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『超人バロム・1』感想11

◆第15話「魔人ミノゲルゲが君の町をねらう!!」◆ (監督:田口勝彦 脚本:島田真之)
虫取りに来て山中で迷子になる、猛・健太郎・松五郎。
「ばかやろーおまえ、地図が間違ってるわけねぇじゃねぇかよ。俺たちが歩いてきたとこが間違ってるんだよ」
勢いで真理を突く松五郎。
「あー! この地図10年前のじゃないか」
は、面白かったです(笑)
なんとか小さな村に辿り着く3人だが、そこは吸い込んだ人間を何もやる気の無い怠け者に変えてしまう、怠けガスを放つミノゲルゲの実験場にされていた。ミノゲルゲは自分の正体を目にした少女を口封じの為に轢き逃げし、重体となる少女。ようやく怠けガスを浴びていないまともな医者が見つかるが、それはバロムワンを誘き出す為の陽動であり、少女は蓑虫にさらわれてしまう。
「医者は来ない。その代わりに、悪のエージェントがやってきたのだ!」
バロムイヤーは地獄耳で追跡したバロムワンは罠にかかって蓑の中に閉じ込められるが、バロムワンに蓑の檻は通用しないのだ!
ナレーションによる説明さえなく、あっさりと内側から蓑地獄を打ち破ったバロムワンは普通の爆弾パンチで蓑虫を一撃。
「バロムワン! 俺はおまえと戦うのが面倒になった……俺は死ぬぞ!」
頭を強打したショックか、自ら人生を投げ捨てた蓑虫はダムから転落して爆散し…………前回の特訓は何だったのか。
アクションパートの長さがドラマパートをかなり圧迫している今作ですが、序盤に強調された少女と父親の親子関係が生かされるわけでもなく、怠け者達が特に面白くなるわけでもなく、あまりに大雑把。第13話に引き続いて、島田脚本が残念な出来。


◆第16話「魔女ランゲルゲは鏡に呪う」◆ (監督:田口勝彦 脚本:滝沢真理)
今回のアントマンは、花をあしらった細身の剣を振るい、お洒落。
しかしドルゲは、他にもっと予算をかけるべき所があるのではないでしょうか……。
「鏡よ鏡、この私より美しい者に、死を。この私より幸せな者に、不幸を」
ドルゲは、洋館で他人を呪う美女・黒沼嵐子の顔をただれさせ、その顔を元に戻したければ命令を聞け、と悪のエージェント・ランゲルゲにスカウト。ランゲルゲは金色のフロイドP型血液を持つ少女をさらい、ドルゲはそれによって地上の生物を全てドルゲ魔人に変えようと計画する。
容貌を元に戻してほしいあまりに暗躍するランゲルゲは2人目の少女をバレエ発表会からさらい、
「松五郎のシャツの袖だ。さては!」
と、なんか嫌な物証で拉致に気付くバロムワン。
猛と健太郎は同じ血液型を持つ3人目の少女を守ろうと動き、いつの間にか親世代にも存在を認識されているけど、書き置きの文字が、ひらがなばかりだバロムワン。
一足遅く連れ去られてしまう少女だが、松五郎を囮に使った爆破作戦が怪人の裏目に出て、バロムワンはアジトを強襲。カチコミについてきた松五郎が大きな事を言うも、いざ突入を前にすると尻込みする、というギャグは毎度テンポを悪くしていて困りものですが、その松五郎の危機に、バロムワンは純粋にボップを投げつけてアントマンを撃破。
「はぁ〜。ボップの威力ってのは大変なもんだなぁ」
扱いは手頃な大きさの石と同じにも関わらず、凄く不自然に強調されるのですが、これは、いざとなれば飛び道具にもなるアイテムとしての販促なのでしょうか(笑) 遊び方としては凄く危険が気がするのですが!
割と接近戦に強かったランゲルゲだが、4連続バック転回避も飛び出す激しい格闘の末、バロムワンが某赤い筋現象も使っていた腕ぐるぐるで花粉返し、自らの毒で弱った所を蹴りで痛めつけ、トドメは爆弾パンチ。
…………ええと、だから、特訓の意味は。
新必殺技は、ここぞの切り札扱いなのか。或いは急遽話数の入れ替えがあって、必殺爆弾パンチの修得は本来第14話ではなかったのか、とでも考えたくなります。
助け出された少女達がバロムワンに声援を送り、定番の“子供達のヒーロー”強化演出。嵐子は川岸で人間に戻った姿を発見され――悪のエージェントになる前から醜い心の持ち主であった事を爆殺の理由にするのかと思いましたが――マイルドに着地。また、派手な爆発から間を置いて人間の姿を見せた事で、結局のところこれまでのドルゲ魔人も皆、派手な爆発の後に元の人間に戻ったのかもしれないなぁ……とエクスキューズの効く描写になりました。
次回――伊東温泉、といえば、ダッカー本部の近く。