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『仮面ライダードライブ』感想3

◆第3話「だれが彼女の笑顔を奪ったのか」◆ (監督:柴崎貴行 脚本:三条陸
ロイミュードがらみと思われる女性ばかりの失踪事件が発生し、進ノ介達は怪しい画家のアトリエをチェックする。そこには女性の肖像画が並んでいたが、実はそれは、データ化された上でキャンパスに閉じ込められた生きた人間であった――。
引き続き、どうもテンポが今ひとつ。
刑事ものらしさを押し出そうとする意識はわかるのですが、捜査シーンとアクションシーンのバランスが、もう一つ噛み合っていません。で、一応段取りを踏もうとしている捜査シーンが、結局ほとんどモノローグで処理してしまう為、特に面白くない。これが割と厳しい。
約25年前と今では劇中で見せなくてはいけないギミックの量が違うので一概に比較は出来ませんが、特撮+刑事ドラマの融合としては傑作であった『特警ウインスペクター』(1990)の完成度とハードルの高さを改めて思う次第です。
ただその中で、進ノ介があくまで刑事の視点から事件を追う、というのはいい所。しかしそんな進ノ介に、HEROなら法の壁とか飛び越えちゃいなYOとそそのかす霧子さん。
前回、ラストの振りだけに終わった「仮面ライダー」という名は、半年前の大災害で霧子を助けた謎のヒーローに、ロイミュードが付けたものである事、それにより霧子が「仮面ライダー」に特別な思い入れを持っている事が判明。
存在がわかった途端にベルトさんの台詞で殺されてしまった「先代仮面ライダー」・プロトドライブですが、ベルトさんは信用できない語り手なので、素直に鵜呑みにはしない(笑)
回想シーンで霧子をお姫様だっことかしていたけど、下手すると中身はベルトさん(中年紳士)な気がするのですが。
バトルシーンでは今回早くも、3台の新シフトカーが登場。『フォーゼ』みたいな感じで、ガジェットはどんどん追加するパターンか。単品でミニカーとして遊べる?なら玩具としては面白い所を突いた感じ。
ドリームベガスは何がベガスなのかと思ったら、お金の匂いのするベガスでした(笑)
さすがに、スロットマシンのリールを装備したヒーローは、史上初でしょうか。
必殺技の発動で魂の位置がズレた感じになったり、作った人は後で職員室まで来るように。
各シフトカーのネーミングは、二昔ぐらい前のオリジナルメカ、っぽい雰囲気の懐かしいセンスで、割と嫌いではありません(笑) このノリでやるなら、どこまでも行ってほしい。
新キャラ・チェイスは、変身ポーズがイクサ。ロイミュード的にフォージャスティス。戦隊の怪人で数年に1度ぐらい出てきそうなデザインなのがちょっと気になりますが、次回、どんな動きをするのか楽しみにしておきます。
1−2話の怪人デザインは面白くなかったのですが、今回、絵の具とかベレー帽とか画家のモチーフを取り込んで特徴的となり、怪人デザインが面白い方向に行ってくれるのは期待。基本、面白怪人好きなので。
色々な要素のバランスが取れるまでにまだ少し時間がかかりそうですが、全体のテンポがもう少し良くなってくれるといいなぁ。
ところで、今まで怖くてツッコめなかったのですが、
やはり霧子さんの格好はコスプレなのか。