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バールのようなもの

◆八手四郎次郎さん
 >私が申し上げたかったのは「作品の基本設計に"ゆとり"とか"緩さ"が設けられていないので、ライターごとの表現や解釈のブレを
 >許容出来なくなっている。また各ライターが自由に転がせる余地がなくなっている」ということなんですよ。
恐らく誤解はないように思いますが、例えばハンドルの余裕とか、工学的な“遊び”のニュアンスという事ですよね。というか私の書き方が悪かったですね。
私の言う「遊びを投げ込んでくる為の大和屋さん」というのは、大和屋さんがセンスだけでなくスキル的に、構築されてきた世界観を踏まえつつ、その“たがを緩められる”タイプの脚本家、という事です。勿論、今回みたいに上手く行かない時もありますし、勘所を掴み損ねる場合もありますが、単発の限りにおいてサブとしての大和屋さんの起用意図は、多少強引にでも締め付けを緩める事であろうな、と。なので軸となる展開の連続登板に、隙間作るどころか羽目板を何枚か外そうとしている……?! と不安になっているわけなんですが(笑)
それはそれとして、今作の基本設計がタイトに過ぎる、というのはおっしゃる通りの短所であるとは思います。
◆あきさん
 >指摘されるまで、今回快盗3人がコレクション奪還にノータッチだということが気になりませんでした(汗)。
留置場という悪条件はあれど、本来はノエルに放り投げないで、快盗3人が焦らないといけない、という部分の葛藤が抜け落ちたのが割と問題だったのかな、と。
 >ジュレ組のつかさへの気持ちに加え、つかさの(自分を除く)ルパン組への好感度も慮ったのかもしれませんね。
そう考えると、つかさにも敢えて説明しないで、自分一人で強引に処理しようとしたのも、なんとなくわかるんですよね。今回、同じプロットを快盗サイド主体で書いたら面白いのでは、なんて事も(笑)