ホッコータルマエが先手を取って自分でレースを作り、他馬に何もさせずに、JBCクラシック圧勝。これは強い。
JBCスプリントは、ここに来て快走を続けるエスポワールシチーが勝利。2着にはダート初挑戦のドリームバレンチノ。ドリームバレンチノ、ダートで1200〜1400までだと目標に出来るレースが難しいですが、何とか1600こなせないものかなぁ。
井端、中日退団
■〔井端 意地の退団 提示額より“戦力外”に等しい評価許せず/スポニチアネックス〕
■〔井端 巨人移籍あるぞ!中日退団 希望は在京球団/〃〕
んー、実際問題として、井端がある程度、起用法に割切ってくれるなら、セカンド・ショート守れていやらしいバッティングの出来るベテラン、というのは、欲しいポイントではあります……。
日本シリーズでは浮き彫りになりましたが、実はここ数年の隠れた弱点は、坂本のバックアップが居ない、という事なので。若い内から不動のスタメン張っている選手が一人居るポジションというのはどうしてもそうなりがちなのですが、そこを埋めて、かつ、いまいちピリッとしないセカンドとショートの守備のお手本になってくれれば……とまで考えると、非常にぴたっとはまる人材なのは確か。
後はまあ、手術の影響がどう出るか、という所で、その辺りの判断になるのでしょうが。
■〔戦力外の谷、トライアウト受験!18年目来季へ「野球がしたい」/スポーツ報知〕
んーんーんー、チームとしては本当は最終的に打撃コーチに迎えたかったのではないかと推測しておりますが、現役にこだわって出場機会を求める、とこうなるしかないのだろうなぁ。本人としてはもう一チャレンジしたいというのは凄くわかりますし、そうなると出場機会のあるチームなら、まだやれるのでは、というのもありますし……そういう意味では、いっそ去年出せなかったのか、というのはありますが……。
■〔ボウカー、残留熱望!“美しすぎる彼女”に見送られ帰国/〃〕
どこまでもネタ外国人として好感度を上げにくるボウカーさん。
いや貴方、去年打ってたの、3月と秋だけじゃないですか……。
■〔荒木も厳しい6800万減/日刊スポーツ〕
揺れる中日は、契約更改に突入。
井端に惜別の言葉を贈ったばかりの荒木が、なんか凄い顔に。
■〔小田900万円減「25%はキツイ」/〃〕
そして小田は、単純に面白い顔になってしまっていた。
目が、目が見つめている場所が遠い……。
『特捜ロボジャンパーソン』感想31
先週分2。
◆第36話「命短し美少年!」◆ (監督:三ツ村鐵治 脚本:鷺山京子)
友人・佐川ヒロキと多摩テックへ向かう周平……という、多摩テック協賛回。
遊園地のモニターとして集められた子供達、だがそれは、<ネオギルド>による陰謀であった。<ネオギルド>は新しい遊具のテスト、と言って子供達を怪しげな部屋に集めると、遊具で遊ぶ子供を特殊な装置でサーチする。ところが興奮しすぎた子供達が遊具に群がって大騒ぎした拍子に機械が爆発。近くに居た研究員ロボットが一人吹き飛んで爆死する、という凄い事故に(笑)
<ネオギルド>製品だから仕方ない……!
もっとも、この世界観で言えば、人間といっけん区別がつかない白衣のお兄さんがロボットでも別におかしくはない筈なのですが(故にむしろ大惨事というか)、この事態に泡を食った<ネオギルド>のロボット達は白衣を脱ぎ捨て自ら暗殺ロボットの正体を明かしてしまう。
<ネオギルド>製品だから仕方ない……!
外に逃げ出した子供達を捕まえようとする暗殺ロボット達、その時、風を切るJPカード!
