はてなダイアリーのサービス終了にともなう、旧「ものかきの繰り言」の記事保管用ブログ。また、旧ダイアリー記事にアクセスされた場合、こちらにリダイレクトされています。旧ダイアリーからインポートしたそのままの状態の為、過去記事は読みやすいように徐々に手直し予定。
 現在活動中のブログはこちら→ 〔ものかきの繰り言2019〕
 特撮作品の感想は、順次こちらにHTML形式でまとめています→ 〔特撮感想まとめ部屋〕 (※移転しました)

『仮面ライダー電王』感想26

◆第45話「甦る空白の一日」◆ (監督:舞原賢三 脚本:小林靖子
クリスマスの飾り付け中、ツリーの下敷きになった良太郎は、1年前の事を思い出す。
その時、ツリーの下敷きになったのは……桜井さん。
(もう一年なんだ、桜井さんがいなくなって……)
そこへ良太郎が自分宛に送った、覚えのない小包が届く。
中から出てきたのは……懐中時計。
それは裏面に文字は入っていないものの、かつて愛理と良太郎が桜井さんにプレゼントしたものと、同じデザインの懐中時計であった。これで懐中時計は、ミルクディッパーに隠されていたもの、過去を彷徨う桜井さんが持ち歩いているもの、新たに良太郎に届いたもの、と合計三つ。良太郎とコハナは、かつて桜井さんへのプレゼントとしてその時計を買った店へと向かう……。
一方、街を彷徨うカイは、
「調べなきゃなぁ……アレ、野上良太郎の抜けた記憶。……いつに跳べばいいと思う?」
通りすがりの適当なサラリーマンの体を開いて、記憶を覗く。
「ろくな記憶持ってないな……さてと……あれ? 何考えてったけ?」
野上良太郎の消えた記憶」
姿を見せる、アルビノレオイマジン(ヤクザ声)。
「あ、そっか」
となにやらカイに、一種の健忘症のような描写が入ります。
時計店に向かいながら、良太郎は一年前の出来事を思い出す。
一年前……桜井侑斗と愛理の結婚が決まり、クリスマスが間近に迫った頃、愛理は「新しい家族の時間」の象徴にもなると、時計店の店頭に飾られていた懐中時計を気に入り、桜井さんにプレゼントしようと考える。
お値段、16,800円。
しかし当初の予算は1万円。年末で厳しいしもっと安いやつに……と良太郎、姉の婚約者へのプレゼントを安上がりにしようとする(笑)
しかし結局、愛理に拝み倒され、その懐中時計を購入。
以前、さもいい話のように語られていた
「僕と姉さんからのプレゼント」
に込められていた真実は、予算不足による折半だった!(笑)
その頃、デンライナーは、クリスマスを前にサプライズパーティの準備で盛り上がり中。ノリノリのナオミとイマジン達、クリスマスツリーに願い事をかけた短冊を吊すなど、意味不明。
ナオミの願い「食堂車がずっと満員でありますように」
は、作品の流れからするとちょっとぐっと来る所なのかもしれませんが、今までの話を見る限り、デンライナー車内が空いていた方が世界は平和な気がしますよナオミさーん。
時計店を訪れた良太郎は、それが、本当なら8月に送られてくる筈だった事を知る。店主の記憶によると、昨年末のクリスマス、姉弟で懐中時計を買った後に“なんか嬉しそう“な良太郎が一人で戻ってきて、「来年の8月にこれと同じものを送ってほしい」と予約注文をしていったのだという。
店主の手違いによって発送が大幅に遅れた懐中時計であったが……その一連の出来事について、良太郎は全く覚えていない。
ある狭い範囲において、良太郎の記憶が消えているのだ。
思いあまった良太郎は、侑斗にゼロライナーでの過去への移動を頼むが、拒否される。
「侑斗、お願いだから……」
「駄目だって言ってるだろ!」
「……何か知ってるんだ」
割と顔に出る侑斗、バレる(笑)
「何でもこっちのせいにすんな!」
「でも前から何か隠してるよね?」
逆ギレしてみせる侑斗であったが、良太郎、返す刀で一刀両断。一歩も引かない気配を見せる良太郎であったが、その時、モモタロスがイマジンの出現に気付く。
良太郎達が去った後で時計店の店主に憑依し、「在庫を綺麗にさばきたい」という望みを、街中で時計を配り歩いてかなえようとするのは、スノーマンイマジン。
…………えーこれ、肩から角が生えてますが、ぎりぎり、トナカイという事で動物扱いなのでしょうか(笑)
強引に繋がった過去へ跳ぼうとするスノーマンを食い止めるS電王だったが、サンタ人形と戯れている内に結局は過去へ跳ばれてしまう。
その日付は――2007年1月10日。
それは、野上愛理が記憶を失くした日。
「野上行くな!」
「侑斗、やっぱり何かあるんだ」
「おまえが知る必要ない!」
「そう言われて止めると思う?」
「なんでもいい。とにかく行くな」
「何かあるなら僕は知りたい。どんな事でも」
侑斗の制止を振り切り過去へと跳んだ良太郎は、ライナーファームクリスマスSP(車内が)に変身すると、電車斬りロッドバージョン(突き)で、さっくりとスノーマンを撃破。愛理が居た湖へと急ぐと、そこで侑斗と遭遇。
そして二人が見たのは、カイ&ヤモリ軍団と戦うゼロノスの姿だった!
多勢に無勢、ヤモリ軍団の攻撃を受けたゼロノスの変身が解除されると、倒れていたのは金田一帽子の桜井侑斗。カイは咆吼とともに空間を切り開いて何かを呼び込み、その衝撃波で倒れていた桜井侑斗と、そこに居た愛理が消滅する。
「未来は、きっと……」
そんな言葉を残して。
世界は一面の砂となり、歓声をあげるカイ。
「これあれだよなぁ! やったぞぉ! 過去を手に入れたぁ! やったぞ俺……俺の世界だ! これで未来も繋がる!!」
呆然とする良太郎と侑斗を尻目に、砂地ではしゃぎまくるカイ……そう、カイは一度、過去を手に入れていたのだ。


