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『仮面ライダー電王』感想11

◆第21話「ケンカのリュウ儀」◆ (監督:石田秀範 脚本:小林靖子


Let'sイマジン、今週最初のお便りは、東京都在住Mさんから!
えー、なになに、「俺さ……じゃなかった、最近、職場の事で悩んでいます。以前から、横暴な上司、口だけは達者な後輩、図体のでかい後輩に悩まされていましたが、最近入った新入りが、生意気で人の言う事を全く聞かないばかりか、私に対してひどく冷たい扱いをします。先日も、危うく職場から追い出されそうになりました。今の仕事が一番長いのは私なのに! オーナーは本当にいい人で、オーナーの為にもこの仕事を頑張って続けたいと思っているのですが、最近はオーナーも身内の悩み事が多くてあまり気にかけてくれません。唯一の楽しみだったクライマックスも、マントをつけた変なのにかっさらわれたり、ストレスの多い毎日で、このままでは胃に穴が空きそうです。本当に今の仕事を続けていて良いのでしょうか。何かアドバイスをお願いします」
いやー、イマジン色々、悩みも色々。生意気な後輩には、一度ガツンと言ってやりましょう。そうすれば貴方を見る目が変わる……かも? ラッキーカラーはピンク。早起きは三文の徳。それでも駄目な時は、お風呂にでも入ってスッキリするのがお薦めです!
そんなわけで今回最大の見所は、デンライナーには風呂があった!
そして、イマジンは入浴する!
なお、入浴シーンはありませんでした。
冒頭、前回のおさらいで改めて見ても、無意味な落雷パフォーマンス。
そして卑怯な攻撃はカットされた(笑)
「侑斗くんが変身したのは、ゼロノス
緑色の牛ライダーは仮面ライダーギュウマじゃなかった、仮面ライダーゼロノス。オーナーによると、「デンライナーにおける電王のようなものです」という事らしい。
……って時の列車とセットだったのかライダー、てまあ言われてみれば運転席に専用バイクついているし、対暴走イマジン用の武装もライダーに対応しているし、そう考えるのが素直か。
オーナーは、おそらく桜井侑斗は
「十数年前の若い頃の“桜井さん”」
であろうと語るが、あまりにもイメージが違うからか、それを否定する良太郎。ここで、一連のオーナーの語りと、リュウタロスのダンスを合わせた演出は秀逸で、石田監督のこの辺りのセンスはやはり巧い。
その頃、デネブに地獄突きを放って逆に突き指した侑斗は、ミルクディッパーに向かう途上で、人助けに巻き込まれていた。
「僕は桜井侑斗、困った人を助けるのが、趣味です」
と語るのは、もちろんD侑斗(笑)
怒りの侑斗はデネブを放置し、デネブは着ぐるみを着て路上でお菓子を販売する事に。その背後ではデネブの気付かぬ内に、道に(飲み過ぎで)倒れてD侑斗に助けられた販売員の男がトータスイマジンに憑依され、「課長のバカヤロー、こんな仕事回しやがって」という寝言を望みとして契約?されていた。
トータスは、カメはカメでも……リクガメ?
