- 作者: あさりよしとお
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1991/12
- メディア: コミック
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目立つ所ではゲーム系が弱い、と言った方が正確なのかもしれませんが。
『ワッハマン』(あさりよしとお)は、永い眠りから目覚めた記憶喪失の黄金髑髏の怪人ワッハマンが、体をサイボーグ化している悪の秘密結社のボス、通称:パパ、の軍団と戦ったり戦わなかったりする話。ワッハマンとパパの間に超古代からの因縁が有ったり無かったりで、近接格闘技の使い手である自衛隊のおじさんとか、ワッハマンを倒す為にパパが送り込んだサイボーグ娘レミィとかが主要キャラ。無論、ワッハマンが黄金バットでパパがナゾーです。博士とか少年少女はいませんが。学生時代に読んだのでさすがに内容よく覚えていませんが、あさりさん好きなら十分に楽しめるかと。元ネタが多少なりともわかれば尚良し。といってもまあ、マンガ自体が『黄金バット』が元ネタ、というのがわかればいいレベルですが。全体的にネタが濃いのは、あさりさんのマンガ全てに共通する事ですし(笑)
にしても、あさりよしとおは日本のマンガ界が生んだ偉大な奇人(奇才というよりこっちの方がしっくり来るのですが、すいません)の一人だと思うのですが、いつか全集とか出ないかなぁ。パッと読むだけなら読みやすい絵柄と描き方を維持しつつ、前にも後ろにも全然人が居ない所でマンガ描いているというのは凄い事だと思うのですよ。