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『動物戦隊ジュウオウジャー』感想・第21話

◆第21話「プリズン・ブレイク」◆ (監督:加藤弘之 脚本:香村純子)
OPにサワオ追加。基本、釣り人属性のようで、“渓流の王者”みたいな。
「ジニスの支配から逃れたザワールドこと門藤操は、大和達ジュウオウジャーと共に戦う事を決めた。――ところが!
素の操はだいぶめんどくさいやつだった」
ナレーションいきなり、メタな頭部死球を投げてくる。
サワオのHPがいきなりレッドゾーンだ!
アバンタイトルから霊体がダラダラ出血状態のさわおは、大和に借りた服を返しに背広姿で森家を訪れ、お中元を手渡すなど、開幕からフルスロットル。前回のオチで見せた手作りぬいぐるみは意外と好評を得るのですが、「ジューマンに対する恐れを払拭すべく、一針一針、思いを込めた」……って、後で悪夢とか見ないか。
そんな中、サワオの装備に関して矢継ぎ早に質問を浴びせるタスクだが、完成品を渡されただけで詳細を知らないさわおは「俺は役立たずだ……やはり、仲間になる資格など……ない」とネガティブモードに突入してしまい、すみっこで体育座り。タイミング悪くチームアザルドの鉄鎖怪人がゲームを開始し、仕方なくレオがさわを背負って現場へ向かう事に。
……いや、全然、背負って持っていく必要なかったと思うのですが(笑)
…………まあ、ここで放置していくと、傷心旅行に出て帰ってこない可能性はありますが。
戦いの最中、面倒くさくなったレオがさわおを放り捨て、それをかばったエレファントともども、鉄鎖怪人の能力で地下洞穴へと連れ去られてしまう。一人で出口を探しに向かったタスクは鎖怪人に敗れ、それを発見する操。
「俺が、おまえを一人で行かせたから……」
「あーもういい加減にしろ! そうやってなんでもかんでも落ち込むから事態が無駄に悪化したんだ。君が本当に反省すべきは君のその性格だ! ……悪い、言い過ぎた。駄目だな、僕は……」
操を叱責したタスクだが、我が身を振り返り、勢い余って何かと他人を強く責めてしまう自分を反省。
……まあタスクの場合、“言動がきつい”よりも、“不用意発言が多い”(配慮が足りない)事の方が問題な気がするわけですが、そこまで修正するにはLVが低すぎるので、まずは経験値稼ぎから始めよう。
ジューランドでの回想シーンが入り、警備中にあくびをしたレオに「仕事に影響するほど夜遊びをするな!」と説教しては必要以上に反発を買い、槍にリボンをつけたアムに「武器を可愛くする必要はないだろ!」と小言を言っては「可愛くても性能には問題ないよ?」と穂先を突きつけられ、人生が大ピンチに。
「どうして僕がキレられるんだ。悪いのは向こうだ!」
「あんたが間違ってるとは思わないけどさ。もうちょっと……言い方とか考えた方がいいんじゃない」
どうにもセラは崩しにくいようですが、ここは思い切って、セラにも何かしら突っかかって欲しかった所。崩せない割にはそこまで強キャラではない、とどうも中途半端になっている感があります。
「わかってはいるんだ。でも、なかなか直らない……」
タスクのこの、もっと器用にやりたいけど思うようにならない……というのはホント、役者さんとのシンクロを感じます(^^; スタッフの方が上手く、タスクのキャラクターを修正・誘導したというか。
自虐モードに入ったタスクの姿に、さわおの脳内で活動を始める妄想フレンズ(祝・再登場!)。
「人付き合いが下手で、自分の事が好きじゃない。はっ! まるで、おまえのような駄目人間だな」
「あれ? てことはこいつ、操の同類じゃん? 仲間なんじゃん? いえーい!」
