◆タイキさん
>そこから一度「等身大」をキーワードにして人間とヒーローとは何なのか?という辺りをかなり模索していたそうです。
高寺さんがそこで「社会の中のヒーロー」というポイントを突いたのは、後の『クウガ』も考えると面白いですよねー。
>カーレンジャーとダップって「大人」と「子供」の対比にもなっており、通常の戦隊であればこの立ち位置って逆なんですけど、
>そのズレから生じる所が面白いですよね。
ああそうか、メンターである司令官と隊員達、という構造と逆になっている、というのは凄く成る程です。「大人と子供の関係」という構図を常にメタファーとして示しつつ、カーレンジャーが失わない「社会性」がダップを成長させていく、と捉えると、凄く良く出来てますねぇ……。
>だって勝手にVRVマシンだけ託してビデオメッセージ仕込んではいさよならしちゃうような父ですから、何となく
>「この親にしてこの子あり」みたいな感じが伺えます。ダップの狂気って半分くらい父譲りの部分もあるのじゃないでしょうか。
ある意味、王道ですよねマスター(笑) ハザード星の「戦士」の血筋なのだと思うと、これも周到な仕込みのネタなのでしょうか(笑)
>この終盤の展開ってまるでボーゾックがエグゾスに利用されただけの根が良い人達みたいな印象に持って行こうとしているというのがムカつきます(笑)(←褒めてます)
かなり露骨に誘導してますよね(笑) まあ今作その辺り、騙されてもいいか……的な巧さがありますが。
>思ったのですが、クルマジックパワーって結局「星の力」なのか「思いの力」なのかがちょっと分からないんですよね。
その辺りはなんか、混ぜて濁した感じありますよね。レトリック的には、星の力=太陽光線、思いの力=太陽光発電、みたいな感じなのですかねー。
>今まで恭介達が明確にこのテーマを意識して向き合う描写が足りなかったので、もう少しその点を補強して欲しかったという思いがあります。
基本的にそこは無視していましたし、中盤の強化展開は特に「夢」と繋がっていなかったので、積み重ねがあまり無いのは、色々拾って綺麗にまとめただけに、惜しかったですね。
>よくよく考えればこれって原点たる「ゴレンジャー」の「カシオペア(五人が最終回限定で使う必殺技)」のパロディではないかと思いました。
そんな技があったのですか。時に揶揄とも見えかねない作風の今作が、初代をしっかり意識して作られていたと考えると、面白いですね。