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『激走戦隊カーレンジャー』感想2

◆第2話「踊る騒音公害」◆ (監督:小林義明 脚本:浦沢義雄
クラシックカーで出勤するペガサス社長が登場し、金の大事さを繰り返す社長の長い朝礼に5人がダレていた所(いつもの光景という演出)、勝手に作った秘密基地から出てきたダップ、社長を車マジックで眠らせて開発中の武装ギガフォーミュラーについて語りだし、今回も傍若無人
……早くこの生き物、段ボールに詰めて宇宙の果てに送り返した方がいいのでは。
ダップの長い話にメンバーが次々と逃げ出す流れで、
赤:陣内恭介はテストドライバー
青:土門直樹はデザイナー
桃:八神洋子は経理事務
緑:上杉実は営業
黄:志乃原菜摘はメカニック
と、それぞれの業務が判明。
……ペガサス自体が何をしている会社なのかいまいち不明瞭なのですが、テストドライバーが居るという事は、自動車整備や新車の開発のみならず、レーシングチームも運営しているのか。会社の前に積んであった大量の角材は、いったい何に使われるのか。
OPでも気になるど派手な赤いジャケット姿で、基礎体力作りの為にランニングしていた恭介は、巨大なリーゼントを持ったボーゾック怪人、BBドンパと遭遇。
「おたく、何してんの?」
平然と話しかけ、基本的にメンタル強いな、恭輔(笑)
宇宙のベートーベンと呼ばれるBBドンパが指揮棒を振ると、クラクションを鳴らしながら自動車が空を舞い始め、基本的にこの世界では、車に意志がある模様ですが、無機物に意識があるのは浦沢時空だと思えば当然なのか。
そしてドンパの目論見とは……
「自分たちを優れた歌手だと勘違いした車達が、チーキュの大空でクラクションを鳴らす。するとその音は宇宙の騒音となり、怒った宇宙人達がチーキュを攻撃する」
まさかの人任せ(笑)
第2話にして、悪の組織(暴走族ですが)が他の戦力をアテにする、という危険球。そしてこの世界の平均的宇宙人は、音がうるさい、と問答無用で星間戦争を仕掛けてくるのが当たり前なのか。早くも見ている側の正気の基準が激しく揺さぶられます。
「いくら激走戦隊カーレンジャーが強くても、全宇宙の宇宙人を相手にしては戦えまい」
「おまえもしかして、ボーゾック?」
そして今気付く恭介は、派手なコスプレだと思っていたのか、このぐらいの変態は幾らでも居る世界なのか、物差しをどこに置けばいいのか凄く悩みます!
雑魚構成員が出現して恭輔はレッドレーサーに変身し、ボーゾック発生、のシグナルサインでメンバーに連絡。
「車達よー! 歌えやー、踊れやー!」
「このままでは、クラクションの騒音を出しまくる地球が、宇宙の敵になってしまう!」
第2話にしてかなり踏み絵っぽいネタなのですが、今になって見ると素直に面白い。リアルタイムでこれを見せられたら、物凄く人を選びそうだなぁ、と思いますが(^^;
ドンパの指揮でクラシック調のメロディに合わせて舞い踊る車、単身で敵に囲まれて苦戦する赤、ゴーカートで急ぐ仲間達、が音楽ぶつ切れの細かいシーン切り替えで描かれて映像的にも混沌を呼びつつ、十字路の中央で膝をついたレッドの周りに、構成員を蹴散らして四方から走り込んできた仲間達のゴーカートが、ハンドル切って急ブレーキでスピンも決めて集う、というのが地味に格好いい。
「戦う交通安全! 激走戦隊、カーーーーーレンジャー!」
空飛ぶ車で直接物理攻撃してくるドンパに苦戦するカーレンジャーを目にして、ギガフォーミュラーを完成させようとペガサスに戻るダップ。会社では目を覚ました社長のキックでギガフォーミュラーが偶然完成、とわざと雑にしている所が目立ちますが、宙を舞う車の攻撃を受けるアクションの方は、かなり派手かつシリアス。
そこへダップの乗ったギガフォーミュラーが突っ込んできて、説明書を読むというギャグが入るのですが、今見ると、ファイズギアにも説明書入ってたしな!(『仮面ライダー555』)とあまりギャグっぽく感じなくなっているのは、それはそれで駄目なのではないか自分。
なお戦隊的には、スーツの電子頭脳などにマニュアル同梱というパターンが存在するので、これも定番崩しのギャグの一種なのかと思われます。
ギガフォーミュラーは個別武器のフォーミュラーウェポン、そして組み替えにより合体武器のフォーミュラーノヴァとなり、逃走するドンパを後ろから狙撃。なんとか宇宙酒場まで逃げ延びるドンパであったが、その体から発する大音量が宇宙の騒音公害認定され、通りすがりの宇宙船が撃ち込んできた破壊光線により木っ端微塵に消し飛んでしまうのだった(笑) ギャグめいた描写なのですが、爆発四散したドンパの右腕の先だけが残る、という最期の映像はけっこうエグく、因果応報といえば因果応報ながら、いきなり他人の家に破壊光線ぶち込んでくる通りすがりの宇宙人が怖すぎて、宇宙は今、世紀末。MAY DAY! MAY DAY!
戦い終わって平和な会社、目を覚まして電話を受けた社長は何やら奥さんに頭が上がらない様子で、勝手に間借りしているハザード星人は、完成したギガフォーミュラーを磨きながらほくそ笑むのであった……で、つづく。
ところでカーレンジャーのスーツ、女性も含めて全体的に肩幅拾いマッチョ体型に見えるのですが、同期のビーファイターといい、この時期の流行りだったのでしょうか。或いはアメコミ調イメージの一貫なのかもですが。
次回――横断歩道は、左右よく見て渡れよ!