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『ビーファイターカブト』感想28

◆第40話「駆け抜けろ恋の迷宮」◆ (監督:東條昭平 脚本:小林靖子
フリオから貰ったケーナで蘭がチャリティコンサートに出演する事になり、意外やいい感じネタが継続されていた。第36話でも二人のデートが描かれましたが、こういったキャラクターの継続性を拾うのは小林靖子らしいですし、この時期はやはり、扇澤さんの影響があるのかな、と思うところ。
そこにやってきて、女の子の一途な想いが技術を超える、とか言い出す世界的バイオリニストの筈の花の戦士。蘭と同じコンサート出演にやってきたソフィーは甲平にそれとなく視線を送るが、当の甲平は「女なんてどうせロマンスより食い気だろ」と残念な反応。そんな折、付近で異常なエネルギー反応が検知され調査に向かった4人は、ビークラッシャーの罠にはまってしまう。
地下洞穴に引きずり込まれたカブトンを待ち受けていたのは、ムカデとカマキリ。カブトンを追うも洞穴の仕掛けに翻弄されるクワガーは十字架に磔にされたカブトンを発見し、その首がぽろっともげる映像はかなりショッキング。
正体は偽物の人形なのですが、落ちた首を拾ったクワガーが、
「爆弾だ!」
ヒーローの頭を投げ飛ばす映像は、多分意図していないところでショッキング(笑)
爆発に巻き込まれて重傷を負った健吾はテントウとアゲハに発見されるが、カブトンを心配するアゲハが暴走気味でそのまま置き去りにされ、今回はひたすら酷い扱い(^^; 現在地が明らかに敵の手中である事を考えると、敵陣の真ん中に無力な状態で放置されている事になり、生き残れたら退職届を出しても受理されるレベル。
こういう時こそ、アバンかオチでゆいちゃん出して健吾のナチュラルモテ描写でフォロー入れる所だと思うのですが、特にそんな事も無いのでひたすら不遇。別にここ最近で良い個人回があってその反動というわけでもないので、溜まっている有給休暇を申請して河童を探す旅に出ても許されるレベル。
地下空間に閉じ込められてムカデ&カマキリと戦うカブトンだが、ガスの配管が損壊し、大量のガスが噴き出してしまう。このままで大きなガス爆発で地上の建物が吹き飛んでしまう、とカブトンは必死にガス漏れを食い止めようとし、大爆発の危機・カブトン自身の危機、という二重のスペクタクルになるのですが、ガス漏れを手で押さえようとする無防備なカブトンを背後から攻撃しているのに、ちっとも倒せないムカデとカマキリの株価が奈落の底まで落ちる事に。
ここで、ビークラッシャーをこれ以上落として、どうするのか(^^;
その頃、カブトンを探す蘭とソフィーは洞穴内部で炎にまかれてしまい、絶望するソフィーを励ます蘭。
「ソフィー、あなたのパワー、甲平を想う気持ちでしょ?! それって、そんな弱いものだったの?!」
「そうよ、そんな力なんにも出来ない。そんな力じゃ、なんにも出来ないんだわ」
つまり必要なのは、ロマンスでなく筋肉。
「ソフィー、あなたが信じたいと思う力を信じてよ! たった一人の為に戦う力が、地球や、平和の為に戦う力を、超える事だってあるわ!」
個人の信念と英雄の大義を掛け合わせていて、面白い台詞ではあるのですが、毎度の事ながら『ビーファイターカブト』という物語の積み重ねとはあまり関係なく、むしろ「挺身」と「特攻」の戦士であるビーファイターにとってはネガティブなテーゼともいえ、フラフラと定まりません。
決して諦めない蘭の姿、その蘭がフリオとの約束を胸に秘めている事を知ったソフィーも発奮、二人はムカデとカマキリを撃破してカブトンを助け出し、チャリティーコンサートは無事に開催されるが、残念ながら甲平の感想は「女は怖い」なのであった。
前回に続いての閑話休題キャラエピソードでしたが、改めて、BCは最低でも一人一回ずつ作戦担当回をやるべきだったし、メダルの4人もそれぞれ掘り下げエピソードを合間にねじこむべきだったな、と。
まあメダルの戦士は設定が設定なので、何しに日本に来たのか、というのが難しくなりますが。前回今回とキャラ回を入れられたのは良かったのですが、色々と手遅れ気味。しかも、絶滅兄弟と虫けら兄弟を交互に目立たせる都合により、敵サイドの印象はこれといって濃くならないままなのが辛い。
次回――あっさり再起動。