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牛のしぐれ煮

◆スピリットヒューマンさん
 >某家庭教師以上のセクハラなのですがそれでいいんですかね?
ヒカル先生はお約束としての解呪以降は、無理矢理お触りとかしない節度のある変態なのでネタになったのですが、今回は全然笑いになってないですものねー(^^;
 >第10話でジャンの野生児設定をもう一度持ち出してきたのは良かったと思います。
今作、こういう目配りがあるのは良い所なのですけど。
 >アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーを見てきました。オールスター総出演で個人個人の関係まで描いている暇はなかったようですが面白かったです。
おお、良かったですか。映画館で見るかはわかりませんが、評判も良いようですし、いずれ見るのが楽しみです。
 >各作品のサブキャラ(ペッパーやぽっちゃりくんなど)がそれぞれわずかながら出演していたのも良かったです。
段々その辺りが難しくなっているので、そういうのは良いですねー。
 >以前からサノス(今回の悪役でありこれまで裏で糸を引いていた)の映画であると聞いていたのですが、全くその通りでした。
サノス、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のせいで「娘2人から滅茶苦茶嫌われている困ったパパ」の印象しか無いので、どんなスーパー悪役ぶりなのか、楽しみです。
◆やずみさん
 >個人的には、ツッコまれたけどつい言っちゃう、という9話の演出はまだ良かったと思います。ただ、10話にまで引っ張ったのはいい加減クドいとしか。
なんかこう、引くに引けなくなっちゃ感じもありますよね……(^^;
 >いやー、ヒドい。『マジレンジャー』のマジレジェンドでも見られた、ストーリー優先で販促がないがしろになる悪癖がまた出ていますね。
逆も逆で困りますが、やはりロボットや必殺技の格好いい見せ場を見たいわけで、それをすっ飛ばすでのはなく、そこを上手く繋げる物語が欲しいですよねー。
 >前作のデュアルクラッシャーのような大きな変形ギミックがあるわけでもなく(発射のときに砲口が開くだけ)、
デュアルクラッシャーが凝っていた(そしてビークルとの繋がりで納得できた)のと比べると、デザインや位置づけの落差も大きいですよね……。
 >サモ・ハンの吹き替えを多く担当する水島氏を起用
ああ成る程! サモ・ハンまではわかったのですが、吹き替え声優も繋がっていたのですね。
 >やっぱりこれでは、第一印象が……それに上記のフックにしても分かるのは一部の高年齢層くらいで、子供達に通じたとは思えませんし。
一昔前の少年マンガに出てきそうなキャラ付けは子供受け狙いだったのかもですが、ちょっとどうかという第一印象になりましたよね。善悪のドラマの対比を考えると、激獣サイドには素直に好感度を持てるキャラを置いていった方が良かったのではと思います(^^;
 >メレをヒロインとして扱うことに迷いが見えない、悪のヒロインを追及するつもりなのは間違いないと感じます。
一貫してメレ様を、怪人として描き続けているのは今作、見事な所ですよね。怪人体での攻撃がエグい(ちょっとグロい)のも効果的ですし。
 >塚田Pたちが意図した「ゲキレンジャーと理央・メレは同格」という特色が、ここで明確になったと思います。
『ボウケン』の次の一手としての攻め方自体は面白いなと思うのですが、チャレンジとセオリーの配分ってつくづく難しいなと思います。
◆橘まことさん
 >そもそもトライアングル自体リオメレの踏み台ですし、アンブレイカブルボディなので多少踏まれたところで問題ないのです(笑
「激獣拳士は打たれる度に強くなるものなのよ」なのですね(笑)
 >その後の完全なセクハラ&パワハラで、ヒロイン力アップの修行とは認めがたい思いが強いです(^ ^;
修行も絡めると、パワハラも積んでしまうというのはまた、今作の構造的問題点ですよね……。
 >もしかしたらカンフー映画『五福星』でジャッキー・チェンが見せたローラースケートアクションのアレンジだったのかもしれないですね。
おお、そういうのがあったのですね。私、ジャッキー映画を通っておらず(ブルース・リーを少し見たぐらい)、カンフー映画の知識もほとんど無いのですが、元ネタだったりオマージュだったりは色々とありそうですねー。
◆タイキさん
 >何か今作って現状こういう定石外しが悉くマイナスに作用してますよね、特に味方側に関しては。
理央メレを中心に、色々な仕掛けで戦隊の作劇の幅を広げようという狙いは見えますが、それを外した時のセーフティネットが準備不足だった感じありますよね。
 >こう考えると如何に「ジェットマン」「カーレンジャー」が凄かったか思い知らされます。作風は異色でもこの辺の「守るべきお約束」は丁寧に遵守してましたものね。
格好良さを見せるセオリー、の部分を物語に組み込むのが上手かったですよね。今作の場合、00年代に入るとより構造が複雑化する、という事情はあるのでしょうが……。
 >だから言ったじゃないですか、是非番組名を「臨獣拳士リオ&メレ」にしましょうって。明らかに敵味方を逆転させた方が立派なドラマになりますからねー。
この辺り、『555』について井上敏樹が語っていた「悪役の方がドラマは作りやすい」というのが、悪い意味ではまってしまったのだなーと(^^;
