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剛力招来! 超力招来!

宇宙からのメッセージ・銀河大戦』の完結にともない、東映特撮YouTube Officialで『イナズマン』配信スタート!
大学生・渡五郎は、ある夜、ガスマスクにかぎ爪という謎の集団に取り囲まれる姉弟を助けるが、そこに現れた謎の怪人イツツバンバラの攻撃を受け、海に落ちてしまう。目を醒ました彼が運び込まれていたのは珍妙な服装の少年少女達が行き交う、謎の部屋……そこは少年同盟の秘密基地であった。
悪のミュータント(超能力者)を率い、人類根絶を企む新人類帝国。
その野望に立ち向かうべく、キャプテンサラーにより世の悪に汚れていない少年少女のミュータントによって結成されたのが、少年同盟である。
……えー、つまり……純真無垢な少年少女をだまくらかして尖兵にしている、と。
「新人類は許せない」と詳しい事実確認もせずに少年同盟に協力を申し出た五郎は、ミュータント検査機にかけられた結果、検査機の針が振りきれるほどの強い超能力を持っている事が判明する。
超能力を扱う為の訓練を受ける五郎。
街に現れたイツツバンバラから人々を守る為に少年同盟が出撃するも危機に陥った時、五郎の変身したサナギマンがそのピンチを救う! 更にエネルギーを溜めて「超力招来!」とイナズマンに転身。イツツバンバラを撃退する。
この辺り、さらっとナレーションで流して、何の溜めもなくAパートの内にイナズマンまで見せてしまうのが恐ろしい。10年後にギャバンもAパートの内にさらっと変身していましたが、当時はこういう方針だったのかしら。
鏡越しに新人類帝国の帝王バンバが自らヘッドハントに来たりしますが、五郎はそれを断り、大学の教授に化けて彼の命を狙ったイツツバンバラを撃破。少年同盟の一員として、 恥ずかしい制服を着る 新人類帝国と戦う事になるのでありました。
変身ブームが落ち着き始めた時代に生み出された本作、有名な二段階変身は面白いといえば面白いのですが、ナレーションで「サナギマンが成長してエネルギーを溜めると……」のその「成長」が何を意味するのかが全く説明されない為、単に時間の問題というだけなのが非常に残念。ギミックは作ってもディテールに凝らない、というのは当時良くある話ではありますが、ディテールの無さを吹き飛ばすだけのパワーは無い。
全体的には割とまっとうな作り。
まっとうすぎて残念なくらい(笑)
一番頭オカシイのは、少年同盟のミュータント少年少女達が、掛け声と共にジャンプして空中一回転すると瞬間的に恥ずかしい制服姿に変身する事。超能力なのか、キャプテンサラーに改造された為なのかは、不明。この少年同盟の珍妙な制服は、悪い意味で凄い気になります。Wikipediaには石ノ森作品風味(オレンジ色に卵形の飾り)と書いてありましたが、どちらかというと、間違えた科学特捜隊(『ウルトラマン』)っぽい。というか夜中にその制服にヘルメットかぶった人間が戦っていたら、助けるのを躊躇するレベル。
キャプテンサラーも同系列のデザイン(色は白)を着て現れるので、信用するしない以前に、この人は正気なのかと。
面白いか面白くないかと言われたら、1話見たからまあいいか、ぐらいのレベル。色々調べたら、続編の『F』が色々と凄いらしいですが。