度々思うのですが、人間、あまりぶっとんだ事を言われると思考が停止する、というのは、あれホント。
過日、とあるお客さん(50から60過ぎ?)とのやりとり。
りぴーとあふたーみー。
客「『○○○』(雑誌名)というの探しているんだけど、ある?」
「少々お待ち下さい」
(探索中)
「あー、すいません、ちょっと売り切れてますね」
客「どっかに1冊ぐらい、無いの?」
(……へ?)
いや、久々に、不覚にも思考の経路が追えませんでしたよ(^^;
「どっかに1冊ぐらい、無いの?」
無いから無いって言っているわけなのですが、隠しておいても我々全く得しないのですが。
まあ、私(店員)の立場から追えないだけで、お客さん的にはお客さんなりになんか理屈があったのやもしれませんが、売り場に出さずに、どっかに1冊置いておいてどうしますかよ。
ついでに、何故か2回も
を主張されていましたが、えーとあれですか、買って帰らないと奥さんに折檻でもされるのでしょうか。
「家内に頼まれてさ」
家内に頼まれようが娘に娘に頼まれようが孫に頼まれようが、出てこない物は出てきません諦めてください。どっかから1冊出てきたら、私がビックリです。
たぶん今冷静に考えてみると、一つの雑誌に対して20とか30とか仕入れている感覚で質問しているのかなーと、めいっぱい好意的に考えると思うのですが、配本とか入荷のシステムは部外者は知りようが無いといえば無いですしね。
まあ、年輩の方には割と多いのですが、(私も知らないが業界が右肩上がりだった頃に実際あったのか?)書店は表に出している以上に本を持っているみたいな認識が微妙にあるらしく、「この雑誌はどこか他にないの?」という類の質問はたまにあります(大抵は現品がちょっと折れている時とかの質問というか確認なのですが)。基本的にそんな事はないので店頭に出ている商品は全く持って見本などではないので丁寧に扱ってくださいハイ。良くも悪くも、豊富なストックを常備しているような時代では無いのですもはや。
同様に、
月曜発売の雑誌が日曜の午後には入荷している
とかいう伝説を信じている人も結構いるのですが、そんな事ないです悪しからず。
でまあなんというか、こういう時に当意即妙に気の利いた嫌味を言えるようになりたいなぁと日々精進の毎日であります。基本、アドリブ苦手な人なので。