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『激走戦隊カーレンジャー』感想14

◆第21話「カーナビを超えたカーナビ」◆ (監督:田崎竜太 脚本:浦沢義雄
修理した八百屋のトラックを届けがてら洋子を銀行まで乗せていく恭介だが、方向音痴の洋子のしっちゃかめっちゃかな道案内に振り回されている内に、トラックは交番ベースに衝突。
「君が壊した物はなにかな、一般市民」
気がつくと宇宙人から地球人への呼称が「一般市民」で統一されていますが、「チーキュ人」だと発音しにくい上にわかりづらいですし、繰り返しギャグとしてもセンスの良いチョイスとなっているのはさすが。
その頃、ボーゾックでは、ゾンネット歌謡ショーが行われていた。
この歌謡ショー、本当に歌謡ショー以外の意味が全くないのですが、しっかり歌謡ショーらしく演出されていて、宇宙でも歌謡ショーは歌謡ショー。
「ボーゾックとしては、割とたかーい給料を払って雇っている、宇宙の悪のコンサルタント、リぃーッチハイカー教授、呑気にゾンネットのわけのわかんない歌を、聴いている場合かーーー」
総長、割と酷い事を言った。
ガイナモにせっつかれ、歌謡ショーを呑気に楽しんでいたのではなくボーゾックがカーレンジャーに勝てない理由をじっくりと考えていたと言い訳した教授は、理由を問われて苦し紛れに
「宇宙の疫病神に取り憑かれているから」
と発言(笑)
「お祓いをするべきです。そして、カーレンジャーを捕まえ、生け贄にして、お供えすれば、疫病神も、満足して去って行くでしょうよ」
「そんな事できりゃ、苦労しねぇだろうが!」
「ボーーーゾックに、出来ない事があるのでしょうか!」
勢いだけの会話に乗せられたガイナモは、ボーゾック一の祈祷師・AAアバンバをチーキュへと送り込み、なんだか、浦沢脚本の執筆過程を見せられているような気になってきます(笑)
ボーゾック警報にさっそく赤と青の車で出撃するカーレンジャーだが、透明化能力を持つ怪人に苦戦し、男性陣が生け贄として魔法の檻に捕まってしまう。自分のナビゲーションミスがまたもピンチを招いたと落ち込む洋子だったが、残った3人で武器になるようなカーナビを作ろう、と突飛な発想に辿り着き、洋子、菜摘、ダップの3人は、ボーゾックが生け贄の儀式を行っている間に新装備を開発。
菜摘の技術力とダップのクルマジックと洋子のアイデアとサポートにより完成する新装備だったが思うように動いてくれず……しかし洋子の流した涙によって起動するのであった!
物凄く適当なのですが、そもそもクルマジックパワー、星座伝説的な力なので、乙女の涙でマジックアイテムが起動するのは宇宙の真理なのか。カーナビに向けてすがるように叫ぶ洋子を下から大写しにしたカットは、正直可愛く撮れていませんでしが(笑)
赤青緑がくくりつけられたロケットに火が入り、発射までカウントダウン、いざ大気圏突破で灰になるというかつてない絶体絶命のその時、導火線を切り裂くバイブレード。駆けつけた桃と黄はカーナビアイテムで怪人の透明化を見破り、最初に放つ攻撃がカウンターの鳩尾パンチというのが、カーレンの肉弾攻撃、ホント容赦ありません。
カーナビは銃型に変形すると標的をどこまでも追い詰める凶悪なホーミングバレットを放ち、オートパニッシャーと組み合わせて放つ強力なビームで怪人をシュート。巨大化した怪人は透明化能力でサイレンダーを蹴散らすが、カーナビ搭載のRVロボの前に敗れ去るのであった。
前回に続いてのアイテム追加回でしたが、かなり大雑把な出来(^^; カーレンジャーが新装備を開発する事になる大苦戦が、リッチハイカー教授の「周到な作戦」ではなく「苦し紛れの言い訳」に端を発するというのは今作らしいですが、あまりにも正攻法を避けよう避けようとしすぎて面白くなくなってしまった感があります。
それにしても菜摘の技術力が回を追うごとに凄くなっていきますが、仮にチーキュが花火になっても、菜摘はボーゾックに移籍して、ボーゾック一のメカニック・SS(スパスパ)ナツミとしてやっていけそう。
次回――(違反者を、倒せ……交通違反者を倒せ……。邪悪な信号無視を許すのか。完全破壊しろ。部品一個この世に存在させるな)「歩道の無い道は、端っこの方を歩こう」。