◆第46話「今明かす愛と理」◆ (監督:舞原賢三 脚本:小林靖子
「あのカイもこれも過去だ! 俺たちは過去を見てるだけなんだ!」
「でも、過去にこんな事なかっ……」
良太郎はオーナーの言葉を思い出す。
そう、
「なにか重大な事が、抜け落ちているような……」
今回はここで、ノーマルバージョンに戻ったOP。
やたらアバンタイトルの長い今作としては、非常に珍しく短めですが、すぱっとはまりました。
「変わってないなぁ……なんで俺たちの時間が繋がらない?」
「何かが邪魔になってる」
「それって、あーれ、桜井侑斗だと思ってたんだけどなぁ」
野上良太郎の抜けた記憶の方はどうする?」
「え? なんだっけそれ?」
「おまえ……酷くなっているな」
カイはイマジンの未来へ繋がる過去を手に入れた筈だった……が、世界は変化せず、分岐点はねじれたまま。
過去――2007年1月10に起きた大破壊は、特異点野上良太郎の記憶によって修復された可能性が高いが、良太郎の抜け落ちた記憶については不明なまま、桜井侑斗と野上愛理が一度消えていた、という新たな謎が浮上する。そして桜井侑斗は、ゼロノスとして電王の前から戦っていた。
問題は解決するどころかより複雑になり、侑斗とデネブは今日は砂浜で焚き火中。
侑斗には良太郎に隠している事がまだあるが、過去の大爆発については知らなかった模様。
「過去にあんな事があったなんて、全然聞いてなかった、つーか」
「桜井にはまだ隠している事があるのかも」
「ったく、なんなんだよ。なぁ……未来の俺って、なんかやなやつじゃね? ……彼女どこが良かったんだ?」
最近、視聴者が微妙に思っていた事をハッキリと(笑)
基本、桜井さんは描写が少ないので、あの愛理さんが惚れた相手=きっといい人に違いない、という以外にプラス要素が無いし(笑)
「桜井は、愛理さんの事も、野上の事も、この時間の事も、未来の事も、全部大切にしてた。一人で、必死に、戦ってた。だから俺は、カイを裏切って桜井と契約したんだ。……望みが侑斗を戦わせる事だとは思わなかったけど」
ここで明かされる、桜井とデネブ、契約の秘密。
桜井侑斗はもともとゼロノスであった、そしてデネブは、単純にいいヤツだった。
桜井侑斗の方に謎の核心があった以上、デネブの方はひねらず、単純な所に着地。そして桜井侑斗に力を貸す際の契約により、過去の侑斗はこの戦いの渦中に加わる事となったのだった。
「侑斗……巻き込んで本当にごめん」
「そう思ってんなら、ずっと一緒に戦え! 消えたら承知しねえ」
「……うん!」
戦い続ければイマジンが消滅するかもしれない、という点に関して、こちらのコンビもお互いの在り方を確認、とこの辺りは細かく巧い。
謎が解決するどころかむしろ増えた今日この頃、それでもクリスマスはやってくる。
「ナオミちゃん、パーティやろうよ」
「今日はナオミ、おまえが客だ」
「僕たちの手料理だよ。まあ僕の以外は食べない方がいいけどね」
「アホか、オレの男料理食べたら、惚れるで!」
短冊に書いた「食堂車がずっと満員でありますように」(なお裏にはいつの間にやらMさんにより「ずっとクライマックス!」の文字)という願い事を見つめていたナオミを、イマジンカルテット、接待パーティ。
いつか来るだろう別れを控え、ナオミにも気を遣うイマジン達がまた、いい味を出しています。
ミルクディッパーでも、クリスマスパーティ中。懐中時計について語る良太郎とコハナ。
「新しい家族の時間を刻むか……なんかいいね」
「僕も姉さんもあんまり家族と過ごした記憶がないから。姉さん、本当に嬉しかったんだと思う」
