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『星獣戦隊ギンガマン』感想・第8話

◆第八章「愛情の料理」◆ (監督:田崎竜太 脚本:武上純希
「すいませーん、この店で一番うまいものくださーい」
外の世界の食文化に興味津々のヒカル……それは、真似したら駄目な人だ!!
「……なんだってぇ? うちの店にまずいもんなんかある筈ないだろ」
案の定、危うく包丁で千切りにされて伝説からリタイアしかけるヒカルだったが、厨房から顔を出したシェフが、ヒカルをひったくりと勘違いして叩きのめした女性だった事から、本当のおふくろの味をその場でご馳走になる事に。
この冒頭、ヒカルがひったくりを捕まえる(アースを使っておらず、さりげない成長の織り込みは秀逸)→シェフに勘違いでしばかれる→お詫びにお店に案内される、の流れの方がスムーズだったと思うのですが(或いはひったくりの被害者がシェフ)、しばかれる→シーン切り替わってレストランを探すヒカル→たまたま入店、と遠回りをしたのは単純に尺が余ったりしたか何なのか。
シェフがヒカルを制圧する武闘派である事が特に後半活用されるわけでもなく、結果として“シェフがヒカルに謝るシーン”が一言も無い為に、導入からゲストキャラに変な引っかかりが生じてしまいました。
息子を早くに亡くしたシェフ・静子と、母を早くに亡くしたヒカルの不器用な交流も、素直じゃない二人の姿が、悪い意味で変にひねくれた印象に。
その頃、バルバンではゼイハブのオヤジがいい加減、しびれを切らし始めていた。
「なあザンバッシュ……反省って言葉知ってるか?」
「はぁ? なんですか船長、突然」
知らなかった(笑)
「反省が足りねぇから失敗ばかり続く……そうは思わねぇかって言ってるんだい!」
鉤爪を磨く船長はドスの利いた声でガンマンを恫喝し、バルバン会とギンガ組のシマ争いが過熱。
「どうだ……? サメに食われて、胃袋の中でゆーっくり反省してみてぇか?」
ケツに火のついたザンバッシュは苦し紛れの閃きでダイタニクスを美味そうな食べ物でつってみてはどうかと提案するが、これが意外や、悪のコンサルタント樽先生に好感触。かくして至高の料理を求めて美食家のダンゴムシ怪人が街へと繰り出し、その場の思いつきみたいな作戦に即応できる人材がゴロゴロ居るのが、割と侮れませんザンバッシュ組(笑) ……ただし、知力が、知力が。
一方、この俺が食事当番の時に姿を消すとはその所業断じて許すまじ、と怒りの鬼神と化していたゴウキだが、静子にどやしつけられながら料理を教わるヒカルの姿を見て、母の温もりを求めていたに違いない……と独り合点すると、仏のゴウキにフォームチェンジ。
そこへバルバン出現の報が入り、ヒカルとゴウキは他の3人と合流すると、怪人めがけていきなりのジャンピング頭突き、はなかなか見ない攻撃の気がしますが、運命の歯車が一つズレていたら、ゴウキ怒りのダイビングヘッドバットがヒカルの肝臓に突き刺さっていたのかと思うと、アースの導きに感謝。
「いい若いもんが、ブラブラしてるようだったら、料理でも仕込めば、一人前になるかと思ってたんだけど、あんた見かけによらず、大した仕事してるじゃない。料理を作るのは私に任せて、あんたはあんたの仕事を頑張りな」
社会不適格者だと思われていた。
…………もはや慣れてきたけど、まあ、その服装だしな…………(納得)。
その後、至高の料理を作る至高のシェフとして静子が狙われるが、イエローがシェフ直伝の包丁捌きでこれを撃退。巨大化した魔人に対してメカ星獣の属性ビーム攻撃から星獣合体し、自慢の装甲を銀河獣王斬りであっさり切り裂くと、鳥頭ボウガンで銀河炸裂。
子を母を重ねていた事を打ち明けた静子とヒカルが厨房でドタバタするのを、皆で生暖かく見守って、オチ。
ロボット誕生で立ち上がり一段落という事でか、前年『メガレンジャー』でメインライターを務めた武上さんがサブ一番手で参戦。一山越えた後のキャラ回で、可も無く不可も無くといった出来。次回、ようやく花の戦士のターンです。
ところで今頃、OPのギンガマンが走っているシーンで、水たまりに映ったバルバンの旗印を踏みつぶす、という格好いい演出の存在に気付きました。