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おお、ブローベルになろう

どうも最近、『世界の中心で、愛をさけぶ』と『世界の中心で愛を叫んだけもの』のタイトルの類似についてかまびすしい人達が一部に居るようですが、そんな事をごちゃごちゃ言っている暇があるのなら、それをだしにしてSFの布教をした方がよほど有益だ、と私は言いたい(笑)
というか、そういう事ごちゃごちゃ言っているから、ますますSFファン、しいてはSFは偏屈だというイメージが強くなるのだと思うわけですが(※注:熱心なエリスンファンでどうしても許せないというなら話は別ですが)。
エヴァブーム華やかなりし頃に、作品的に何の関係も無いのを知りながら前述のエリスンの作品やコードウェイナー・スミスの諸作、果ては最終回タイトル案だったらしい『たったひとつの冴えたやり方』(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア)までキャンペーンし、指輪・ハリポタの頃はこれまた海外ファンタジーブームの尻馬に乗らんと<魔法の国ザンス>シリーズ(待て)や<マジカルランド>シリーズ(待て待て)でキャンペーンを打ち出した早川書房のふてぶてしさ、これこそが正しいSFファンの方向性であると、私は確信しています(笑)
……まあ、そういう意味では今回も早川書房の、『世界の中心で愛を叫んだけもの』の重版或いは大増刷というネタには期待していたのですが(笑) 並べて置いておいたら、まかり間違って売れないとも限らないと思うわけで。



……とまあそんなわけで、何かの拍子に『世界の中心で愛を叫んだけもの』に興味を持ってしまった貴方、ハーラン・エリスン劇薬です。後回しにしましょう(笑)
まあ、人の好みは十人十色、SFというジャンルも十人十色、なのでお薦めするのも結構難しいのですが、あくまで個人的に、最初に触れてもそれほど危なくなさそうな作家を十人挙げるとしたら、こんな感じ。

アイザック・アシモフアーサー・C・クラークロバート・A・ハインラインエドモンド・ハミルトンロバート・シェクリイロバート・F・ヤングラリィ・ニーヴンクリフォード・D・シマックフィリップ・K・ディックジョン・ヴァーリィ
初心者向けお薦めの割には手に入りやすさをあまり考慮してませんが(^^; というか、急に名作が絶版になっていたりするので、どれが今もこの世にあるのか正直わかりません。
とりあえず、最初の一歩は図書館で短編集を借りる、これがベストです。あらすじを読んでどうしても気になる、というなら話は別ですが、いきなり書店で長編を買うのはかなり博打です。
何があるかわかりません。下手すると、1ページ目以降、めくる気力を失います(笑)
まあその辺りが、このジャンルの面白さであり怖さなのですが。
敢えてタイトルを挙げるなら、上の中から『ジョナサンと宇宙クジラ』(ロバート・F・ヤング)はお薦め。SFの触りとしてはかなりの良書かな、と。
他もかなり読みやすそうだと思う所を挙げてみましたが、出来れば、上記の中から3人ぐらいを選んでそれぞれの短編集を借りてみる、というのが最適(笑) そんな感じでSF慣れしたら、いざエリスンですよ、チクタクマン。……まあ、最初からバラードやエリスンに行っても、ピタッと来る方は来ると思いますが。
−−−
以下、SF好きな方向け補足。
まあ、色々と異論有るかと思いますが、あくまで個人的なものです。というかこれは、別の方がやるとまただいぶ違う物になると思いますし、むしろそれを見てみたかったりも。
とりあえず選別基準は、
短編集の邦訳がある、短編のバリエーションが豊富、SF慣れしていない人でもイメージが喚起されやすい、
の3点です。上記しましたが、入りは短編の方が基本的に良いと思うので。まあそれでも、個人的にはかなり厳しいかなと思う方も居ますが(^^; 最後の一席は、ヴァーリィかティプトリーフレドリック・ブラウンかで悩んだんですが、個人的にヴァーリィが一番読みやすかったので。
ディックは割と厳しいのも多いですが、慣れていない人でも想像しやすい、というのがあると思うので。
ビッグスリーはなんだかんだで質量。そして結局読みやすい。
シマック、シェクリイ、ヤング辺りが実は入門書としては一番ベターなんじゃないかと思っているんですが、この辺の作家の短編集が今ひとつ生き残って(紹介されて)無いのは、手落ちというか仕方の無い所なのか、というか。
ニーヴンは個人的には非常に評価しております。ヴァーリィもそうですが、70年代レイバー・デイ・グループ辺りの作家陣は、揺り戻しもあって、ロジック的にもイマジネーション的にも、読みやすい人が多めかな、と。
ハミルトンはちょっと別格。なにせ私の入りが<キャプテン・フューチャー>だったので(笑) 最初のステップとしてはかなり良い作家だとは、真面目に思いますが。普通に面白いですし。
……そんなわけで、何かの拍子にここに辿り着いたSF読みの方で、“最初に触れてもそれほど危なくなさそうなSF作家十人”(初心者向けお薦めSF作家10人)、もし挙げて下さる方居たら、是非。