やはり懐中時計は、良太郎から愛理への秘密のプレゼントだったのでは? しかし、愛理の誕生日は8月というわけではなく、結婚式の日取りからもズレている。良太郎の卒業を待って行われる筈だったので、結婚式は4月か5月。
「あれ? 桜井さんが居なくなったのって、結婚式の、一ヶ月前、って言ってなかった? それだと……結婚式は2月じゃない?」
良太郎の記憶の矛盾に気付くコハナ。
そう、桜井侑斗が消えたのが1月10日ならば――結婚式の日取りに関する良太郎の記憶が間違っている、という事になる。
桜井侑斗の失踪と愛理の部分的な記憶の喪失が語られたのが約30話前の17−18話ですが、そこで「結婚式の一ヶ月前」「2007年の始め」「良太郎の卒業を機に結婚」と矛盾しない範囲で出されていた断片的な情報が、遂に明かされた“実際に桜井侑斗が失踪した日付”の判明により、矛盾としてひっくり返る。
……いやはや、気の長い伏線です。
まあもう一つ、良太郎が「卒業寸前の高校を中退」というのがあって、断片情報の仮定から結婚式が3月(卒業式は終わっている筈)か4月――桜井失踪が2月か3月とした場合、幾ら愛理の件があるにしてもそこで中退は学校側で何とかしてくれるのでは(その時期の3年生ならほぼ学校にも行かないでしょうし)、という引っかかりがあったのですが、そこは良太郎が愛理の為に無理をしたと見せかけて、最初から「1月の方がしっくり来る」という仕込みだったようで、実に細かい。
(僕の記憶から抜け落ちているもの……)
無人のスタジアムで独り考え込んでいた良太郎は、カイと出会う。
「なー……おまえ、過去に行きたいって顔してるよなあ? 俺はおまえの抜け落ちた記憶を知りたい――って気がする」
瞬間で間合いを詰めたカイは、良太郎の記憶を読み取る。
「なるほど。そういう事か。消さなきゃいけないのはアレ、桜井侑斗じゃないな。今度は間違えないようにしないと」
カイは過去への扉をセルフオープンし、過去へと跳ぶアルビノレオイマジン。駆けつけた侑斗がカードを当てると、そこに浮かび上がった日付は。再び――2007年1月10日。
「ずっと騙してくれて、ほんと最高って気がするよ。あはははははは」
軽い一蹴りで、侑斗を吹き飛ばす、と超人的な力を随所で見せるカイ。
「急げ……!」
「どういう事?」
「囮だったんだ……時間の中を逃げてる俺は、イマジンを引きつけていただけだ」
「え?」
「本当の分岐点の鍵を隠す為に。だからおまえにも迂闊に言えなかった。こいつらには絶対知られるわけにいかなかったから」
遂に侑斗の口から語られる、桜井さんの行動目的と、侑斗の抱えていた秘密。
そしてその裏に隠されていた真実、それは――
「でももう、バレちゃったぁ……ははっ。本当の鍵は…………のがみ・あいり」
これが、真のヒロイン力だ!!
「姉さん……姉さんが?!」
――2007年1月10日。
愛理の前に姿を見せるカイ、の中から出現するアルビノレオ。アルビノレオは愛理を直接葬り去ろうとするが、そこへ出てくる変な列車――連結キングライナー? 愛理は電車に回収され、アルビノレオの前には、良太郎と侑斗が立ちはだかる。愛理を守る為に変身する二人だったが、前回チンピラ声のアルマジロがあんなに強かったのに、今回は真ヤクザ声だ!
龍が如く!(おぃ)
「おまえ達は俺には勝てん」
R電王と赤茶ゼロノスの猛攻をしのぎ、逆に両者を圧倒するアルビノレオ。
「勝てんと言ったろう」
だがそこへ、響き渡るバイクの排気音。
そこに居たのは、桜井侑斗。
「変身」
まさかの、トリプルライダー。
桜井ゼロノス(緑)は、ちょっと俯き加減の変身から、顔を上げてアクションに入るのが格好いい。
そしてここで入る、Action-Zero!


