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最近、横で見ていたゲーム

オーディンスフィア

オーディンスフィア

予言に刻まれた終焉が迫る世界――魔王と妖精族が魔法の大鍋コルドロンを巡り争い、終わりの竜が目覚めつつある中、魔石の宿る武器を手にした、5人の若者達はそれぞれの宿命に導かれ、巡り合う――。
セガサターン後期の隠れた名作として名高い『プリンセスクラウン』のスタッフによる、美麗グラフィックがウリの横スクロールアクションRPG。
物語は章立てで、概ね1章につき一つのマップを攻略する、という形で進んでいきます。マップは円環型(端と端が繋がっていて、一周している)のフィールドで構成されていて、一つのフィールドに出現した敵を全て倒すと別のフィールドへ移動できるという、一種のベルトスクロール方式。
人生初のモテ期に困惑する戦乙女、ウサ耳王子、蛙狩りの妖精王女、武器がショートソード疑惑のある黒騎士、セクシー赤頭巾こと半裸の魔女ら、5人の主人公それぞれに物語があり、それら全てを終えると、最後の物語が始まります。
システム的な部分は実際にプレイしたわけではないので何とも言えませんが、キャラのバトルモーションなど、グラフィックの出来はとにかく素晴らしいです。女性キャラの仕草の造り方とか、実に巧い。そして凄いのは、大道具。舞台劇を意識したと思われる表現・演出の多い本作、ゆえに舞台美術には凝りまくりなのですが、なんでもないシーン背景で、壁を這うツタの葉っぱとかが揺れていたりとか、細かい所に溢れんばかりの力が入ってます。個人的にお気に入りなのは、地面に植えた種が魔力を吸収して芽を出して葉っぱが出て茎が伸びて実がなって……という一連の園芸成長グラフィック。思いついた人も実行した人もそれでゲームにした人も凄いと素直に関心(笑)
あと、鶏を狩るとチキンになる所(笑)
物語は北欧神話をベースにしておりますが、なんというか、PS2でワーグナーやろうとしたような、そんなゲーム。
……といっても話の方は、グウェンドリン(ドレス姿可愛い)の途中まで見て、次に見たときには最終章だったので、あんまりよくわかってませんが(^^; ただしかし、横で見ていて面白いゲームでありました。成長システムの関係で腰を据えてやらないといけなさそうなので、見ているだけ(笑)
食えば食うほど強くなる、ちゃんこシステムと勝手に命名
これでも、このシステムで、ストーリー重視ではなくクエスト方式みたいなのんびりやれるタイプのゲーム造ると面白そうな気するんですよねぇ……あんまりストーリーに追われずに、幻のレシピを探しにいったりとか。次回、そーいうの造ってくれないかしら。
ところで実は『プリンセスクラウン』も、一通り最初から最後まで人のやっているのを見ていて、あれは私の中で「クスリゲー」(おぃ)という扱いなんですが、今作も“痛みが気にならなくなるクスリ”とか“疲れを感じなくなるクスリ”とかあって、スタッフはどれだけクスリが好きなのかと。前作であった“サイコーにハイになるクスリ”(無敵)は無かったみたいですけど。
現在、プレイしている人は、ストーリーを全て埋める為、妖精女王でコルドロン(たぶん、円盤生物)を倒そうと奮闘しております。
妖精女王といえば、久々にゲームしていて感動的な名台詞に出会いました!
「もう蛙は撃たないわ」
心の名言に収録です。