そんな侑斗に嫉妬の炎を燃やすリュウタロスは、風呂上がりのカメちゃん(ウラタロス)・クマちゃん(キンタロス)に、「婚約者」とは何か、について情報収集。これ以上、リュウタロスの殺意をこじらせるとまずいと誤魔化すウラタロスであったが、しつこく聞かれたキンタロス、つい、
「そりゃあ、女が男に惚れるんは、強いからに、決まっとる」
「「ああ!」」
「へ〜、あいつって強いんだ。だから好きなんだ。やっぱりあいつ嫌いだぁ!」
と、ガロン単位で油を注ぐ。
なお、口出ししようとしたモモタロスは、
「うるさいよ。モモタロスは黙っててよ」
と、物凄く邪険な扱い。
ナオミに言わせると、ウラとキンは動物カテゴリなので、リュウの対応が柔らかいらしい。
……モモさんはやっぱり、標準的なイマジン風に名前をつけると、ピーチイマジンなのか。
それとなく目を逸らしていたけど、やっぱりネクターなのか。
それで傷つきやすいのか。
背後の殺意をつゆ知らず、ミルクディッパーで「桜井侑斗」の名を名乗るも、愛理さんに華麗にスルーされた侑斗は、綺麗さっぱり名前も忘れられている、と思ってご機嫌斜め。そこへ良太郎とハナがやってきて出くわすと、リュウタロスが良太郎に憑依。R良太郎は一足先に出て行った侑斗を追いかけていく。
「今の、良太郎じゃなかったような。気のせいかしら……」
デネブのもとに戻って販売員がイマジンと契約した事に気付いた侑斗は販売員の監視をデネブに任せるが、その前に姿を現すダンサーズ。路上バック転など華麗なアクションを決めるダンサーズに囲まれた侑斗の前でR良太郎はガン電王に変身し、「どっちが強いか決める」戦闘を一方的にスタート。
またも、一般人(?)を撃ちまくる、ガン電王。
にしても、“お姉ちゃんに近づく邪魔な男を殺っちゃう”のではなく、“どちらが強いかを見せつけて振り向いてもらう”という方向になっているのは、リュウタロスの成長なのか、良太郎の精神的影響が出ているという事なのか。
……まあ、やっている事はサーチアンドデストロイなのですがッ。
そこへ、侑斗から“消えた時間”について聞きたいハナがやってきてガン電王を止めようとするが、ヒロイン力の低いハナの制止などガン電王は聞く耳持たない。
変身できる回数が決まっているために逃げ回ってやり過ごそうとしてた侑斗だったが、ハナが戦闘に巻き込まれたのを見て、変身。ここにガン電王vsゼロノス、激突!
……その頃、デネブは着ぐるみ姿で走っていた。
一方、契約に基づいて販売員の上司を襲撃してきたトータスイマジンだったが、過去への扉は開かず。寝言だったから契約不成立という事なのかどうなのか。なおトータスイマジンは、分裂してテンションの高いもう一体が出てくるという仕様。デザインといいやたらに跳ねている所といい、ウサギとカメ、のモチーフか。……それで、販売員も寝ているのか?
個人的には、わかりやすくイマジンでギャグをやろうとしている時は、いまいち面白くない印象。好みの問題もあるかと思いますし、石田監督の、ややシュールなギャグを繰り返す演出が、個人的に合わないというのもありますが。
ガン電王とゼロノスは互いのバイクで激突し、デネブ(着ぐるみ)は走り、イマジンはすっかり無視されたまま、以下、次回――果たして職場ヒエラルキーの底辺を這いずるMさんに復活の目はあるのかっ?!
ゼロノスだとか侑斗だとかそんなものどうでもいいけど、何かあったらやばいことになるのは良太郎だぞ」
という辺りはもうすっかり、古女房の貫禄で泣かせますが。


◆第22話「ハナせない未来」◆ (監督:石田秀範 脚本:小林靖子
チャンプ、着ぐるみを装着。
虎だ! おまえは虎になるのだ!
鳴り物入りで登場したゼロノスと互角の戦いを演じるガン電王、強し。まあ、ゼロノスの本領はデネブと合体してのヴェガフォームのようですが。
戦闘に乱入したハナに気を取られて動きの鈍ったゼロノスを追い詰めたガン電王だったが、いい所で良太郎が何とか主導権を取り返し、リュウタロスはデンライナーへと弾き飛ばされる。“消えた時間”について教えてほしいと食い下がるハナに対し、侑斗はデネブの代わりをやったら質問に答えてやると交換条件を持ち出し、チャンプ、路上販売に挑戦する事に。
一方、販売員とイマジンの契約は、やはり寝言(販売員に契約と“望み”の記憶がない)の為に、成立していなかった。怒りのトータスイマジンは販売員にも甲羅ボールをぶつけまくり、販売員は病院へ。虎の着ぐるみにフォームチェンジしたハナを残し、良太郎はデンライナーで体育座りモードのリュウタロスと接触
……話が脇にそれますが、体育座り=いじけている、という記号の発祥はいったい何なのでしょうか。使いやすすぎてチープになる危険性もありますが、実に良く出来た記号だよなぁと感心する次第。
「お姉ちゃん、あいつが好きなんだよ。ボクの方がぜったい強いのに」
「強いから好きなんじゃないよ」
「でも、クマちゃんが言ってた」
良太郎、キンタロス睨んだーーー(笑)
姉さん絡んでいる時の良太郎は本気なのでKさん(バンカラ)は以後、発言には細心の注意を払うように。
お姉ちゃんが止めても侑斗を狙うのをやめない、というリュウタロスに対し、どんな事をしても――一緒に消えるような事になっても――絶対に止めてみせる、と宣言する良太郎。
そういえば、良太郎とリュウタロスが膝を詰めて話すというのは珍しい。……もしかして初?
