前作は未プレイ。現在、プレイ時間15時間程度。
今作オリジナルの世界観で、オリキャラ+既存シリーズキャラクターを操って、歴代シリーズでお馴染みのモンスターと戦う《ドラクエ無双》ゲーム。制作には本家オメガフォースが関わっており、ゲームとしては安定の出来。基本、4人パーティで戦うのですが、『真・三国』や『戦国』が戦場に同僚は居るけど基本的に個人で戦うゲームだったのと比べて、今作はパーティーで戦っている感覚がしっかりとあって、まずはそこの調節が良く出来ています。
そして、本家《無双》シリーズが、プレイアブルキャラクターを動かすのは面白いけど敵のバリエーションに欠ける、という弱点を抱えているのに対し、歴代『ドラクエ』シリーズの豊富で個性的なモンスターが敵である、というのが今作最大の強み。大きさも様々、フワフワ飛んでいるのもいれば地面を這っているのもいる、と多彩なモンスターが細かく表現されています。
ミッション→ミッションという作りではなく、システム的にはフリーミッションを兼ねたフィールド移動をしながらストーリーを進めていく事になり、アクションRPG寄りと言えますが、あくまでベースは《無双》という事で、わらわらと出てくる敵をばったばったと薙ぎ払っていくのが、軽快で爽快。
モンスターコインというアイテムでモンスターの能力を一時的に利用できたり、モンスター図鑑が充実していて討伐システムがあったりと、非常にモンスターを重視したデザインなのがいいポイントを突いたと思います。
とりあえずのちょこちょこ雑感。
- 男主人公の口癖が「たぎってきた〜!」で、天晴さん(『手裏剣戦隊ニンニンジャー』)を思い出す(笑)
- クエスト屋の受付の気のない拍手が凄くイラッとする。
- 安元声でマリベルに対して、「お兄ちゃんって呼んでくれてもいいんだお嬢ちゃん」と話しかけるハッサンが危ない。
- 色々な意味であざとすぎて、そう簡単に騙されないぞ! と思っていたホミロン(いいホイミスライム)が物凄く優秀な戦力で、足を向けて寝られない。
- ミネアが、機関銃兼対空砲兼爆撃機、みたいな感じで強い(便利)。
- 戦場を高速で動き回るキラキラした存在、というメタルスライムの表現が秀逸。
- 歴代シリーズの色々な音楽が使われていて、BGMが豪華。フィールドも戦闘も、音楽が一種類でないのが特に良い。
- プレイアブルのオリキャラ4人は、熱血バカ・委員長・姉御・残念クール(バカ)、という色分けで、悪くはない感じ。……バカ2人が、凄くバカだけど。
- 権力を持ったバカ、危険。
セーブに何故かやたら時間がかかるのですが、ロードは1フィールド(ステージ)をまとめて読み込む形式で、ストレスを感じない程度の時間かつ一度フィールドに入ってしまえば後は基本全てシームレスで読み込みゼロ。データインストール一切無しと考えると、極めて優秀。ぼちぼち進めていこうと思います。