今年はまがりなりにも最初から最後まで見た作品(五十音順)が、
『オーバーマン・キングゲイナー』
『聖戦士ダンバイン』
『氷菓』
『魔法少女まどか☆マギカ』
『輪るピングドラム』
『無敵鋼人ダイターン3』
という、凄まじく濃い1年でした。
主な感想のまとめは以下。
■〔『オーバーマン・キングゲイナー』感想まとめ1〕
■〔『オーバーマン・キングゲイナー』感想まとめ2〕
■〔『無敵鋼人ダイターン3』感想まとめ<前半戦>〕
■〔『無敵鋼人ダイターン3』感想まとめ<後半戦>〕
■〔ダイターン3感想備忘録-Togetter〕
(※@houtou_trip20(http://twitter.com/houtou_trip20)さんが、お互いのTwitterでの『ダイターン3』の感想をまとめて下さったもの)
■〔特撮脳で見た『魔法少女まどか☆マギカ』〕
特に『まどか☆マギカ』の感想はあちらこちらで望外の反響をいただきました。改めて、ありがとうございます。
かなり好き勝手に書き散らしたので、ネットの海に放流されていくさまを見ながら、真っ当なファンの方からはお叱りを受けるのではないかと内心ドキドキしていたのですが、思ったより寛大に読んでいただけた模様です。
感想文が作品とシンクロしてくれたという、文章書きとしてもなかなか希有な体験でもありました。
後こちらの日記の方で結構な反響をいただいたのが、
■〔『機動戦士ガンダム』、ブライトはなぜアムロにガンダムを任せたのか?〕
『ガンダム』強し。
書いた当人としては、こちらも好きなんですが↓
■〔大トミノ祭:『伝説巨神イデオン』1話詳解〕
『機動戦士ガンダム』と『伝説巨神イデオン』の1話は、アニメーションの演出・構成のお手本として、そのまま教科書にしていいレベル。
さて、そんなこんなで、およそ35年分のスケールで名作にまみれた今年のベスト1は、今後も最も引きずっていくだろう作品という事で、
『無敵鋼人ダイターン3』(総監督:富野由悠季)
1話完結形式の出来の上下は激しく、決して全体としてクオリティが高いというわけではありませんが、1話をはじめとした、娯楽活劇としての基本的な面白さ。そして、TVアニメ史上に残る、傑作最終回。富野由悠季=ガンダム、というイメージの方にこそ見て欲しい、そんな逸品。
次点として、
『魔法少女まどか☆マギカ』(監督:新房昭之)
素晴らしいヒーローもの(私視点)でした。
あと番外で敢闘賞として、今年唯一、最後まで見た新作という事で、『氷菓』(監督:武本康弘)を挙げたいと思います。色々録画しても大体力尽きる私が、最後まで見た希有な作品(笑) 素晴らしく面白かったというわけではないですが、“千反田さん可愛い、こそ要点である”という作品の根っこを抑え、決してアニメ向きとは思えない原作を上手に噛み砕いた構成のうまかった作品。
結局、新作アニメ戦線からはリタイアしてしまいましたが、大量の作品を並行的に見られないのと、評点が厳しいというだけであって、別に見るのが嫌いというわけではないので、来年も何かいい出会いがあるといいなぁと思っております。大豊作の1年でありました。