 >敵側に濃いドラマを持たせ、更に味方側はインスタントな修行でパワーアップして勝利、というのではそりゃあ敵側にしか人気出ないし玩具が売れるわけもないわなと。
勝敗と関係なく連続性のあるドラマを描ける臨獣サイドと、「勝利」をベースに起承転結をつけなければいけない激獣サイドとの構造の違いが、バランスを崩してしまった感じですよね。
 >ただ、考えてみると今作ってメレ様といい室長といいランといい、自分より上の立場の男に逆らえないみたいな感じになってます。
ああ……「師弟関係」という要素が、悪い方向に描かれてしまっているのですね……(^^;
◆あきさん
 >ゲキレン側がこれまでに見せたどの修行よりも見るからにハードで劇的な苦行をリオ様への愛という明確な目的で自ら課し、その成果もばっちり見せつけて。
メレ様はまた、これを自分で考えて行った、というのがポイント高いですよね。
 >他の戦隊ならスーパー合体が来たりする重要回のメインを張るのが敵の女性幹部って改めて考えると凄いですよね。
言われてみると、戦隊サイドのステップアップではなく、理央メレがミッションを達成して野望の階段を上る、のが一区切りになっているんですね。そう見ると、7−8話が前後編でバズーカ修得=強化合体に相当であった、と構成に納得です。その上でホント、大胆な事してますよね……。
 >「ルパパトはゲキレンのリベンジをしようとしているのでは?」という意見をちょこちょこ見かけて気になっています。
おお成る程、今作では善悪に分けていた構図を、W戦隊とする事で視聴者の納得力を上げて行う、というのは頷けて面白いですね。
 >ウォースター編が終わってからの新章はいずれも入口はサブライターまたは八手三郎が担当し、まとめるのが横手さんという組み合わせなのにちょっと驚きました。
それは気付いていませんでした。横手さんのスキルをなるべく活かそう、という差配だったんですかね。
◆輝剣さん
 >やはり、理央様は闇の力でヤイバ先輩と悪魔合体した真墨で、メレ様は理想の真墨に出会って闇の力に目覚めた菜月なんですね。
ああ! 土中の暗闇から理央によって光を与えられたメレ=過去の無い状態から真墨によって名前を与えられた菜月、というのは気付きませんでした!!! 物凄い納得です(笑)
 >そして、レツまでもがお父さんから子供にポジションチェンジ。ランお母さんのヒロインロードはどっちだ!?
これ、揉めるジャンとレツの間に割って入ってなだめるラン、が良くも悪くもはまりすぎて……(^^;
 >五毒拳の共通点は慢心持ちですからねー。それでも破局したバカップルよりはマシな選択というのがブラコの不幸です。
カップルの方が強かったのでは……と思うのですが、さすがにあれを集めて復活させた後、会話して説得するのが嫌だったんですかね(笑)
 >二つの獣拳流派をそれぞれの立場から描いていますが、ルパンVSパトを視聴している現在からみると10年前に戦隊の相克を描く試みがあったととれて興味深いです。
悪の組織サイドのキャラを戦隊と同格として描く、というのは確かに『ルパパト』に繋がる要素がありますね。後こう見ると『ゴーオン』は物凄く意図してド正道をやろうとしたのだなぁと改めて。
 >戦隊の必殺兵器で3発攻撃された後にこの勇姿! 主人公補正がかかりすぎですメレ様
あれ、駆けつける間にダメージ回復している? ……という(笑)
 >もとより生者である理央様は目覚めていれば怪人ポジに後れを取るはずもなく、格を見せつけましたね。
座ったまま一蹴→一撃粉砕、というのは格好良かったですねー。
 >鈴木氏は寒かったので水の中の撮影はテスト無しで本番をやらせてもらったとのこと。
ああ、あれはやっぱり、寒かったのですね……。
 >どうしてもマスターアジアが浮かんでしまいましたが、なんというかベラベラ作戦内容を喋りすぎで臨獣殿サイドには慢心キャラが多すぎます。
他に挟みところが無かったのかもですが、凄い勢いで全部喋りましたね(笑)
 >お母さんをヒロインにする為に悲鳴を上げさせるのは70年代以前から連綿と続く、男の子向け作品の常套手段ですが…
この辺りは今も現役男の子的にはOKなのかもですが、大人になってくると色々と考えてしまいますね……(^^;
 >敵の強大さとヒーローの未熟さを描くために前後編を多用し、前編でピンチを演出しまくった結果「V3弱くね」と言われてしまって人気が下がった。
“若く未熟なヒーロー”をどう描くのか、というのは今も昔も課題ですよねー。90年代も『ソルブレイン』なんかはそれで落とし穴にはまりましたし。
 >でも、80年代には「ゴッドマーズ」で三ツ矢氏と共に女性ファンの心を掴んだアイドル声優なんですよねー
水島声で喋るグッティの双子の弟は果たして出てくるのか(笑)
◆五月サツキさん
 >メレ様が格好よすぎて主役はどちらなのかわからなくなりますよね。
今回完全に、ヒーロームーヴでしたね(笑)
 >理央様の夢という伏線も張られていて、臨獣殿の側の方がより掘り下げられている気がします。これは人気も出るわけです。
これまで部下を動かしていた理央様が、ここで単独で行動する、というのも良い流れになりましたよねー。……が、がんばれゲキレンジャー
 >シャーフーが暮らしの中に修行あり、がモットーであるが故に対比としてメレに過酷な修行をさせたのかもしれませんが、どちらの方が格好いいかというと……。
身近な要素から広げていくのはお約束も含めて面白いのですけど、トライアングルが割とあっさり克服してしまうので、メレ様の方が格好良くわかりやすくなってしまっている、というのがどうも今作の厄介な所ですね(^^;