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『輪るピングドラム』7話まで視聴

ピングドラム』が良いのは、一番最初に(とりあえずの)「この物語はどこへ行き着くのか?」(「妹は死ぬのか?/生きながらえるのか?」)というのを提示しており、同時に主人公兄弟の行動原理が明確なので、物語の軸がはっきりしており、プロセスがハチャメチャでも、話の流れそのものには、ついていきやすいところ。
原則的な、物語構造の力。
私みたいな飽きっぽい人間には、芯が明確なのは先へ進むベクトルになるので助かります。
結構繰り返し、その喪失の深刻さをなぞるのも巧み。
5話、リンゴちゃんの変態性について、ペンギン様が真っ正面から切り込むとは思わなかった(笑) ああ、言っちゃっていいんだ、みたいな。しかし弟は、どう見ても手帳(せいぜい日記帳)を「ノート」と呼称する感性が謎。更にそれを「貸してくれ」と言う辺り、意味がわからなすぎる。やむにやまれない事情があるとか抜きに、人間としてそのアプローチはどうなのか、色々。
なんだか、細かい伏線が、色々と出てきた。
兄さんは裏街道一直線。
兄さん、トラックに引きずられている所で全身打撲で死んでいそうですが、頑丈。
6、7話と、ひたすら、リンゴちゃん変態祭。
……まあこうするなら確かに、劇中でも直球で言及しておいた方がいいか。
妹は2話連続、ペンギン星人モードで品の無い事を言うだけの役でした。
一方、じわじわと兄サイドでは不穏かつ謎展開。
ここらで少し、一波乱欲しいかなぁ。