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『重甲ビーファイター』感想35

◆第43話「見た!!黒(ブラック)の素顔」◆ (監督:坂本太郎 脚本:宮下隼一)
シャドー:土屋圭輔
という、70年代ばりに豪快なOPクレジットバレ(笑)
恐らく1−2話のゲストキャラだった少女・はるかがカブトムシを抱えて再登場。舞にわざわざ初めましての挨拶はするのに、はるかとカブトムシについての説明がほとんどないので困惑しますが、後半シャドーと拓也の殴り合いがだいぶ長々と回想シーン入るので、1−2話の回想シーンを入れても良かったような(^^;
もうすぐ冬だというのに、カブトムシが戻ってきたのは何か異常を感じたのではないか、と拓也達に相談を持ちかけるはるか。1−2話のカブトムシと同じ個体だと確信を抱いている辺り、アースアカデミアではなく他の機関に相談しに行った方が良いのではないかという不安を覚えますが、そんなカブトムシを飼育箱に入れて、「二度と離ればなれになんかならないわ」と抱きしめるかなりサイコな姿を見るに、昆虫魂による神経汚染がもう手遅れなのかもしれません。
はるかの話を聞いたビーファイターはジャマールに対するパトロールを強化するが、拓也は激しい痛みを感じて胸を押さえ、シャドーもまた、海を見ながら同様の痛みに苦しんでいた。
「俺の中で、何が起こってるんだ……!」
一方ジャマールではメガオームが幹部の反対を押し切り、超低温気体弾を用いて地球全土を生物の住めない環境に変える事で地球を破滅させる、氷河期作戦を発動。世界的規模の大寒波が襲来して東京は雪に白く染まり、瞬く間に零下25度と化した世界で、アースアカデミアのエアコンやコンピューターまで停止してしまう。地球上の生き物がほぼ活動不能になる零下80度まで、タイムリミットは残り数時間……。
「これじゃ、地球征服じゃなくて壊滅作戦じゃない」
「確かに、これまでのジャマールのやり口じゃないな」
「そうか……セントパピリアだ!」
3幹部の反応から、これまでジャマールが征服した次元から収益を得ていた事が明らかになり、しかしガオームは地球を壊滅させる事でセントパピリアを誘き寄せようとする……と、前作『ブルースワット』が、無血占領を旨としていた筈(それが作品としての肝でもあった筈)なのにその他の侵略勢力を派手に呼び込もうとするなど、とっちらかって支離滅裂になった事を反省してか、ヒーローも侵略者も「征服」と「壊滅」は違うと認識している事、目的の変更により作戦の性質も変化する、という点が物語として盛り込まれたのは良かった部分。
ガオームの狙いに気付いたグルもアースアカデミアを訪れ、はるかのカブトムシが、氷河期作戦の要となるジャマールの衛星をコントロールするアジトを発見してアースアカデミアに伝えに来る、というのは第1話を意識したと思われる展開。
3幹部により抹殺寸前だったグルとはるかを助けに飛び込むビーファイターだが、第43話にして、インセクトアーマーは昆虫魂で動いているから寒さに弱い!という凄くシンプルな弱点が発覚(笑)
それを狙った3幹部が、変身したビーファイターに対して一斉に窓を叩き割る姿が、ひどく間抜け(笑) まあ前段階で、地球氷河期作戦という高度なテクノロジーを披露してはいるのですが、終盤に敵幹部がヒーロー達を追い詰める手段が窓を叩き割るなのは多分、『重甲ビーファイター』だけ!
ビートマシンも寒くて沈黙し、頼みのメガヘラクレスオートパイロット機能が出勤を拒否(笑)
……誰だ、この余計な機能付けたの。
地球壊滅前に是が非でもブルービートの首を取ろうと執念を燃やすブラックビートの攻撃により、重甲解除に追い込まれてしまう拓也。
「ブルービート、この世から消え失せろ!」
だがまたしても、拓也に与えたダメージのフィードバックにブラックは膝を付き、その事態に疑念を抱く拓也は一つの推察に思い至る。
「おまえの、おまえの正体は……」
「やっとわかったか」
自ら重甲を解除したシャドーが帽子を取ると、その下から現れたのは、拓也と瓜二つの顔!
という驚愕の双子トリックに3幹部も含めて愕然とする中、それどころではない勢いで、地球壊滅の危機が迫っていた!
「今こそいでよ、いでよセントパピリア……我が前へ、ガオームの前へ……」
正直、ジャマールの作戦による地球の被害が甚大すぎてブラックの正体が霞んでしまった感がありますが、このまま一気にクライマックス突入なのか。
次回――えええええええええええええ。
…………ガオーム様の、元嫁とかなのか。