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昨夜たまたま目にした再放送の『ドラゴンボールZ』が凄かった

ラディッツ襲撃を退け、死亡した悟空は界王様の元へ、悟飯はサバイバル修行中、というインターバルで、原作ストックの余裕を作る為のオリジナルエピソードだったのですが、スポットが当たるのは、ベジータとナッパ。
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地球へ向かう途中、昆虫型宇宙人の住む星へ立ち寄るベジータとナッパ。
現地の兵士にわざと捕まり、支配者の元へ引き立てられる二人だが、その目的は星の制圧。圧倒的な力で兵士達と、暴君の切り札である巨大怪獣を撃破し、暴君の統治は崩壊。圧政に引き裂かれていた恋人達(昆虫型宇宙人)はその光景に、「この星を救ってくれた救世主だ」と大喜び。
支配する価値のないクズ惑星、と判断したベジータとナッパはポッドに乗って無言で飛び去っていき、通りすがりのヒーローに助けられたと思い込んだ恋人達(昆虫型宇宙人)は歓喜の再会に駆け寄る。
――が、大気圏外に出たベジータ、惑星へ向けて特大エネルギー波を発射。
惑星、消滅。
恋人達、蒸発。
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誰だ脚本、と思ったら、井上敏樹で、凄い納得。
甲殻類の雰囲気もある昆虫型宇宙人にごく普通にロマンスさせる、という絵もポイント高し。
抱擁に駆け寄る恋人達と星を離れるサイヤ人の姿が、悲劇的な展開を強調される事なく、淡々と交互に描かれる、という演出も秀逸。
アニメ版はほとんど見ていなかったので知らなかったのですが、このインターバルのオリジナルエピソード群は、勿論ピンキリはあれど、各脚本家がそれぞれ個性を出して、けっこう渋いエピソードも展開していたとの事。
なかなか、面白い物を見る事が出来ました。