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褒められると伸びる男

◆スピリットヒューマンさん
 >あっ!ジムカーターって事務方から来てるんですね(笑)。やっと気が付きました。
という事だと思うのですが、割とありそうな横文字名前になっているのが、好きなネーミングです。
 >職業戦隊で福利厚生がしっかりしているのは珍しいような…某サージェス財団のボウケンジャーはいかにも休みが少なそうでしたが…
序盤の偽蒼太エピソードで、自由時間を与えられた末に3:2に分かれて数時間外出しただけだった、というのが忘れられません……。
 >ああ、そう言われてみれば確かにライダーで言えば龍騎ファイズやオーズあたりにいましたね。
『オーズ』なんかはまさに、喪失から生じた虚ろな狂気を中心に据えた作品ですよねー。それを何が埋めるのか、という要素も明確でしたし。
◆あきさん
 >咲也が本気だと答えたら全力で応援しそうな姿勢と、そのあとの「ふしだらな!」という絶妙な台詞とのワンセットが巷の好感度を更に上げさせているようで。
圭一郎の、面倒くささと人の好さが同居している部分を、先輩−後輩の関係で見せているのも上手いですよね(笑) 当初どうして咲也だけ後輩ポジションなのだろうと思ったのですが、見事に噛み合っているなぁと。
 >手の震えや顔を叩くシーンを入れることで、トラウマを乗り越えてたった一人で立ち向かう等身大の女の子の息遣いが生々しく伝わってきました。
初美花の着替えシーンと2号の戦闘を重ねて見せるのも象徴的で、戦う為に「変身」する描き方が良かったですね。コレクション奪取も立派な快盗として非常に格好良く決まりましたし。
 >咲也への負い目から、好きでもない年上の高給取りに「お詫びに奢ります」と言ってしまうのも本来は人一倍責任感が強いことを感じさせ、痛ましくもあります。
今回のメインで、初美花の、快盗として仮面を纏っていない、年相応の少女らしさ、が掘り下げられたのは良かったですね。
 >また婚約者もそうですが、親友が単なる記号ではなく友達を庇うヒーローであり、夢を叶えようとしていた一人の人間で、
 >それを奪われたままなのは耐え難いと初美花が思うのも無理はないと説得力も増しました。
この辺りきちっと、ただの悲劇の材料にとどめず、失われた存在にキャラクターとしての命を与えてくれるのが、信頼できる所ですよね。
 >私が男の子なら桃をやめてグッティ+赤緑バイクを買ってパトカイザーにするなと思うくらい、色合いも攻撃もカッコよかったです。
ピンクの警棒は、警察ギミックとしてはわかるけど、デザイン的にはちょっと微妙ですからね……(笑)
 >いかにも女性目線ならではという感じで、私がつかさでも同じようにいぶかしく思うだろうなと変なところで共感し、
 >正体への疑惑にスムーズにつながるのは無理がないと思いました。
つかさは男っぽさを前面に出しつつも、さりげない女性視点がネタっぽくならない形で織り込まれているのはいいキャラになってきていますね。戦隊で女性メンバー2人だと姉−妹的な振り分けになる事が多いですが、それも上手く今回盛り込まれていたなと。
◆輝剣さん
 >きゃ、客商売だし、お得意様には愛想よくしないといけませんし
あの店、混んでくると初美花が客を無視してカウンターで愚痴りだすので、色々と心配です(笑) 透真の料理が相当美味いのか、コグレコネクションで原材料が激安で仕入れられるのか……。
 >まぁ制服でナンパできる時点で、多少の不利なんか意に介しませんわな。
なんかこう、フられ慣れていそうなメンタルというか……(笑)
 >でも、咲也がこれくらい軽くて、初美花が明確に嫌がっているからこそ彼女に視聴者のヘイトが向かないんでしょうし。
それは確かに(笑) そういう点では咲也の、悪い奴ではないけど困った奴、というのは絶妙なバランスですね。
 >そして、目線は上からで初美花の元にまで下りてはこない。そして目を合わせると自然と逸らし背を向ける。
 >決して同志ではなく「利用するもの」と「利用されるもの」でしかない。
コグレはこういった描写を、半端にしないで徹底しているのは良いですよねー。視聴者が楽しめる胡散臭さ、とでもいいましょうか。
 >危険な仕事で巻き添えになりそうだし浮気されそうという見方もできるので、そのデメリットを解消できるほどトークが面白くない、とか。
……あー……押しは強いけど、確かに、トークは、面白く、なさそう…………。逆に魁利は、トークでその場を盛り上げるテクニックの持ち主、というのが背景で描写されていて、そんな所まで対比が入っていたのかもですねー(笑)
 >…ジムの捜査報告の最中にメールをチェックする咲也の言うこととやることなので、警察内部での空気を読めているかは微妙ですが。
咲也はちょっと“いまどき”っぽさを意図的に描いている感じですよね。ただその“いまどき”っぽさ(メールチェックはともかく休暇で私用優先)を悪い事ではない、と描いているのが特徴的な所だなと思います。
 >さすがにデート中に他の子に粉をかける気はないというか、基本フェミニストではないんでしょうね。
どうにもこの辺りが、私の中の咲也腹黒疑惑を増幅させていきます(笑)
◆つるさん
 >杉原監督は斬新な絵は撮れるけど、その斬新さがいまひとつ面白さに繋がってない感じが勿体なかったので、
 >今回そこが上手く繋がったのは良かったですねー
柔軟さと意欲がもうひとつ空回りしていた感があったのですが、今回はホント、経験のある監督ほど避けてしまいそうな絵から持っていく、というのが凄くはまりましたね。
 >個人的には、3話を受けてか圭一郎がちょくちょく咲也を褒めていたのがツボでした(笑)
あ、それは気付いていませんでした(笑) 成る程あれはそういう学習の成果でもあったんですね。
 >役者さんの力も大きいのかとは思いますが、要所要所で咲也がちゃんとカッコ良く、必要以上に軽くならないのも流石の手腕でしたね
個人的に、キャスト発表時点では、この顔で後輩キャラなの?! と一番不安を覚えたのが咲也だったのですが、実際の本編ではギャップが上手く出ていて今一番うならされています。
◆五月サツキさん
 >咲也は色んな女の子に声をかけているわりには、女心がわかっていないみたいですね。
数打ちゃ当たるというか、当たって砕けろというか……。
 >わかると怖いギリギリの描写を、この先も入れてくれると嬉しいです。
悪の非道さをどう描いていくのか、に関して今作かなり意識している感じがあるので、今後も楽しみです。
 >つかさが気づいたのは、女性ならではの視点とつかさの優秀さと鋭さが見えましたね。男共はどうも鈍そうですし。
警察トリオで頭脳担当に一番近いのはつかさっぽいですよね。圭一郎も有能ではあると思うので、どこかで捜査官としての鋭さを発揮するエピソードがあると良いのですが。
 >警察の福利厚生がしっかりしているのは、待遇がよくないと優秀な人材が入ってこないからかと思いました
その辺りしっかり触れてくれたのが、従来作よりもこだわって感じられて、今後もポイント置いてほしいなーと思うところです。