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『仮面ライダーW』感想21

◆第27話「Dが見ていた/透明マジカルレディ」◆ (監督:坂本浩一 脚本:三条陸
ゲストのどじっ子マジシャン・リリィ白銀がえらく美人だと思ったら、長澤奈央でした。
木下あゆ美ゲスト回の次が、長澤奈央ゲスト回とか、何この坂本監督のVIP待遇?!
劇場版の撮影を終えてTVシリーズの復帰祝いが裸の王様で、次の回は男メンバーの入浴シーンだった竹本監督(in『烈車戦隊トッキュウジャー』)に謝ってください!(関係ない)
余談ですが実のところ過去に長澤奈央に引っかかった事が無かったので思わず画像検索してみたのですが、なんかこの、リリィ役が一番可愛いのではないかという気がする(笑)
で、長澤さんという事は、冒頭のステージ上でのバック転は、吹き替えでは無く本人かしら。
シュラウドから新ガジェットの設計図がまたも送られてきて、フィリップの手によりあらゆる光の波長を検出できるデンデンセンサーが完成。
カエルとかカタツムリとか、シュラウドが、鳴海探偵事務所に抱いているイメージが、なんとなく透けて見えます。
ところで差出人不明の封筒がすっかり「シュラウドから」という事で既成事実と化してしまっていますが、素直に信じていいのやら。他に誰が、というのはあるとはいえ。
そのデンデンセンサーが反応し、鳴海探偵事務所に入ってきたのは、透明になったリリィ白銀。美人マジシャンにぶつかって跨がられて、ニヤニヤする主人公(ハードボイルド)。
「なんかいいっすね、こう、ははは、はは。いやー、ビックリしたぁ。さすがマジシャン。あ、うぉっほん、……今のマジック、どうやったんだい?」
「違うんです。あの、マジックじゃなくて……その……私……本当に消えるんです」
底辺を這い回る主人公だった気がする何かにリリィ白銀が見せたのは――腕の生体コネクタ。
「「ドーパントぉ?!」」
有名マジシャン・フランク白銀の孫娘であり後継者でもあるリリィ(ただしどじっ子)は、どうしても脱出マジックを成功させる事が出来ずに悩んでいたある日、謎の紳士に透明になれるガイアメモリを渡される。メモリを使う事で確かに透明にはなれたものの、自分の意志で現れたり消えたりが出来ない上に差したメモリが抜けなくなってしまい、噂の鳴海探偵事務所を訪れたのであった。
「すっかりうちもガイアメモリ駆け込み寺ねぇ」
どうやらドーパントの形態にならないまま透明化の能力だけが発現しているというメモリのバグではないかと、一行はまずはリリィにメモリを渡した謎の紳士を捜す事に。
その頃園咲家では、力を制御出来ない若菜の様子に不審を抱いた琉兵衛が、若菜がドライバを井坂に預けた事を聞き出していた。
「それは、聞き捨てならんな……」
一方、謎の紳士を追う翔太郎達は聞き込み中に照井と出会い、透明リリィが照井ともぶつかって絡み合うという、どじっ子機能を発動する。
「昨日の見習いマジシャン? 重い……どけ!」
亜樹子以外の女性への反応が注目された照井ですが、あくまでハードボイルド。
「失礼ね。ちゃんと体重は絞ってます」
「口は軽いのか……最悪な女だな」
「こいつはなんだ?!」「この人なんですか?!」
照井、やっぱり、所長にだけ甘い感じ。
「リリィさんは、依頼人でぇ、透明人間でぇ、ドーパント
亜樹子が口を滑らせ、速攻で手錠を取り出す照井(笑)
「正気か左……あまりにも限度がある!」
その場は何とか翔太郎が取りなし、ひたすら《交渉》スキルの経験値だけが溜まっていく主人公。かつてここまで、話し合いで物事を解決する仮面ライダーが居ただろうか!
照井を加えた4人は、謎の紳士がよくピアノを弾いているというレストランへ向かうと、そこで遂に謎の紳士――井坂深紅郎の姿を見る。《交渉》スキルなど所持していない照井は、問答無用で突撃(笑) 公権力、バンザイ。照井は権力を持たせるとまずいを通り越して、権力を持ってないと駄目なタイプだ(笑)
「照井……? そうか……照井雄治の息子ですね君は」
「なぜ、父の名前を知っている?」
「会いましたから。――去年の8月に」
「Wのメモリ……まさか?!」
井坂はメモリを取り出すと躊躇なくウェザードーパントへと変貌し、竜巻で照井を吹き飛ばすと、霧となって店外へ移動し、追いかけてきたダブルと肉弾戦。
井坂のキャラクターや形の定まらない「ウェザー」から、もっと奇天烈なデザインになるかと思っていたウェザードーパントですが、中華武人風というか、白黒の鎧姿っぽいデザインで、意外や真っ当。当面の宿敵キャラという事で、アクションのしやすさなど、比較的すらりとした見た目を優先したか。
スウェーバックでダブルの攻撃を軽々とかわすウェザーはヒートメタルもノーダメージで圧倒し、メタルブランディングを弾き返すという、凄まじい強さを見せる。
「こいつ……マキシマムが効かねえ」
必殺技を破られた翔太郎は、二つのメモリでマキシマムドライブを発動する裏技、ツインマキシマムを用いようとするがフィリップに止められ、そこにアクセルが到着。だがアクセルが攻撃する前にウェザーに駆け寄ったリリィはウェザーにメモリの修理を頼み、ウェザーは稲妻を放つとリリィを連れて姿を消してしまう。
