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駆け足『仮面ライダーフォーゼ』感想14

〔GYAO!〕で1週間12話ずつ配信されている、『仮面ライダーフォーゼ』感想。タイトル通り駆け足気味で、ボリュームは、その週の視聴ペースと、心身の余裕により増減予定。
◆第46話「孤・高・射・手」◆ (監督:諸田敏 脚本:中島かずき
「私に友が居た事は一度もない。過去も未来も含めて一度もね」 (我望光昭)
自らを人類の進化の頂点に立つ存在と嘯く理事長は、フォーゼとメテオを一撃で粉砕すると余裕綽々で退却。ラビットハッチで治療を受けた校長の提案で我望の隠し部屋から12使徒スイッチ盗み出そうとする弦太朗達だが、爆弾トラップと待ち伏せに引っかかってしまう。一方、レオは病院のもじゃもじゃを人質に取り、呼び出しを受けた蘭は再びピスケスに変身。そこへフォーゼもやってくるが、それはジェミニ爆弾で吹っ飛んだ筈の校長が変身した幻影であった。偽フォーゼはピスケスを不意打ちし、色が青から赤に変わった魚座のスイッチを奪い取る。全ては、蘭に自らの意思で12使徒スイッチを覚醒させる為の、校長の周到な策略だったのだ。
「全部芝居だったって事か!」
「当然だ。私があの方を裏切るわけがないだろう」
獅子忍者を合体マグネットアタックで撃破し、遅れて現れた弦太朗と流星の前で、目がイっちゃった凄く悪い顔になる校長、素敵。最初は正直、スかした橘さんに見えて仕方が無かった速水校長ですが、自己顕示欲と猜疑心の強い小物から、実は筋金入りの狂信者だった、というのは最後に演技力でねじ伏せる感じで収まりました。確かにこれなら、背景も不要。
「おまえが言う友情の絆なんて、我望様の力の前では何の意味もない」
「サジタリウスが理事長で、リブラが校長で、ゾディアーツを作るための学校が天高なら、そこに通う俺達の青春はなんだったんだよ!」
「決まってる。おまえ達も我望様のコマだ」
ただここで、波打ち際で生身で殴り合う弦太朗と校長の図は、諸田監督の悪ふざけというかセルフパロディの度が過ぎた気はします。
「俺達の青春は! ……俺達のものだ。それを汚す奴は、俺は絶対に許さない!」
「速水! おまえは俺が会った中で、一番最低な男だ――変身!」
フォーゼとメテオは続けて変身し、リブラ&レオと戦うが、そこにサジタリウスが降臨し、今日もざっくりやられるへっぽこライダーズ。滅茶苦茶強いラスボスの表現としてはわかるのですが、正直今作、12使徒相手にライダーが苦戦しすぎて、サジタリウスが際立って強いという表現としては物足りないものになってしまっています。
「12個のスイッチが揃った今、私を阻む物は何もないのだ」
ゾディアーツとは、生体ワープの為の超進化生命体だと語った理事長は遂にダークネビュラ経由のワープゲートを開くが、そこへ、ユウキに看病されて途中から忘れられていた半年分の青春を1分程度にまとめられた賢吾が駆けつける。江本の残したデータを調べていた賢吾は、江本/バルゴの狙いが、今この瞬間にあった事を解明していた。ゲートを開いてワープ準備中のこの時、無敵のサジタリウスが無防備になるのだ!
メテオがレオの足を止め、射手座へ宇宙斬りを放つフォーゼだが、リブラ校長が決死のカバーリング! 会心の一撃を受けながらもフォーゼを押し返したリブラは、その衝撃でダークネビュラに吸い込まれていき……
「我望様、見ていただけましたか。私の存在の重さを」
空に顔が浮かんだーーー(笑)
そして、大爆死。
校長ーーーーーーーーーー(笑)
前回今回と、速水校長が目眩のする面白さ。
まさか自分でモノローグつけるとは。
にしても、半ば事故とはいえ、これ、弦太朗に立派なキルマークがついた気がするのですが(^^;
「友達は居ないと言ったな……だけど速水は、身を挺しておまえを守ったぞ! ダチに助けられたんじゃねぇのか!」
「彼は私という太陽を回る衛星だ。私を守るのは当然の事だ。友達などでは、ない」
正直ここ、理事長の言う事の方が正しい気がします(笑)
いや勿論、速水を道具としてしか扱っていない理事長の性根は間違ってはいるのですが、なんでもかんでも「友情」にくくろうとして、「信頼しあう上司と部下」とか、そういった別の良い関係を放り捨てすぎでは(^^; 幾ら作品のメインテーマとはいえ、理事長と速水の関係がもし理想的だったとしても、それは「友達」とは別の関係だったと思うのですが。
「友達を……友達を何だと思ってるんだぁ!!」
なので、凄い勢いで激怒する賢吾の台詞も、ピントがズレた感じに。
後それこそ、12使徒の中で理事長が少しでも友情を感じていたとすれば、江本になるわけですが、つい最近、10年単位で思いっきり裏切られていた事を知ったわけで。むしろ今「友達」という言葉は、理事長が心を閉ざして女子高生と宇宙へ旅立とうとしても陪審員が許しそうなレベルのトラウマスイッチ。
賢吾の全身がいきなり青白く発光すると12使徒スイッチが力を失い、閉じてしまうダークネビュラ。狼狽しながらも何かを察知した射手座は獅子座と共に引き下がり、次回――明かされる賢吾の真実。