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『ウルトラマンジード』感想・第14話

色々と勘案した結果、バンダイチャンネルで単話購入。
◆第14話「シャドーの影」◆ (監督:市野龍一 脚本:根元歳三
見所は……見所は……
格闘戦を始める前にネクタイをゆるめるGメン先輩ー! 素敵ーーー!!
すみませんちょっと興奮しました。
総集編ラスト、レイトのこぼした言葉をきっかけに、2クール目にしてようやく秘密基地に呼ばれたモアは、ライハ、そしてペガと顔合わせ。リクとライハの甘い生活(妄想)よりも、ペガが中学の頃からリクと一緒に行動していた、という衝撃の事実を知らされる。
「うん、モアとも一緒に暮らしてた」
「じゃあ、リクくんが、中学2年の冬休み、2人で、映画に行った時も?!」
「僕も居たー! 映画館は、暗くていいよね」
エトセトラエトセトラ……甘酸っぱい青春の思い出を無邪気に切り刻まれ、深刻なダメージを受けるモア(笑) モアはそれなりに好感度を積み重ねてきているので、面倒くさい女にならずに、素直に可哀想で楽しめる(え)シーンになりました。
横でうんうん頷いているので、リクも一応、記憶はしているみたいですよ!
隣でなんだかいたたまれない表情になっているライハとは、ペガも同居しているという事は同棲ではなくルームシェアリングであるという脳内説得と、その後ドーナッツを中心にしたお喋りの中で、なんとなく友好度が上昇。ライハは表向きのキャラ付けほど人付き合いが悪いわけでもないので適切な距離感に変化しつつある雰囲気ですが、モアの心中に気付いているのか気付いていないのかは、どちらとも取れる描写。決まっていないというよりは、現時点ではまだ、視聴者に対して濁している、といった感。
「実は……ゼナ先輩の様子が、最近おかしいの」
長らくペガの存在に気付いていなかった事から、身近な人でも見えていない事がある、とこぼしたモアに反応したのは、昼日中から背広姿で公園に居たZレイト。
………………やっぱり解雇されたのでしょーか。
伊賀栗家の現状が大変心配です。
そもそもシャドー星人とは、好戦的な侵略者、冷酷で残忍な宇宙ゲリラであり、ベリアル軍との戦いにおいてシャドー星が壊滅した後、生き残りが何を考えているのかはわからない、とゼナへの不審を語るZレイト。
色々曖昧だったAIB、そこに所属しているから問答無用で正義の存在というわけではないのなら、もっと早めに布石を置いておくべきだったとは思いますが、視聴者の疑念を劇中人物から口にさせて物語に組み込んでくる、という見せ方自体は嫌いではありません。
こっそり1人で動いているゼナを気にしつつも、Zレイトに対して先輩を擁護したモアがGメンアジトへ戻ると、極秘任務で別の星へ向かったというゼナの代理として、別のシャドー星人が。
「僕はクルト、シャドー星人のクルトです」
ゼナと比べて爽やか系のクルトの地球文化ギャップネタや、共同任務がしばらく描かれ、促されるままGメン先輩への印象を語るモア。
「ゼナ先輩は、口も動かないし、笑わないし、あんまり自分のこと話してくれないからよくわからなくて。でも、いい人だと思います」
だが、爽やかな新任Gメンだった筈のクルトは実はゼナを監禁しており、機密データにアクセスすると、怪獣を召喚。
「栄光への道は、再び開かれた。時空破壊神ゼガンよ」
クルトがマジックアイテムを虚空に向けると、立ちこめる白い霧が街を覆っていき、そこを水中のように泳ぐ魚類+甲殻類デザインの怪獣が現れる、というのは格好いい演出。リメイク怪獣なのかは知りませんが、好みのデザインです。
屋上で怪獣に向けて手を伸ばすクルトだが、その背後に、拘束を脱した鉄仮面先輩が登場。
「ゼナ! どうして?!」
「詰めが甘いな。最後まで油断するなと教えた筈だぞ」
「……ゼナーーー!!」
予告から鉄仮面先輩回を期待させておいて、今回ずっと捕まっているだけだったらどうしようかと思ったので、見せ場のアクションシーンあって、本当に良かった(笑)
「さすがです。それほどの力を持っていながら、なぜあなたは戦いを捨てたのですか?!」
ゼナを糾弾したクルトは、2人の激突を目にして戸惑うモアへと笑顔を向ける。
「騙されるな! そいつは表情を変えるための特別な訓練を受けている。敵地に潜入し侵略する為の、偽りの笑顔だ」
「偽りの、笑顔……」
かつてのゼナ最後の教え子であったシャドー星の戦士クルトは、シャドー星の栄光を取り戻す為にと称し、怪獣と融合。暴れ回る怪獣を前にリクはジードへと変身するも苦戦し、モアは思わず先輩の前で「リクくん!」と叫んでチェックを受けてしまう。
人々が逃げ惑う中、背広姿のZレイトがゼロへと変身し…………やっぱり解雇されたのでしょーか。
今回、レイト(本人)が、一言も、喋らないので、非常に心配です!
「おいおい、早くもグロッキーか?」
「これから本気出すとこだよ!」
妻子持ちサラリーマンの社会生活には割と無頓着なウルトラヤンキーがウルトラフリーターと軽口を叩いていたら、本気出したゼガンが時空歪曲光線を発射。危うく異次元空間に飲み込まれそうになったジードは本気出してヒゲスラッガーを発動するが、ヒゲ光線とゼガン光線がぶつかりあった結果、周囲の者を無作為に飲み込んでいく巨大な時空の裂け目が出現してしまう。
第12話で無双したヒゲスラッガーですが、弱体化とまではいわない範囲に収めつつ、リク自身の未熟さから突発的な緊急事態に力を完全に制御しきれない、というような扱いにしたのは悪くない用い方。中で必殺光線の形に手を構えたまま叫ぶリクがどうしても間抜けですが! ……この絵面には慣れる気がしないのですが、最終回までこのままの可能性が高そうだなぁ……。
「レイト、ちょっと荒っぽい真似させてもらうぜ」
危機的状況を食い止める為ぶつかり合う光線の間に割って入ったゼロビヨンドは、二つの光線を弾き飛ばして裂け目の拡大を阻止するという凄まじい力を見せるが、その余波で、モアが異次元空間へと飲み込まれてしまう! でつづく。
ただでさえ度重なる怪獣の出現で経済状況が悪化していそうなこの世界、これからマユの学費もどんどん増していくというのに伊賀栗家の家計の行く末はとても心配ですが、オーバースペック気味なゼロビヨンドの力の振るい方としては、納得できて格好良かったです。
次回、シャドー星人クルトは何を望むのか、そして、“大切な人”の喪失に、リクは男を見せられるのか?! 今、愛崎モアの真のヒロイン力が、色々と試される!!