はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2019〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』感想・第26話

◆#26「裏のオークション」◆ (監督:加藤弘之 脚本:大和屋暁
「必要以上に、国際警察と馴れ合わないでいただければ」
「馴れ合いが問題なら、ノエルはどうなるんだ」
「パリで大人しくしてればいいものを」
……けっ、みたいな顔になるコグレがジュレを訪れたのは、そのノエルに呼び出された為。国際警察ルートから、ルパンコレクション<小さな泡>が非合法の秘密オークションに出品されるという情報を掴んだノエルは、それを競り落とす為の資金源として、コグレに協力を要請する。
「国際警察も、役に立つでしょ?」
目的を果たす為なら清濁併せ呑むことに躊躇のないコグレは小切手帳を取り出し、それを手にしたノエルは、おめかし初美花を連れてオークションへと潜入。飛び交う金額の余りの大きさに脳のブレーカーが落ちた初美花が卒倒する横で<小さな泡>を競り落とす事に成功するが、売買成立の直後、会場が暗闇に包まれるとリスギャングによって<人魚の泡>が奪い去られてしまう……!
裏オークション事件を追っていたパトレンジャーと現場で鉢合わせするもリスを逃がしてしまった上、売買成立を盾に代金の支払いを要求されたノエルは踏んだり蹴ったり……と思いきや、裏で蠢くギャングラーを炙り出す為に、<人魚の泡>を競り合った客の似顔絵を初美花とともに描き出していく。
ここで、以前からコレクション疑惑のあった快盗マスクは認識障害機能を持っていると言及され、他の参加者の仮面との違い、という形で話が持ち出されたのは、設定説明のクッションとして良かったと思います。ただ、ノエルと初美花が一緒に似顔絵を描くくだりは全く面白くならず、これ、『トッキュウジャー』オマージュで「一緒に、想像しよう」って言わせたかっただけでは……? と穿ってしまいます(^^;
快盗達に対するノエルのやり口から考えても、アイデア時点では、初美花の服飾技能と絡める意図だったのかとも考えられるのですが、似顔絵だと特に初美花の夢ともスキルとも関係ない、という事に(後その辺り、ドレスアップ初美花を演出でもう少し掘り下げても良かったかなと)。
結果として、初美花&ノエルが描いた微妙な似顔絵を元にデータベースを検索される事を要求され、フランス本部の権限に屈服しながらも見事に正解に辿り着いたジム有能というか、本日も国際警察の権限による監視社会が怖い。
嘘のオークション情報で容疑者達を呼び出したノエルは、4人が化けの皮を被っていない事を確認。これにより、真犯人はそれとなく呼び出していたオークションの司会進行役だという事が曝され、快盗チェンジ。
自分のコレクションをオークションに出品 → 売買成立 → 強奪 → 代金だけ支払わせる、という自作自演の荒稼ぎ(上層部に大好評)を行っていたリスギャングは、快盗6人によるど派手なストライクでオーバーキルされるのであった。
これが、税込み216万ドルの恨みだ!!
出番無しかと思われた圭一郎達は、現場から必死に逃げ出していた4人のオークション参加者を逮捕し、ただギャングラー候補者を集めたのではなく、裏オークション事件は裏オークション事件で解決、というのは綺麗に着地しました。
「これで、裏オークション事件も一件落着ですね」
「咲也、おまえはノエルに手柄を譲られて嬉しいのか?」
「手柄というよりは、後始末をさせられた気がするがな」
つかさは顔をしかめ、圭一郎は乾いた目つきになり、快盗戦隊との友好度が順調に上昇していく一方で、深まる警察戦隊との亀裂(笑) 意図的な描写であろうとは思うので、いずれ、ノエルがこの亀裂で痛手を被るのか、この亀裂を乗り越えようとするのか、なんらかの形で繋がってくるのを期待したい。
前半、
「裏オークション事件は、日本警察との合同秘密捜査だった筈。何故あいつが知っている……」
「快盗からの情報か? それとも……」
ノエルがオークション事件に関わっている事に不審を抱く言及があるのですが、日本警察−日本支部間の捜査協力でフランス本部に情報が回っていない筈だ、となると、再びヒルトップの灰色がダークグレーに近づいていきますが、さて。
最終的にはどうも、フランス本部からの情報(本部も噛んでるよ〜)、という事でノエルが誤魔化したようですが、引き続きサブライターの単発エピソードでも、細かい布石が縦横無尽。
『烈車戦隊トッキュウジャー』(2014)以来の戦隊参加となった大和屋さん、ただでさえ既存フォーマットに落とし込みにくい構造の上で、何かと面倒くさい高尾ノエルというキャラをどう扱うのか、という課題に対して「快盗としての仕事を警察としての仕事に繋げて一石二鳥」というプロットは面白かったと思うのですが、オークションのシーンや似顔絵という要素がもう一つ面白くはまってくれず、酷くもないけど鋭くもない、といった出来。
もう一声欲しいところでしたが、次回――
「俺はなぜ弟子入りしてしまったんだ……」
「僕の事は「先・輩!」と呼びたまえ」
「どう見てもエアロビクスだ!!」
次回も大和屋さんなら、得意技方面なので、期待したいです(笑)
透真−咲也のチャラ男同盟(風評被害)エピソードは1本欲しかった所ですし、透真の台詞で大笑いしたので、もう、予告がピークだった、でも許せます(笑)