翔太郎がまた裏目ポイントを溜めましたが、もはや宿命なので仕方がない。
もし翔太郎と 役立たず 橘さん(『仮面ライダーブレイド』)が接触したら、裏目エネルギーが対消滅を起こして世界が崩壊しそうな勢いです。
なお裏目ポイントを30ポイント溜めると、ハードボイルドLVが1上がります。
「Wのメモリの正体は――ウェザーだ」
かつて風都を震撼させた連続凍結事件と同じ頃、感電死や溺死など、不審な連続殺人事件が他にも発生していた。
「それ……全部あの男の仕業だったのか」
様々な気象現象を操るウェザー……亜樹子がバットカメラで撮った写真を手にした照井は復讐に逸り、独りで事務所を飛び出していこうとする。
「殺される? 上等じゃないか。家族の仇を討てるなら俺はどうなってもいい。死んでも構わん!!」
「死んでも構わんだと? そう思ってんのはおまえだけだ!! 少しは周りを見ろ。心配してる奴等が居るだろ」
ここで胸ぐら掴んで照井を止めようとする翔太郎は、久々に格好良かった!
見せ場がまた交渉シーンだけど、そこは深く考えるな!
「黙れ。君らと和んでいる暇などない!」
「出会った頃の竜くんに戻っちゃった……」
照井は1人で出て行き、翔太郎達も翔太郎達で、井坂とリリィの行方を追う事に。
「待ちたまえ翔太郎。念のため注意しておく。照井竜がああなった今こそ、君には慎重さが必要だ」
「うるせぇなぁ……おまえ俺のおふくろか?!」
ここでフィリップが、自分の感情をどう伝えればいいのか、言葉を探す表情になるのは良かった所。フィリップの持つ不器用さと、フィリップはフィリップで、翔太郎のみならず照井の事も心配している様子がうまく出ました。
「……わかってる。無茶はしねえよ、相棒」
そしてそんな相棒の気持ちを翔太郎が汲み、拳を打ち合わせるカットはお約束だけど良かった。
翔太郎のヒーロー属性というのは、お人好しとか思いやりというよりも、他人の感情に寄り添える男である、と、それが翔太郎なりのハードボイルドであり、そしてハーフボイルドな所。
復讐の為なら命を捨てても構わないという照井、独りよがりになるなと諭す翔太郎、改めて確認される相棒の絆、と一連の流れの台詞もベタなのですが、ここまでしっかりキャラクターや関係性を積み重ねてきた事により、いいベタになりました。
写真から井坂先生の素性を割り出した照井は、井坂内科医院に突撃。井坂の治療により自由に出たり消えたり出来るようになったリリィはその場を走り去り、治療の様子にジェラシーを燃やしていた冴子さんは、衝立の影でこの邂逅を見つめる。
「正直あの頃は誰でも良かった。私の能力の実験が出来れば」
「覚悟しろ、井坂。俺はもう自分を抑えられない。――変…身!」
…………照井、一応、本人の中では、ここまでの所業も抑えていた内なのか。
「自分を抑えられない……? いいですねぇ、私もですよ」
ウェザーはアクセルすら軽くいなし、駆けつけた翔太郎もダブルに変身するが、2人まとめてウェザーの多彩な気象攻撃の前に手も足も出ずに叩きのめされる。
「人とメモリは引かれ合う……一つの能力では満足できない私は、多彩なパワーのウェザーに出会いました。――だが、まだ足りない! 研究の末、私は様々なメモリの能力を吸収して進化していく事が出来るようになりました。もうすぐ、透明にもなれるようになる」
インビジブルメモリはそもそも、使用者の体内でロックされるように最初から細工されており、井坂の目的は、リリィの生命力を吸収して残った、井坂が使える仕様になったメモリを手に入れる事であった。
「私は、それが欲しいだけなんです」
27話にして、他の能力を吸収してパワーアップするという、最強パターンの能力者が早くも登場。ただでさえ多様な能力の上に肉弾戦でもダブルとアクセルを圧倒しており、天丼・カツ丼・親子丼みたいな感じですが、お父さんにも目を付けられてしまったし、むしろ盛りすぎて次回で死んでしまうのか井坂先生(^^;
ウェザーは伝統の最強攻撃:「⇒バイクで轢く」すら弾き返し、アクセルは変身解除。
「綺麗なガイアメモリですねぇ。こんな純正化されたメモリやドライバを使っているような者が、私に勝てる筈がない。家族と同じ死に方をプレゼントしましょう」
照井の涙を見た翔太郎は、ヒートトリガーで禁断のツインマキシマムを発動。
「何をするんだ。やめろ翔太郎。ツインマキシマムは不可能だ。そんな事をしたら君の体は――翔太郎!」
「もう、手はこれしかねえんだよ!」
「やめろ、やめてくれぇっ!」
右半身の制止を振り切ったダブルは、トリガー銃にトリガーメモリに続き、ヒートメモリを差し込む――


――『ヒート』
「マキシマムドライブ」
「マキシマムドライブ」
「マキシマムドライブ」
「マキシマムドライブ」
「マキシマムドライブ」
「マキシマムドライブ」

果たして、ツインマキシマムは如何なる力を放つのか、ウェザーの凍結攻撃を止める事が出来るのか、翔太郎と照井の運命や如何に?!
ツインマキシマムにより、ナビメッセージが壊れたように繰り返される、というのは格好いい演出。
かつてない強敵vsダブルの裏技、で非常に盛り上がってきた所で、以下次回。