「ジャンパーソン・フォー・ジャスティス!」
「シャドーロボットはその中だ! 逃がすなぁ!」
子供達を捕まえようとする暗殺ロボットに立ちふさがるジャンパーソンだが、思わぬ強さを見せる金色タイツの放つベータビームに苦戦する。そこへガンギブソンが助けに来て形勢逆転かと思われたが、子供を人質にやってくるジョージ。
最近の真壁さんの精神的雑魚っぷりにはもう、どんな顔をすればいいのか本格的にわかりません(笑)
ジョージ達に子供を奪われたまま一時撤退を余儀なくされたジャンパーソンとガンギブソンはJP基地へ。そこでかおるから、シャドーロボットについての情報を得る。
……さすがにここで、JP基地まで戻ってしまうのは、ちょっと苦しかったところ(^^;
シャドーロボット、それは、あらゆるロボット検査装置をすり抜ける人間型擬装ロボット。開発者の竹内博士はその危険性に気付いて5年前に研究を中止するが、その後、1年前に謎の事故死を遂げていた。実はこれは<ネオギルド>による謀殺であり、<ネオギルド>はシャドーロボットの研究成果を奪おうとしていたのだ。
博士の遺した資料から子供型のシャドーロボットが1体だけ実際に作られた事を知った真壁は、生前の博士に近しかった子供達をリストアップ、最新型の検査装置にかける事でシャドーロボットを見つけ出し、そのシステムを解析して大量生産しようと目論んでいたのである。
事件の背景が判明する中、JP基地に届く、周平の友人・佐川ヒロキの父からの通信。JPとGGが向かった病院で目にしたのは、病室のベッドで懇々と眠る佐川ヒロキの姿だった!
実はヒロキ少年は難病で意識不明のまま寝たきりであり、今、周平と遊び、<ネオギルド>に囚われているヒロキこそ、竹内博士の造り出したシャドー・ロボットだったのである。佐川の妻は竹内博士の娘であり、ヒロキは博士の孫。シャドーヒロキは生ヒロキの病気の治療法が確立するまでヒロキとして思い出を育む為の、代理孫ロボットだったのである。
おい、<ネオギルド>、おい……!
まず肉親から調べて!
どこまでポンコツ路線を突き進めば気が済むんだ……!
生ヒロキの治療が成功した暁には、それまでヒロキとして生きてきたシャドーヒロキの記憶を本物に移植し、シャドーヒロキは廃棄。これにより生ヒロキは、少年時代のかけがえのない体験を失わずに済む。
だが――
「なにぃ! それじゃ使い捨てじゃないか!」
シャドーヒロキの廃棄を平然と語る佐川両親に、怒りを見せるガンギブソン。
今回、ここまで正直ぐだぐだのシナリオだったのですが、ここで急に面白くなってきました。
「許せねえ、許せねえ! ロボットをなんだと思っていやがる!」
佐川父がジャンパーソンに差し出した、シャドーヒロキからの通信波をキャッチする装置を横から奪い取ったガンギブソンは、ジャンパーソンすら振り切り、一人でヒロキの元へと向かう。
前回からガンギブソンが、ロボットの為に怒るキャラとして少し強調され、ジャンパーソンとはちょっと違う立ち位置へシフトしていっています。
急ごしらえの為、シャドー・ロボット以外はサーチのショックで死んでしまう、という適当に修理した検査装置の発動寸前、多摩テックの秘密施設へと飛び込むガンギブソン。よくよく考えると<ネオギルド>の秘密基地があった扱いの多摩テックは、本当に宣伝になるのか?!
子供達を助けるGGだったが、通信装置の反応を見ながら「この子が……」と呟いて、ヒロキがシャドー・ロボットである事がバレてしまう(笑)
さすが迂闊ガンモドキ。
更に暗殺ロボット軍団に取り囲まれ大ピンチに陥り、その猛攻に地面に倒れてぴくぴくしてしまう。
危うしガンギブソンというその時、突撃してきたスカイジェイカーが暗殺ロボット達を機銃で蜂の巣にし、続けてランドジェイカーの砲撃が火を噴く。とどめにラスボスが壁を破って姿を見せ、混乱の中で立ち直ったガンギブソンはヒロキをさらって走り去る。やたら強い金色タイツはジャンパーソンを苦しめるが、基地が崩壊してジョージ達は逃亡。ジャンパーソンは子供達の救出に成功するのであった。
一方、ガンギブソンはシャドーヒロキをバイクに乗せて逃走中。
「いいか、よく聞け、おまえには家なんかない」
残酷な真実を、直球で投げつける。
「記憶だけを取り出されて、スクラップにされちまうんだ」
当然、自分がロボットである事を信じないシャドーヒロキに、ガンギブソンは病室で眠る生ヒロキを見せつける。
……あー、いい奴なんだけど、後先全く考えない、という。
迂闊だから。
激しく狼狽するシャドーヒロキは、病室を強襲した<ネオギルド>にさらわれてしまう。追いかけるガンギブソンの前にはこれも囚われの身となった佐川両親が現れ、金色タイツのおっさんビームの攻撃を受け、またも崩れ落ちるガンギブソン。
「ぼくロボットなんかじゃないよね!」
ヒロキは泣き叫ぶが両親は黙り込み、少年はガンギブソンの取り落とした銃を乱射する。
その時、風を切るJPカード!
