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ウィッチとアラモード

◇『リトルウイッチアカデミア』 第3&5話
諸事情で第4話は見られず。
主人公のアッコは他者に対する敬意がどうも欠けているし、周りを見ないで熱意だけが先走っている事も多いと、個人的にはかなり苦手なタイプの主人公で、実際のところ嫌になるかならないかギリギリの辺りを走っているのですが、強引に周囲から肯定されるわけではないし、劇中で(物理的に)痛い目に遭う事も多く、作り手のバランスを取る意識が見えるのが、今作の良い所。
第3話でも、努力と根性は存分に見せるけど根本的な所で箒に乗れないアッコは優勝させない、という一線がしっかりと守られています。
そして暴走中のアッコをわざわざ拾うダイアナは、本当にいい人。
劇場版の3人組の活躍も自然に織り交ぜて、箒レースを通して主要キャラクターの個性がしっかりと描かれており、面白い回でした。
逆に第5話は、状況を理解しようとせずに他者の判断を軽視し、自分の行動が正義だと信じ込んでいるアッコの視野の狭さの悪い面ばかり出てしまい、話をいたずらに引っかき回して終わるだけという、冴えない出来。
ファフニールとのやり取りや魔女学校の世知辛い現実など、過去と現在を繋ぎつつ世界観を掘り下げる要素が主体なので、敢えて主人公が役立たずのまま終わる諸々布石回という意図だったのかもしれませんが、エピソードの大勢に影響を与えないのであればむしろ良い部分を見せるべきであって、嫌な部分だけが目立ってしまったのは失敗であったように思えます。
落ちこぼれ生徒達のドタバタ劇、と見るにしても話の出来が悪かったですし。
作品として一つ信頼できるのは、劇場版が主人公の問題点を爆発させた上でそこから変化していく関係を軸に描いていた事で、TV版もそこは意識を置いている部分だと思うので、監督の舵取りに期待したいです。


◇『キラキラプリキュアアラモード 第1話
見所は、「もう三日も何も食べていないのです、どうかお慈悲を……あ、スイーツでね」と指定してくる不思議生物。
流れが切れるのお構いなしの唐突な縁取りとか、キャラクターの表情の付け方とか動きとか、演出の方向性が私のイメージする女児向けアニメそのもので、かなり思い切って、目線の低いガチャガチャ感を取り込む方向に舵を切ってきたという印象。女児向けアニメをしっかり見た事があるわけでもないので、本当に単なるイメージですが。
OP明けにいきなりのミュージックスタートからケーキ作り出したので、これはケーキ作りの歌とか始まるのかと思ったらそうでもなく、実写まで取り込んだ割にはひとりでできないもんでは……と思っていたらED後にクッキングコーナーありましたが、これも凄いクロックアップしていてとても手順を覚えられそうにないのですが、対象年齢考えると、実際に作ってみようというよりも、まずは興味を持ってもらおう、という狙いでしょうか。
お菓子作りパートをどう本編と融合するかは、試行錯誤中、という感じ。
母の電話を取ってから無言で見せていくのは暮田さんらしい所かなと思いましたが、顔を青ざめさせる影などは、やはり明確かつ早め。
「帰って、こられないって……空港に行く直前に、 政府軍の空爆急病の患者さんが居たみたいで、いつ帰れるか、わからないって」
初登場がケーキ作りのシーンだったので、お母さんはフランスにパティシエ修業に行っているとかファンシーな感じかと思ったら、国際的な医療活動に従事しているという重めの設定は予想外でしたが、母親不在がちの家庭で年頃の娘との距離感に悩む武辺の父、というのを親子テーマで背骨の一つに据えるとするなら、面白そうな要素。
「見事なクッキーだなぁ」
は軽くからかっているのかと思ったら、素だったという辺りの距離の掴めなさとか、意識している感じですし。
初登場といえば、どうしてお父さんの初登場シーンは、風呂上がりのガウン姿?! とおののいていたら、空手着でした。アバンの絵は、もう少し黒帯をハッキリ見せて良かったような……(笑)
戦闘始まって、ジャンプ力と鋭敏聴覚、というウサギの力の見せ方は良かったです。今作では肉弾戦封印という話は小耳に挟んでいたのですが、ではどうやって戦うのかというと
おまえをショートケーキにしてやろうか!
で、生クリームに埋めて窒息させるって、割とエグい。
むしろ殴るよりエグい。
今後の展望としては、
「そんなにキラキラが食べたいのなら食べなさい……このプリキュア特製スイーツわんこそばを、腹が割けるまで! 腹が割けるまで!」
「……ぐふぅ?! うぐ……も、もう、無理……これ以上、食べられながほっ?!」
「無駄よ! このスイーツファイト空間では、一度椀に入れられたものは、必ず完食しなければ脱出不能! ジャッジメント!」
「ぐ、おのれプリキュアぁぁぁーーー!!(爆発四散)」
みたいな事になるのか。
現時点では、物語云々というより演出のテンポが肌に合わない感じなのと、作品の方向性が私の興味の範囲外になりそうな雰囲気が強いですが、とりあえず、主要メンバーが揃うぐらいまでは継続してみようと思います。
あ、定番ですが、まずは最初にメンバー5人を、それぞれのモチーフスイーツと絡めながら顔見せしたのは良かったです。
次回――「分量はきちんと計ってくださーい!」
圧倒的正論が来た。