凄い(?)よ、SANSPO.COMで記事になっているよ!
〔「ハンター×ハンター」休載 出版社は「再開するか未定」〕
再開当初から期間限定していたというのは、初めて知りました。でも、期間内に何とかする気ないのなら、そもそも再開させるべきでないよね、という気は普通にします(^^; 普通すぎて、書く意味もないコメントですが。
まあもともと、最初からそんなに乗り気でなさそうな連載ではあったし、9年(も経っているのか!)前の編集部の問題も大きいとは思うのですが、始めたからには読者に対する責任が発生するというのも現実であり、そこでそれを放棄していいのはアマチュアかさもなくば芸術家(だったら許されるのか、というのはまた別問題ですが)。ここまでプロ失格である以上は、やっぱりどこかで社会が引導を渡さないといけないよなぁとは。
その一方で、作品同時に商品であるというのも動かしがたい事実ではあり、もはや自分一人の意志では自分のマンガを終わらせる事も出来なくなってしまった青山剛昌の例もあるように、需要ある所に供給を求められるという仕組みもあるわけですが、それならそれで、ビジネスとしてのモデルを誰かが成立させないといけないし、それを成立させられないのなら、それは企業としての集英社の失策以外のなにものでもなく、その辺りに対する感度というのが、ジャンプ編集部はどうも鈍いのかな、というのは透けて見えないでもなく。もっとも、既に“利益が十分に出ている”のなら、ビジネスモデルとしていつ終わらせてもいいレベルで成功しているといえるのかもしれませんけど。となると後は問われるのは、企業倫理の問題、ですかね。
とかまあ色々と言いつつも、悔しくも腹立たしい事に、マンガは面白いのだよなぁ、色々と問題はあるけど、この作品に特別思い入れない私にしても、面白く読めるものなぁ(^^; 同意見多いとは思いますが。そして冨樫が巧いのは、本人がこれで良いと思っているわけではないのだろうけど、それでも現状できる形として、モノローグマンガを成立させている事なんですよね。手抜きに見えるし、手抜きなんでしょうけど、これはこれで、技術いるわけで。まあ逆に、それが出来てしまうのが冨樫の大いなる問題点でもあるのですが。
なんか最終的には、読者の側が執着を断ち切って、社会的に抹殺して供養してあげるしかないのかなぁ残念ながら。
えーとまあ、そんなわけで、冨樫義博の最高傑作は『レベルE』という事で。いやこれは、実際そう思っているのですが。
- 作者: 冨樫義博
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1996/03/04
- メディア: コミック
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