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日本vsチェコ感想とか

スコアレスドローでしたが、チェコの攻め手がぐだぐだになっていた事もあり、終盤は優勢に展開、しかしまあ、チェコとごく普通に戦っているというのは、やはり何とも感慨深い。
……とかつい書いてしまうと、内容と関係なくオチをつけられるのであまりよろしくありません。
ただ実際、それ以上にあまり感想はないのですが、なんか今の日本代表は立ち位置的に丁度、素人の居酒屋トークをやりにくい位置、なのかなーとか思ってみる。
ところで試行した3−4−3システムの消化不良が色々と取り上げられておりますが、


ザッケローニ監督(58)が今大会から導入した3―4―3システムはベスト布陣を敷いたチェコ戦でも機能したとはいえなかった。
(中略)
FIFAランク32位のチェコ、それも1軍半相手に0―0。3―4―3の新システムには選手から厳しい意見が噴出した。「このシステムは10段階で3ぐらい」。最終ラインの中央に座すDF今野は自戒を込めるように落第点をつけた。
(中略)
主将の長谷部は「まだ本番で3―4―3で勝負するのかというと絶対的な確信はあるわけではない。センタリングしても、攻撃に厚みがない。課題はまだまだある」と駄目を出した。遠藤も「予選では使えない」と言い切った。
〔3─4─3使えない! ザック手応えも今野が長谷部が拒否反応…キリン杯・チェコ戦/スポーツ報知〕
まあ、見出しからしてあまりに誘導的なので、選手コメントもどこまで正確か眉に多少の唾はつけておいた方が良さそうですが、例えばこの「10段階で3」というのは、システムそのものに付けているのか、その中でピッチにいた自分たちに付けているのか? というのは考えるとなかなか面白い。
選手にあったシステムを用いないのが悪いのか
システムの長所を活かして戦えない選手が悪いのか
二つの融合する所はあるのか
サッカーにおける一つの命題が図らずも浮上したという感じ。
一つ言えるのは、現状結果を出している「4―2―3―1」が、将来において必ずしも、「最適の人材を揃えた3−4−3」より強いとは限らない、という仮定は存在するし、監督にはその可能性を検討する権利はあるという事でしょうか。
でこれは、日本代表にある種のベースがあるから出来る事なのだろうなぁ、という気がします。
そのベースが出来るまで、うん、長い10年だったなぁ……。
折角なので「今の日本で3−4−3やるならベストメンバーは誰か」を考えてみるというのも、“サッカーを楽しむ”という事なのかもしれません。