「ジャンパーソン・フォー・ジャスティス」
本日2回目。
ジャンパーソンの登場にガンギブソンも立ち直るとヒロキを守り、前回に続いて今回も、激しい格闘戦演出。最後は火力で黒タイツを押し切るが、金色タイツのベーターレーザーがJPを苦しめる。アールジーコの助言により、胸のセンサーを破壊してベータレーザーを封じ、ひるんだところをジックキャノンで爆殺。
前回に続き、Bパート前半で早々に敵戦力が壊滅し、残りはドラマパートに回される、という構成になりました。
「ぼくを殺すつもりなんだろう! 記憶だけを取り出して。酷いよ、酷いよ!」
シャドーヒロキはガンギブソンの銃を構え、言葉を失う両親の代わりに、ジャンパーソンがヒロキの前へ進み出る。
病室で眠っていた生ヒロキだが、実は難病の治療法が確立し、既に後は記憶さえ移植すれば意識を取り戻す、という段階までやってきていた。
JP「俺だってロボットだ! ヒロキくんの気持ちは、痛いほどよくわかる。だがヒロキくん、君は、真実を知らなくてはならない」
GG「ふん! どうせロボットは使い捨てだからな!」
父「その通りです」
母「初めは確かに身代わりのつもりでした。でも5年間も一緒に暮らして、本当の息子のように」
父「我が子可愛さのあまり、この子をこの世に生み出してしまいました。ヒロキ、すまん……」
母「許して……」
なぜか流れる、麗子様のテーマ(笑)
JP「ヒロキくん、君は使い捨てじゃない。佐川さん達に、心から愛され、大切にされて、今日まで生きてきたんだ。その思い出は、病院のヒロキくんに受け継がれて、いつまでも生き続けていくんだ」
真実――それは、シャドーヒロキがただの身代わりではなく、佐川夫婦に心から愛されていたという事。しかし結局、夫婦は生身のヒロキを選ぶのだ。
え? あれ? え? JPさんに「君はいつまでもヒロキくんの中で生きていく」とか言われて、その気になったシャドーヒロキは銃を下ろし両親と仲直りするのですが、結局やる事は変わらないという。
え? なにこれ? いい話……じゃないよね?(笑)
「パパ、ママ、僕は消えるんじゃない。もう一度、生き直すんだ」
眠り続ける生ヒロキに、いよいよ移植される事になるシャドーヒロキの記憶。
記憶回路を流れていく数々の思い出は、恐らくロケ地:多摩テック。
そして流れる挿入歌バラード「君は眠れ、そして歌え」。検索したら見つかったので聞いてみたのですが、メロディが完全に昭和歌謡なのに歌詞が半分ヒーロー物、という凄いハイブリッドで、ちょっとお薦め(笑) で、気になって調べたら、今作の主題歌・挿入歌を作曲している浜圭介はそもそも、「舟唄」(八代亜紀)の作曲者だったりで、そちらの方面では大物の方でした。
「さようなら……パパ……ママ……」
全ての記憶を生ヒロキへと移し、シャドーヒロキは瞼を閉じると、その機能を停止する――。
てこれ、JPさんの理想の死に様ジャナイデスカ。
人間に愛されてその為に死ぬ。
これ、ガンギブソンが憤っている部分と、ジャンパーソンが「俺だってロボットだ! ヒロキくんの気持ちは、痛いほどよくわかる」と言っている部分が、致命的にズレている。
ガンギブソンは「人間の都合でロボットの自由と尊厳が踏みにじられて良いのか」という所を問題視しているけど、
ジャンパーソンは「単なる身代わりではなくて人間に愛されていたのかどうか、人間は彼を愛していたのか」という所を問題にしている(笑)
そして真実――愛し愛されていた事――がわかった以上、今さっき自分がロボットだった事を知ったとか関係なく、役割を全うしてロボットは満足して黙って死ねという、超絶なラスボス理論。
自分の理想の死に様を少年ロボットに押しつけ投影するというジャンパーソン・フォー・ジャスティス!
