかのように子供達を救出すると男爵は撤退。ストロンガーにあっさりやられた部下を特訓している所にデルザー軍団の一員、狼長官が姿を見せ、シャドウの足下をすくう為に両者は密かに手を結ぶ。
その頃、何者かが自分を追い落とす策を練っている事に気付いたシャドウは、茂と接触していた。
「シャドウを蹴落として、取って代わる謎の魔人が出たのか。そいつは面白いな」
「俺には面白くはない」
自分が適当に引っかき回すのは大好きだけど、他人にやられると不愉快極まりない、とわかりやすい(笑)
「それで休戦の申し込みか。……断る!」
そこへ謎の敵の砲撃が火花を吹き、どさくさに紛れてシャドウは藤兵衛を拉致。敵の姿を追った茂は、狼組の戦闘員に襲われる。
狼組の黄色いお面は最初に地面に置いてあったのでカボチャの妖怪かと思ったのですが、満月の意匠でしょうか。
ストロンガーの前に現れた狼長官は抱き込みを図り、協力関係にある岩石男爵が藤兵衛を連れ戻してくるが、それを見ていたシャドウがそこに現れ、ストロンガーを間に挟んでのそれぞれの策謀が全く機能していない為、ちっとも面白くなりません(^^; 男爵が藤兵衛の身代わりに泥人形を置いてくるシーンも妙に尺を採るのですが、シャドウでなくても騙されない代物なので見ていて困惑。
揉めるデルザー軍団を尻目に茂は藤兵衛を救出すると、追いかけてきた男爵と戦い、チャージアップ。
すかさず放たれた超電子ドリルキックは今回も一撃の元に男爵の首を刈り取り、それで収まらないストロンガーは残った体に超電三段キックを打ち込む、という文字通りの死体蹴りを決め、岩石男爵は木っ端微塵に原子の塵へと還るのであった。
「恐るべし超電子の威力……」
改造魔人デルザー軍団、分子一つ残さず、滅すべし!
「やはりストロンガーめパワーアップしていたのか」
それを見ていたシャドウは、ストロンガーと狼長官をぶつけようと画策する……で、つづく。
エンディング映像は完全新規で、今の所本編では秒殺キルマシーンの超電子ストロンガーの戦闘をたっぷり見せるという趣向。歌も何度か使われた挿入歌に変更……敵は相変わらずブラックサタンですが(笑)