妄想の姿を借りて、けっこう酷い事を(笑)
「同類……? 仲間……?」
タスクに激しく共感したさわおは、テンション急上昇。二人に襲いかかるメーバを前に、立ち上がる。
「タスク……ここは俺に任せろ。本能覚醒!」
片足に繋がった鉄鎖の影響でメーバの集団に苦戦するサワオだったが、洞窟の天井が崩れた際に表面に顔を出したキューブが、その奮闘に応えるかのように目覚め、キューブコウモリが覚醒。その超音波で鉄鎖を粉砕し、窮地を脱した二人は脱出に成功すると、洞窟の前まで来ていた4人と合流する。
なお4人が洞窟を発見したのはアムが鉄鎖怪人に噛みついた際の、「さっき戦った時、海っぽい味したんだよね」に基づいており、序盤から、これどうするんだ? と思っていた鋭敏味覚をここでねじ込んできたのは、凄いと思いました(笑)
「てめぇら、いったいどうやって?!」
「教えてやろう……不器用同士の、友情パワーだ!」
「え?」
初めての6人名乗りから、サワオ挿入歌で大暴れ。
「あいつ強いのか弱いのか謎すぎるだろ」
サワオの戦闘力に関しては、設定上の理由をつけて弱体化させるのではなく、テンションに基づいて上下が激しいという、Mさん(by『仮面ライダー電王』)体質、の扱いになりました。
開き直りといえば開き直りですが、この先の上下動を見越して台詞にしてしまったのは、一つの手段ではあったと思います。
「これで終わりだ。タスク!」
「…………なんで僕だけ」
サワオ&エレファントは、友情合体騎馬戦アタックを発動して鉄鎖怪人を撃破。巨大戦では、コウモリの活躍で鉄格子を破壊し、キリン、モグラ、クマ、コウモリの、サポートアニマルコンボで撃破。キリンとモグラを思い出したのは良かったと思います(笑)
戦い終わり、そもそもレオがさわおを路上に投げ捨てたのが悪い、とさっきの反省はどこへやら、レオに噛みつくタスクを、訳知り顔で止めるさわお
「よせタスク。また自分を嫌いになりたいのか」
「え?」
「大丈夫だ。おまえには俺がついている。さあ! 釣りをしよう! 釣りはいいぞ、心が無になる」
「なに言ってんだ、おい、みんな、助けてくれ!」
「や……助けてと言われても……」
けっこう恐ろしいなーと思うのは、前回今回と、割と大和くんが素で操に引いている事。
人助けとその後の人間関係はまた別というのが、凄く、シビアです(笑)
恐らく大和のさわおに対する「友達」は、1/100ぐらいだけど、さわおから大和に対する友達は1/5なので、この濃度の差が残酷。
ただまあ、ナンパした責任は取るべきだと思います。
そして一方的にさわおに懐かれる事になったタスク、1話かけて不器用ブラザーズ誕生を描いた筈なのに、意外と距離が縮まっていない(笑)
既存メンバーと追加戦士がギスギスした状態から少しずつ関係改善をしていく、という展開はよくありますが、追加戦士が友好度全開なのにほとんど距離感が縮まっている気がしないというのは、初めてではないか(笑)
くじけるなさわお、人と人はそう簡単にわかり合えないんだ!
そういう距離感の中、大人の対応を出来ない不器用なタスクを最初にメインで絡ませるというのは、タスクの今後も視野に入れた展開として良かったと思います。レオは何かきっかけがあれば一瞬で距離が縮まるタイプですし、後はやはりセラが微妙にわかりにくいのですが、セラ×サワオ回をどう転がすのかは、注目したいところ。
EDは歌詞が2番になり、さわお、そしてまさかの鳥男が参戦。ここはいっそ、着ぐるみよりも、しかめっ面のまま村上幸平さんに踊って欲しかった!!(笑)
次回――早まるなさわお、その女は、「レベルが違うんだよぉ!」だ!!