2話続けての閑話休題ちょっといい話路線かと思いきや、実に今作らしい狂気。
そして後日……JP、GG、かおるの3人は、元気になった人間ヒロキを見つめるのだった。
「二人で一人。でも今は、完全に一人になったのね」
「ああ。ロボットとして生きたヒロキくんの5年間は、これからもずっと生き続けるんだ。元気になった、ヒロキくんの中でね」
まるで示し合わせたかのようにいい話にしてまとめていますが、傍らで黙り込んでいるガンギブソンは、そろそろ何かペテンにかけられたような気がしてきた所でしょうか。
ヒロキと遊んでいる子供達に、コンタクトカードを配るJPさん。
「「「「「ジャンパーソン、これからも応援するよ!」」」」」
揃いのトレーナーを身につけた子供達は、ジャンパーソンに声援を送る。
「よーし、今日から君たちはジャンパーソン・キッズだ!」
美しい愛の結末を見て浮かれるJPさん、勢いでとんでもない事を言い出す(笑)
ナレーションで「こうして、ジャンパーソンキッズが誕生した」と言われた上に字幕まで表示されてしまいました、ジャンパーソン・キッズ。なにか、放映中の公募企画の類なのかと思われますが。
最後はGGとかおるも交えて子供達と遊んで、なんとなく雰囲気だけ大団円。この世界観的には、決していい話ではない気がしますが! 後かおるはもう、隠れる気全く無い模様。
本編最大の謎は、いったい誰が、美少年だったのか。
……ヒロキくん、ぽっちゃり系なんですが(笑)
誰だったんだ!
どこまで意図したのかはわかりませんが
- ロボットと人間の愛情が主題
- ジャンパーソンとガンギブソンの立ち位置の微妙な違いを描いている
- Bパート早々に敵が倒れて残りはドラマという構成
- ジョージ真壁の悪の親玉らしさを強調しようとしたら駄目人間ぶりが加速した
- <ネオギルド>のぽんこつぶりがますます浮き彫りになった
と、35話とセットのような構造。
格闘戦主体で演出したり、戦闘を含めた構成を似せたのは、演出の側で意図してセットぽくした感じはしますが。
注目すべきは、これまでジャンパーソンに鉄拳制裁されてはすぐに考えを改めていたガンギブソンが、善玉サイドの立ち位置を守りつつも、キャラクターとしてジャンパーソンから自立し始めている事。これまでは、誰の目にもわかる形の暴走(例:無抵抗のロボットを撃とうとする、人間を撃とうとする、とにかく撃とうとする)が多かったのですが、よりロボットに近い立ち位置から、“正義の怒り”を燃やした結果の行動である、と描写されています。
今後どこまで活かされるかわかりませんが、一つの要素として期待。
前半の無茶な展開、後半いきなり病気が治っている生ヒロキ、など大筋滅茶苦茶で鷺山脚本にしてはまとまりが悪かったですが、迸るジャンパーソンの狂気が何ともいえない後味に着地する、という実に今作らしい、地味ながら狂った一本でした。
次回、早くもジックキャノン敗れる。
しかしその時、
「未知なるスーパーウェポンが火を噴いた!」
て、えええええっ?!
「正義vs愛」
サブタイトル格好いいので期待。
英雄の立つ場所
◆nononoさん
>電王の世界ではエンタメ性をイマジンが、リアリティを人間が担っているといえるんじゃないかなと。(※オーナーは人間に含みません)
なるほど、ある程度リアリティ路線を保持している人間ドラマに対して、マンガ的なキャラ付けの濃いイマジン達が絡むという構図が、作品のバランスそのもの、と捉えるとわかりやすいですね。
オーナーは…………人間じゃないですね、あれ(笑)
>電王は『仮面ライダーゼロノス』を良太郎視点で切り取った話と自分は解釈してます。
おお、それは格好いい。
あの二重構造が最後の最後で浮かび上がるのは、本当に格好いいと思います。
>ゼロノスが王道的な悲劇の仮面ライダーなのに対して、電王は仲間の絆を力に変えて闘う、いわば戦隊的なヒーローなのは
>面白いというか…思い切ったなぁ(笑)
その辺りも、複数ライダーをうまく物語の中に落とし込みましたよねぇ。
で、ヒーローの持つ馬鹿っぽさの部分をイマジンに預けてしまう事で、良太郎の足場はうまく平成ライダー的な世界に保持した、という。