はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2019〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『ビーファイターカブト』感想22

◆第33話「つかめ!!伝説の神剣」◆ (監督:三ツ村鐵治 脚本:浅香晶)
ビーファイターアゲハへの覚醒に喜び、有頂天で変身と戦闘のイメトレを繰り返すソフィー。……今こそ、セミの戦士の説教が必要なのでは(笑)
そこへ飛んできた老師から、富士山麓が“昆虫の聖地”と明かされ、謎の剣を呼び出そうとバイオリンを奏でるソフィーだが、何故か剣は姿を現さない。
「昆虫界は音楽家だらけじゃ。コオロギ、スズムシ、キリギリス、みんな、生まれながらの芸術家じゃ。ちょっと特別な力を持てたからといって、すぐに浮き足立つような人間とは違う」
老師がソフィーの思い上がりをたしなめるのですが、そもそも作品コンセプトとして、“手に入れた力に舞い上がって慢心を抱くような人間は昆虫魂に選ばれない”のでは、と思うのですが、浅香さんの、目先の展開(アイデア)を優先して土台や柱をあっさりハンマーで叩き壊す病が発症(^^;
或いは前回もそういう可能性を匂わせる台詞がありましたが、重要だったのはソフィーの人格ではなく、ソフィーの音感だったのか。
マザーによるセイバー捜索の命令を受けてビークラッシャーが出撃し、マザーに服従するというよりも、自分たちの興味がある事を楽しむというスタンスだったビークラッシャーが、畏怖と同居する忠誠を誓っていたデズルが退場した途端に、マザーに対する温度差が無くなってしまったのも違和感を覚えるのですが、これは演出サイドの問題もありか。
ビークラッシャーの襲撃によりカブトンとアゲハは次々と川落ち。アゲハをかばった老師は囚われの身となり、ジェットコースターにくくりつけられたり射的の的にされたりと、散々いたぶられる事に。
2頭身に近い老師を鎖で縛り付ける絵があまり気持ち良くないですし、ジョーカーキャラだった老師がやたらと狼狽しているのもやはり違和感なのですが、物語の積み重ねを活用するのがあまり得意ではない浅香脚本と、『ブルースワット』以降どうも冴えない三ツ村監督の演出が、非常に悪い形で科学反応。
老師の真心を知り、自らの思い上がりを反省したソフィーが再びバイオリンを奏でると、ビーファイター+老師とビークラッシャーは、謎の剣の眠る洞窟内部へとまとめて転移。
「我は、アストラルセイバー」
喋った。
「遙か、遙か時の彼方……大いなる光と、大いなる闇の戦いありき」
つまり……
コプーは正義! ドルゲは悪!
多次元世界に幾つもの光の力が散らばったと語る昆虫神剣アストラルセイバーの声は、翌年の『電磁戦隊メガレンジャー』、そして2000年には『未来戦隊タイムレンジャー』でボスキャラの声を演じる事になる大友龍三郎さん(個人的には、『爆走兄弟レッツ&ゴー』の大神博士役でファン)。
どうせだったら美少女バイオリニストに使われたい、とセイバーは手を伸ばしたサソリを拒絶し、4vs4で激突するビーファイターとビークラッシャー。
「アストラルセイバーは絶対に渡さねぇ!」
てーててってててれてれてれてっててれ てーててってててれてれてれてっててれ!
(過剰反応)
アゲハはメダルと剣をカブトンにレンタルすると、お花キャノンを装備してカマキリを撃退し、カブトンが剣を使わないどころか、インプットライフルはおろか個人の強化装備すら出番の無いまま戦闘終了(笑)
折り返し地点まで引っ張った割には、先輩登場以降の今作はどうもドタバタしていて、一つ一つのギミックの扱いがおざなりなのは気になります。
ビークラッシャーは撤退するが、昆虫神剣は再び姿を消してしまい、ソフィーは剣を扱う鍵となるメダルを甲平に託して帰国。
「今度会う時は、立派なビーファイターになってます」
「お主はもう、立派なビーファイター。花の戦士、アゲハじゃ」
ソフィーはLVが上がった!
ソフィーは特攻精神を身につけた!!
