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『仮面ライダードライブ』感想1

◆第1話「俺の時間はなぜ止まったのか」◆ (監督:田崎竜太 脚本:三条陸
CV:クリス・ペプラーの時点で飛び道具感強いですが、ベルトさん、格好いい。喋るだけではなく表示板で感情を見せるなど、ベルトのギミックは面白い。
ただ、1話の出来としては、今ひとつ。
特によろしくなかったのが、肝心の重加速現象(どんより)の描写が、わかりにくい上に、面白くない事。シリーズとしては過去に『カブト』(2006年)におけるクロックアップ(本人が加速して周囲がスローモーに見える)描写があり、それを意識しつつも、約10年後で出来る表現という点も含めて差異化を図ろうとしたと思われるのですが、映像的にちっとも面白くなりませんでした。
また、映像でピンと来ない事から台詞を入れたのか、わかりやすくする意図で最初から台詞がついていたのかわかりませんが、重加速状態を人々が次々と自己申告するというのは、非常に間抜けなシーンとなってしまいました。
これまで、やれミラーワールドだ、やれ22年前の過去と現在を行き来だ、と面倒くさい設定のパイロット版をそれなりにまとめる手腕を見せてきた田崎監督ですが、今回に関しては、失敗といってもいい出来。
作品世界の要になるギミックだけに、残念な部分でした(主人公のモノローグを被せる入りも、あまり良くなかったと思うけど)。
まあ、徐々に脚本・演出がこなれていく(或いは、おざなりになっていく)とは思いますが、描写が面白くなってくれる事を期待したい。
あと、主人公の所属する、重加速がらみの特殊な事件の専門部署に対する、頭の固い刑事、というポジションはわかるのですが、冒頭の演出を見る限り、世界規模(少なくともアジア圏)で発生した大災害の原因に対して、「俺は見たものしか信じない」という刑事は、さすがに無理が。
おまけにそこに「ネットでは常識」みたいな台詞を被せてしまい(これ自体はキャラクターの口癖にするのかと思われますが)、この世界観における重加速現象の一般的な認知レベルが揺らいでしまったのも、マイナス。
大災害から半年経って原因も不明で謎の怪現象扱いなのかもしれませんし、その辺りの扱いは2話で明確になるのかもしれませんが、1話時点で一般市民の反応と刑事の反応のズレが呑み込みにくい、という要素は入れなかった方が良かったと思います。
主人公が走り始めてからは、文字通りに加速して少し面白くなってきましたが、4つのタイヤ変身を、全てねじ込んできたのはビックリ。まずはディテールを描くよりもアクション優先の1話でサービス満点でしたが、わかった事は……ノーマルタイヤの時はそれほど気にならなかったけど、ビビッドカラーの突起物が体を両断しているというデザインは、なかなか厳しい(^^;
ドライブを格好良く見せるのは、なかなか工夫が必要そうです。
そして、怪人滅殺。
…………うんまあ、東映刑事ヒーローだから仕方ない、仕方ないね……。
K「まさか自爆するなんて」
ジ「場合によっては、抹殺する事も許される」
JP「フォー・ジャスティス!」
その後、ふにゃふにゃしたナンバーに新たな体を与える、みたいな振りがあったので、ナンバーが本体の怪人が人間の体を奪って擬態している、という事で良いようですが、確認しようよ主人公。まあ大体、2話で方向性を見せてくる場合が多いので、物語としては次回の転がし方に期待。
それにしても、車の名前はトライドロンって、元のオーナーは太陽の子なのかもしかして。