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夏アニメ感想その8

◇『白銀の意思 アルジェヴォルン』 第4話
もともと、素材が足りなかった?(順序が逆な筈だけど(^^;)みたいな、とても面白くないOP絵だったのですが、新規カットが入った結果、ますますよくわからなくなるというミラクル。にしても、じわじわカットを入れ替える前提で、最初、あんな酷いOP絵だったのでしょうか。入れ替えても酷いので、どうしたいのかはよくわかりませんが。
そして、新展開への繋ぎ回で説明したい要素を全て説明シーンでキャラクターが延々と喋り倒して説明するという、繋ぎof繋ぎ、狂気の正面突破。
何故か、夕闇の薄暗がりで主人公を口説く上司。 (&それを背後からチェックしている副官)
さすがにBパートで急展開とかするのだろうと思って我慢して見ていたのですが、最後の最後までおっさんが喋り倒しているだけで終了。技術者の女の子と上司の会話シーンは、あんなありがちなやり取りを、あんなつまらない台詞回しで、あんなに尺を取るのは、下手とか云々を越えて、制作に問題が生じているとしか思えないレベルですが、もはや完全な苦行。
そんな回の脚本は監督。
めでたく、リタイアが決定いたしました。
ところで、シャワーシーンの謎の光線とか見苦しいだけなので、最初から光線無しで済むカット描けばいいのにと思うのですが、DVDであの光が消えるという期待感でそれほど売り上げが変わるのしょうか? いわゆるサービスカットとか別に全否定しませんが、それにしてもあまりに頭が悪すぎないか。
馬鹿にされているのは視聴者だと思うわけなのですけど。
◇『アルドノア・ゼロ』 第5話
今回は、やや微妙な出来。
主人公が優秀なのはまあいいとしても、正規軍人の皆さんが正面攻撃しか脳が無いのが気になりますが、15年間実戦が無かったので、実習で毎週のように乗り込んでいた学生と、あまり練度が変わらないという事なのか(^^;
どうも火星騎士団も、奇襲攻撃とテクノロジーの利で緒戦で優位に立ったものの、将官の質はそれほど高いわけでもなさそうですし。
……あれか、もしかしてこの人達、月で15年間ずっと演習だけしていた人達か。
まあそれでも、プロ軍人と学生の差はあってしかるべきだとは思うのですが、その辺りは、ロボット自体が、この15年の間に急速に配備されたという事なのかなぁ。その辺り、もう少し具体的に盛り込んでもいいかとは思いますが。無精髭大尉の「これまで戦争無かったけど、これからは勲章見られるぜー」的なのは、そういうニュアンスなのだろうとは思うのですけど。
地球側は15年前に優秀な将官が結構死んでいるとかもあるのでしょうが、思った以上に、敵も味方もポンコツな世界観なのかもしれない(^^;
そこで戦術的に役に立っても良さそうな無精髭も、さっぱり役に立たないし。
主人公も別に、教官の教えを活かしているわけでは無いようだしなぁ(^^;
今回ちょっとスポットが当たりましたが、無精髭が、死なずに目立てる日はやってくるのか。
あと主人公が「今回はこんな仕組みで敵を退けました」と解説するのは、そろそろもう少し見せ方に工夫が欲しい所。
猫目の好感度上げと背景見せ回としては成立していましたが、果たして猫目の報われる日はやってくるのか。イナホが延々と淡々としている分、猫目が感情的で終始おたおたしているという辺りの配分など、仕掛けは面白いし、結局出撃を許されなかった猫目には、もう少し健闘を期待したい。