代わりに人間として何か大切なものをうしなった気がする!
代わりに人間として何か大切なものをうしなった気がする!
代わりに人間として何か大切なものをうしなった気がする!
「ありがとうおじいちゃん!」
ソフィーは高原を伸びる道路を歩み去って行き…………再会を約した清々しい別れ、という演出意図はわかるのですが、幾らなんでも、土地勘の無いお嬢様を電車も路線バスも走っていなさそう土地で放流してどうするのか。昆虫魂に覚醒した今、山野を突っ切ってフランスまで辿り着けるのか! 一番野生に近いゲンジは、迎えの車が来ていたのに!
そうだまずは、立派なビーファイターとして筋肉をつけるのだ!!
「アストラルセイバー……奪え! 奪え! 8枚のメダルを揃え、大いなる闇を迎えよ!」
メルザードではマザーが大興奮、でつづく。
ここしばらく、甲平・健吾・蘭が並んで立っていると妙に間抜けな絵に見えるのが気になっていたのですが、健吾が割となで肩で、ワイシャツだと立ち姿があまり決まらない上に、服装が平凡すぎてヒーロー物としては背景に埋没してしまうのだな、と解決。キャラクター的にあまり派手な服装には出来なかったのでしょうが、甲平と方向性が被り気味の事もあり、今回のように、メインキャラが別に居て背後からそれを見守る描写が続くとますます埋没が進んでしまうので、もう少し、服装にアクセントつけた方が良かったのではと思う所。


◆第34話「制圧!?BFビーファイター敗北の日」◆ (監督:東條昭平 脚本:宮下隼一)
OPにビークラッシャーと追加ビーファイター4人が加わり、劇中より一足早く8人が並ぶシーンなど、結構格好いいマイナーチェンジ。そして本編では、秋モードで健吾に上着が戻って服装問題が解決。
アストラルセイバーを手に入れる為にマックがメダルを集めて来日するが、それを感知したメルザードによりビークラッシャーの襲撃を受ける。メダルを日本に持ち込んだ事が敵に知られている事にマックが驚くのですが、知られた理由は適当なメルザード監視カメラなので、変にツッコませない方が良かったような(^^;
マックは空港でナンパしていたスチュワーデスに変装したハチによりまんまとメダルを奪われてしまい、率直に、どうせ集めて回るならゲンジに運ばせるべきだったと思います。
そんなマックが表面は平静を装いながらも雪辱に燃える姿を、握力で湯飲みを砕く姿で描いたのは定番ですが格好良かったですし、さりげなくマックに気を遣う甲平は毎度ながらいいヤツ。
ビークラッシャーが所持するものと含めて7枚のメダルを集めたメルザード側には、いきなり飛んできたアストラルセイバーが自己紹介を開始。メダルホルダーを首からぶら下げたサソリがセイバーを入手し、マザーから最後のメダルを奪えと指示を受けたビークラッシャーは、ギドーバの大群を従え、大規模な地上侵攻を開始する!
カブトン達はネオビートマシンで出撃し、マックはトンボウガンを手にビークラッシャーへと挑むが、ヤンマ一人でどうにかなるわけがなかった。
結局、戦闘機部隊そっちのけで加勢に向かうビーファイターだったが、セイバーを持って現れたサソリはビートマシンの攻撃を跳ね返し、あまつさえインプットライフル、登場3回目で役立たずに(笑)
「地球最大の危機……絶体絶命だ」
世界各地の大都市もメルザードの同時侵攻を受ける中、メダルに反応して脈動する昆虫神剣。
「解放せよ……大いなる力を……」
「闇を振るわす内なる衝動! これこそ2億年前、我が誕生の際に刻まれた記憶! それが甦ろうとしているのだ……我が使命を告げんとして」
「今こそ……今こそ語らん。大いなる力の秘密を。超次元昆虫伝説を」
セイバーが突拍子もない事を口走った所で、つづく。
次回――まさかの磁雷神。つまり聖徳太子は昆虫戦士だったんだ!!
仕方ない部分もあるのですが、次回予告でいいとこ全て見せてしまうパターンの予感(^^;