リュウタロスの説得に完全成功はしなかったものの、決意を告げた良太郎は、イマジンを追いつつハナの手伝いをする為に、イマジン達に協力してもらう事に……というわけで、ウサギとゾウの着ぐるみ姿で、入院した販売員の病室を見張るウラとキン。……砂、着ぐるみ、着られるのか。
そして孤独な路上販売にいそしむチャンプの元には、良太郎とナオミが参上。
……て、ハナさんハナさん、着ぐるみは首が見えないように常に顎を引かないと!
というのは昔、ミッ○ーの中に入った事がある人に聞いた着ぐるみ豆知識。
こんな所でハナの着ぐるみ素人ぶりを表現するとか、無駄に芸が細かい(笑)
そんなハナはむしろ顔出しするべし着ぐるみ不許可、とてきぱきと物事を進めていく、売り子性能の凄まじく高いナオミの協力もあり、盛況になっていく路上販売。それを見つめる、星明子 侑斗とデネブ。
その頃、課長と同じ病室に運び込まれた事で販売員は契約内容を思い出し、やや強引に扉を開いたトータスイマジンは過去へと跳ぶ。それは、2006年11月29日。販売員が展示会に遅刻し、別の仕事に回されるきっかけとなった日。ウラタロスからの連絡でそれを知った良太郎は、ロッド電王に変身して過去へ跳び、侑斗もそれに続く。
侑斗の目的は、過去の桜井……? だが過去の桜井は侑斗の呼びかけを無視し、侑斗も敢えてそれを追わない。
ウサギとカメに分裂したトータスイマジンとロッド電王との戦いに参加する侑斗。ゼロノスへ変身するカードの残りは――あと8枚。
「多いのか少ないのかわからないけど、変身」
2話に1回変身するとしてもあと1クールちょいしか保たないので、メタ的には少ない(笑)
にしても、ここで残り枚数を明言してきたのはビックリ。
小林靖子らしい感もあるといえばありますが。
ロッド電王&ゼロノスvsトータスイマジン(カメ&ウサギ)の2vs2変則マッチは、終始押し気味で仮面ライダーパワーズが勝利。2体のトータスイマジンはそれぞれ暴走するが、1体はロッド電車のカメがガ○ラばりの空中戦の末に撃破。もう一体はゼロライナーが撃破。
「凄いというか……もう電車じゃないよね、あれ」
ゼロライナーは最初はドリルで倒すのかと思ったら、何故かヘリコプター風味のプロペラが出てきて、空を飛んだ上にプロペラでイマジンを細切れにしました(笑)
作り手もバランスを気にしたのか、久しぶりにロッド電王が最初から最後まで大活躍。まあウラタロスの場合は、“充分に戦えるけど、やる気がない”というスタンスなので、あまり戦闘で出張らなくてもそれほど気にならない、というのは設定の巧いところ。
なお、やる気だけはある方の今回のお仕事は、リュウタロスの見張りでお留守番(底辺)。
……あ、あ、あと、ハナとナオミに絡んできたチンピラを投げ飛ばして叩きのめしました!
大活躍だね!
クライマックスだね!(涙)
こうして、それぞれ(除くリュウタロス)の活躍もあり、七夕お菓子は無事に完売。約束通り、侑斗はハナに、“消えた時間”について話す。だがそれは、“消えた時間”については何も知らない、ゼロライナーの持ち主にも会った事はない、というものだった。
しかし……
「これだけは言える。ゼロライナーは確かに一度消えた。でもそれが今はあるって事だ。それだけだ」
“消えた時間”が再生する可能性がある……?
それは、新たな謎と、ほんのわずかな希望を生むのであった……。
次回、またなんか変なの、降臨。