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『動物戦隊ジュウオウジャー』感想・第25話

◆第25話「アンハッピー・カメラ」◆ (監督:柴崎貴行 脚本:田中仁)
前回の出来事を引きずり、ちょっとアンニュイな大和くんを元気づけようとするレオだが、そこに飛び込んできたさわおが大事な釣り竿を大和にプレゼントしようとし、だいぶ引く大和と、ずけずけ否定するレオが混ざって一悶着。
精一杯大和を元気づけようとするも空回りして失敗に終わったさわおは、街で無料試供されている、撮ると幸せになるカメラなるものを発見。脳内フレンズ会議が「怪しい、だがしかし、写真が人を笑顔にするのは確か」という結論を出し、カメラを手に取ったさわおは森家へ戻ると、セラ&アム、タスク、大和、をそれぞれパチリ。
背後で、次は俺の番かな〜とポーズを取るも、ナチュラルに無視されるレオ(笑)
「おい?! なんで俺だけ撮らないんだよ? なんか俺だけ仲間外れみてぇじゃねえか」
「いや、そんな、つもりは……」
さわおが大和とタスクに助けを求めて振り返ると何故か4人は消えており、街に出現するデスガリアン反応。さわおが手にしたカメラはチームクバルのカメラ怪人の能力をコピーしたものであり、そのカメラに撮影された人間は、写真の中に閉じ込められてしまうのだった!
一方、正式採用を断って退職したバングレイにクバルが直接攻撃を仕掛け、しばらくクバル久々の本気戦闘。
「おまえ……どこまで記憶を読み取れるんだ」
「知りたいか。大した事ねぇよ。せいぜいおまえの星が、あいつに滅ぼされたって事ぐらいだ」
「! やはり消えてもらいましょう」
「まあまあ、折角だから楽しくやろうじゃねぇか」
この後、両者の戦いは決着までは描かれず、クバルは帰還。バングレイが引き下がったのか、はたまた両者の間に何らかの「取引」が成立したのか。クバルのアップの背後でジニス様がニヤニヤしているという思わせぶりなカットもあり、「あいつ」は十中八九ジニス様の事とは思われますが、ここは断定されずに引っ張られました。
勿論、1年物としての予定変更も視野に入れて曖昧に濁した要素だと思いますが、果たしてクバルは復讐者なのか。中間地点でデスガリアン側に波乱要素を入れてきたのは、後半に向けて期待したい布石です。
その頃、カメラの正体を知って落ち込むさわおを引きずって何とか一時撤退したレオは、デスガリアン反応もわからないのに怪人を探しに行くというさわおに対し、イライラを募らせていた。
「ホントわけわかんねえよお前」
「俺は……俺なりに考えて……」
「どんなに考えても相手に伝わんなきゃ意味ねぇんだよ!」
レオ、ずばっと一刀両断。そこから次々と繰り出されるレオの直言に、拳を握りしめたさわおは、思い切って腹の内を絞り出す。
「……じゃあほっといてくれよ! 俺だって、こんな自分は嫌いだ! おまえみたいに、思った事をすぐ口に出来れば違うかもしれない、でも、俺はお前じゃないから無理なんだよ!! なのに、おんなじようにしろなんてあんまりじゃないか! 強引過ぎる……俺だって、お前みたいな奴だいっ嫌いだ!! …………?!……すまん、言い過ぎた」
「出来んじゃねえかよ」
さわおのストレートな感情をぶつけられたレオは、ニカリと笑ってそれを受け入れ、時には本音でぶつかり合う関係もある、と学ぶさわお
レオの怒りの種はさわおの感情の種類ではなく、さわおが内にこもって外を向かない(特に自分と正対しようとしない)という事にあり、それをやってのけたさわおの言葉なら、たとえ「嫌い」と言われても受け止める。
「それでいいんだよ。よし……じゃあ、嫌いな者コンビで、いっちょ行くかぁ!」
落ち込んだり怒りをぶつけたらむしろレオが器の大きさを見せる、というのはスナイパー爺回のレオ×タスクと似たような構造になってしまいましたが、レオと男キャラの絡みだと、基本こうなってしまう気はします(^^;
エピソードの面白い面白くないで言えば、妄想フレンズはこちらで使ってくれた方が面白かったとは思うのですが、序盤の割とどうでもいい選択で登場した妄想フレンズが、ここでは出てこないというのは、さわおの心理描写としては面白い要素。
肩を組んだ二人は再びカメラ怪人に立ち向かい、フレームに収めた生き物しか写真に閉じ込められない、という怪人の弱点を突いて肩のカメラを破壊する事で全員を解放。
「よーし、どこ狙うかわかってるよな」
「ああ、勿論」
から、それぞれ別の所を攻撃し、
「俺達にはアイコンタクトは無理だったな……」
は、一ひねりが効いて面白かったです(笑)
揃い踏みしたジュウオウジャーに対して怪人が振り回す近接武器は何かと思ったら三脚で、その三脚に乗せた怪人をぐるぐる回して一斉射撃とか、けっこう酷いフィニッシュ(^^;
ロボット戦でもレオとサワオが揉めるも、お互いにストレートに罵倒し合う関係から見事な連続攻撃を決め、最後はサイストライク。戦い終わり、さわおから釣りを教わるレオ。
「距離が縮まるきっかけなんてわからないものだ」
……タスクは多分、自分が急に懐かれている理由を、まだわかっていない(笑)
「もしかしたらレオくんのやり方が正しいのかもね」
さわお操縦しているアムが言うと、凄く、重いです。
仲良くなったのかと思われた二人、だがしかし、落ち着きのないレオに釣りが向くわけなく大騒ぎに……でオチ。
単品としてはぼちぼち程度の出来でしたが、コミュニケーション方法は人それぞれだし、人と人の関係に絶対の正解なんてない、というテーマは『ジュウオウジャー』らしくまとめました。今回だけだと、ハッキリものを言うのが良い関係、とだけ受け止めれそうな部分が少々強くなりすぎた感はありますが、作品全体としては、大事なのは相手に対してちゃんと向かい合えるかどうか、という大きなテーゼの中に収まっているかと思います。
そういう点ではやはり、どこかでアムが誰かのスイッチを押し間違えて、セラか大和辺りに怒られる、みたいなエピソードは必要かもなーと思うのですが、さてそこまで盛り込めるかどうか。
にしても、釣りのシーンでさわおが凄いイラストの入ったジャンパー着てるのですが……魚拓?
ED、最近始まった投稿ダンスコーナーに、またしれっとあの人達が投稿してくるのではないか、と思って気にしていたのですが……やはり来ました、レジェンドヒーローズ。画面の大きさの関係で、隊長と餃子職人しか認識できませんでしたが、締めの所で各自がポーズ決めるのが格好良くてズルい。
次回、セラ×さわお回…………じゃなかった(笑) てっきり、夏のバラエティエピソード的にレオ×さわお、セラ×さわおを片付けるのかと思っていたのですが、またも割とシリアスな大和回の予感。まあ、大和のニンゲン社会での元々の繋がり、というのは押さえておきたい要素ですし、ここまでコスプレ要素低めだったので、お洒落回も欲しい所ではあったのですが。