気が付けば凄く真剣に、『ペルソナ2罪』(PSP版)をやっている今日この頃。
いややっぱり、名作だなぁ。
戦闘のもっさり感にさえ慣れてしまえば、シナリオは本当にいいし、システム的にも悪いわけではない。
“噂が現実化してしまう街”というネタを根幹に、人が噂を操り噂が人を操り、主人公達自身がそこに噛んでいく中で、やがて噂が世界を変えていく、というシナリオの流れが、実に巧み。
後半に向けてどんどんインフレーションいていく状況もたまらない。
散りばめられた毒と諷刺も含めて、非常によく出来たシナリオ。
ゲームシステムとシナリオがしっかり噛み合っているという部分においては、国産RPGの最高傑作群の一つ。
システムとシナリオの噛み合い、という点においては『ドラゴンクエスト3』に次ぐ出来だとさえ思っています。
『ドラゴンクエスト3』の“闇の世界”というネタは、システムとシナリオの絡みという点において、RPG史上究極のワンアイデア。
あの時代だからこそ最大限に効果を発揮したという部分もあり、まさしく絶後。