今年は普通に、いい男のいい言葉から。
「ベンチでも試合に出ていたので、特にスタメンという意識はありません」
(川崎宗則)
WBC日本代表、川崎(ソフトバンク)が、アメリカ戦で初先発した試合後のインタビューにて。
さすがスタッフが、「どうしても出ざるを得ないベンチを暖めるサブメンバーを考えた時に真っ先に決まった男」だけの事はあります。
それからWBC関係でもう一つ、
「本当にお前さんたちは……強いサムライになった!」
(原辰徳)
もあげておきたい。日本シリーズ優勝後のコメントより、こちらの方が印象が強い。
ちなみに高代コーチによると、原のこの台詞の前に、イチローが「監督、いつもの(→お前さんたち、を指すらしい)お願いします」みたいな事を言ったらしいのですが、今もって、そういう、原とイチローのプラス方向の絡みってあまり報道されないので、実際の関係は靄の中だよなぁ。今オフのイチローの動きを考えると、それほど悪そうではないのですが。
後は、『ガンダムエース』の富野由悠季×安彦良和対談より、創作に携わる者として、特に大事だと思った所をピックアップ。
「作品というのは基本的に孤高のものなんです。そういう作品に対して、続編が作れると思うのが、おかしいんです」
「ヒットしない限り、作家は作品の説明をしてはいけないんです」
「作家っていうのはね、ファンから生まれるもんじゃない。作家の高みというのは端からあって、そこから始めなきゃいけない」角川書店には是非とも、『ガンダムエース』誌上の対談とか、その内まとめて単行本にしてほしい。というか、ホビー誌とかアニメ誌に寄せたコメントとかインタビュー記事も含め、どこの出版社でもいいから、富野の発言集は本にまとめてほしい。
最後に、年末ぎりぎりで、妙にツボに入ってしまった台詞を一つ。
「なんでもいたします。ふくすうねんでおねがいします」
(つば九郎)