ふと気になって、順位表のついでに見てみた。
〔6/7時点 NPB各球団盗塁数〕
まあ去年も、こんな感じだったような気はしますが……今年もソフトバンクと楽天が走りまくり。そして楽天の(盗塁の)半分は、聖澤で出来ている。
ソフトバンクは去年60盗塁の本多がケガ、31盗塁の川崎が移籍しているものの、明石の活躍などで頭一つ抜けた盗塁数。このチームは、中軸打者の松田もけっこう走るのが怖い。
折角なので、過去5年間(2007〜2011)のチーム盗塁数の推移を調べてみました。
基本的には、“走れる個人”に拠る所が大きいので走れる選手のケガや移籍などでぐっと数字が落ちる場合がありますが(逆もしかり)、巨人のようにスタメンが若返る→平均走力が上がる→盗塁企図が増える→全体的に盗塁数が増える、というパターンもあり。
◆セリーグ
巨人 63−78−84−96−106
中日 83−51−81−53−41
ヤクルト 66−148−106−66−43
阪神 46−62−79−71−66
広島 65−69−77−119−65
横浜 42−37−51−59−31
◆パリーグ
ロッテ 90−76−64−88−101
日本ハム 112−79−105−102−88
楽天 89−101−103−78−130
ソフトバンク 84−92−126−148−180
オリックス 41−63−67−34−49
西武 118−107−115−111−88
中日はアライバの走力と出場数がほぼそのまま、反映。荒木(31−32−37−20−18)、井端(23−8−13−0−3)。2009年は、加えて藤井淳志が15盗塁。
ヤクルトは、2008年は、青木(31)+飯原(28)+福地(42)の3人で、101盗塁。
広島は2010年だけやたらに多いなと思ったら、この年は梵がスタメン定着して、43盗塁。翌年は53試合8盗塁に終わっていますが、今年は再起して既に10盗塁をしており、赤松と共に数を増やしたいところ。
パリーグでは、ソフトバンクの凄まじい上昇カーブが目立ちます。2011年は、なんと6選手が二桁盗塁。
他チームもほどほどの数で推移する中、オリックスだけが何かを振り切ったような感じ。
そして横浜の過去4年分の盗塁数より、ソフトバンクの去年1年間の方が多いという恐ろしい事実。