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『ドラゴンクエストビルダーズ』始めました


 世界が闇に閉ざされてより数百年……竜王支配下に置かれ、魔物達が跳梁跋扈するアレフガルドの地において辛うじて生き延びていた人類は、今や文明のほとんどを失い、創意工夫によって何かを生み出す知恵も忘れ、その日その日の生にしがみつくだけの日々を送っていた。だが、全てが魔の暗闇に押し潰されようとしている世界に、最後の希望の光が灯る。それは、“ものを作る能力”を持った伝説のビルダーの目覚め。今、アレフガルドを復活せよ!!
大ブームを巻き起こした『マインクラフト』に代表されるサンドボックスゲームに、『ドラゴンクエスト』シリーズの世界観を組み合わせた、サンドボックスRPG。
物語の舞台は、ある選択により闇に包まれてしまったアレフガルド。精霊ルビスの導きによりどことも知れぬ洞穴の中で目覚めた主人公は、己が何者であるのかを知らぬまま、内なる情熱と閃きに従って、ものを作り出す事で、人々に希望を与えていく事になる……。
ゲーム始めて驚いたのは、導入から想像していたより遙かに、人類文明が衰退している事。
人々は、ひのきの棒すら、拾ったものを使う事しか出来ず、火は起こせるものの、それをたいまつの形にする事はできない……そこに現れた主人公が、素材を組み合わせて新しい物を作り出す姿に人々が感化され、刺激を受けて……という、ファンタジー的な闇の世界に光を取り戻す、よりも更に一歩具体的な、文明再興の物語という作りになっています。
世界はブロックで構成されており、主人公はそれを破壊する事で素材に変え、もの作りに使用可能に。具体的には、地面を攻撃して破壊する事で、「土」ブロックという素材となり、それを自分の好きな位置に配置し直す事ができます。草や木などのオブジェクトも破壊する事で「じょうぶな草」や「太い枝」に代わり、そこから新たな道具を創造。そして、最低限の条件として「壁」と「扉」と「灯り」を設置する事により、「家」を作り出し、街を再建していく、というのが基本的な段取り。
その過程で、新たな作成物を閃き、少しずつ増えていく住人のリクエストに応え……と、いうのが基本の進行ですが、素材探しに延々とフラフラしたり、敢えてひたすら遠出をしてみたりと、その過程はかなり自由。その一方でストーリーを進めると次々と作れるものが増えていくので、話を進めたくなる動機もしっかりと組み込まれています。
基本の基本の素材となる「土」は、野外ではただの自然の段差なのですが、一度破壊して素材アイテムとし、それを積み上げる事で人類にとっては「壁」となり家屋を為す、つまり、都市を復興して人類文明を再興する為には、必ず自然に手を加えなければならないというのが、非常に秀逸なゲームデザイン
本家『マインクラフト』は未プレイなのですが、基本の基本にこういう知的興奮の生じるゲームであったのか、と成る程納得。
特に今作の場合、崩壊した人類文明の再興、という目標が明確なので、そのトレード関係が非常にわかりやすくなっています。
木材を手に入れる為に街の近くの手頃な樹木は次々と伐採し、そこに銅や石炭の鉱床が見えているならば、掘って掘って掘りまくるのです! 環境への配慮? 資源の保護? そんなものは、人類の夜明けの為には知った事かなのです!
…………という、罪深いゲーム。
ところでゲームが進むと拠点の街をモンスターが襲撃してくるようになるのですが、ものは試しと街の外周にぐるっと空堀を造ってその底に罠を仕掛けてみたら、モンスターが面白いように落ちる落ちる(笑)
恐るべし、人類の叡智・城。