君の声聞いた気がして
失われた時間彷徨う
存在さえ忘れられた
この想いはどこへ続くの?

桜井ゼロノスはボウガン連射でアルビノレオに突撃し、R電王と赤茶ゼロノスも体勢を立て直す。レオの火球をR電王に任せ、炸裂するWゼロノスキック! そしてトドメの、電車斬り!!

闇の中で唯一光る
「真実」守るため
時の中で旅を続ける
約束の場所まで

アルビノレオは倒れ、良太郎の呼びかけに答えることなく、桜井ゼロノスは無言で走り去って行く。
たぶん、義弟(予定)のセンスに改めて絶望した。
……いや本当に、これから命がけの大仕事を前に、「電車斬り!」を聞かされた桜井さんの心中を慮ると涙なしでは居られません。
救出された過去愛理はデンライナーの中で良太郎達と出会う。
「少し、未来の良ちゃんかな?」
なんとか状況を説明しようとした良太郎に、現状への理解を見せる愛理。
ここに来て、記憶を失う前の愛理さんが、物語の物凄い中心に近い場所に居た上に、幾つかの事情を知っていたという事実が判明。
こーいう展開(初期から居る主人公に近いキャラクターが事情を知っているのに黙っているせいでややこしくなる)は一歩間違えると非常に白けるのですが、そもそも愛理がその記憶を持っていない――しかもどうやらそれ自体が物語の核心に関わる、という力技で、ギリギリ突破。
そして愛理が時の列車について知っているのは、そもそも桜井と愛理が、ゼロライナーと出会っていたからだった。
「消えた未来を、もう一度私たちの時間に繋げないと、未来も、過去も今も、時間は、人が、ちょっとずつ刻んでいく、大切な記憶だから……」
桜井侑斗は消えた未来を取り戻す為に人知れず戦い、野上愛理もまた人知れずそれを見守っていたのだった。
物語の真相に近づいたかと思いきや、だいぶまたややこしくなって来ましたが、ゼロライナーがかつてハナが生きていた時間に属していた筈という事は、ハナ/ゼロライナーの時間=良太郎達の時間軸の未来(予定)、という事でいいのでしょうか。そしてイマジン達は手に入れたその時間(未来)を確定させる為に、その過去の時間(良太郎視点の現在)を、手に入れようとしている?
……というかそもそも、ハナの言う「消滅した未来」というのは、最初からストレートに「この時間軸の未来」という意味だったのでしょうか(^^;
私そこ、もっとパラレルなものだと捉えていたのですが。
なんか凄く勘違いしていたかもしれない。
さてこうなると、ゼロライナーが桜井と愛理に接触した理由が気になる所ですが、さすがにここまで仕込んで「偶然」と言う事は無いだろうし、どう持って行くのか気になる所です。そもそも電車であるゼロライナーに意図があるのかさえわからないといえばわからないですが。
過去侑斗と良太郎の戦いを知り、二人を気遣う愛理。
それにしても、前回今回あたりで完全に露骨になっていますが、未来の自分の婚約者に惚れちゃっている今の自分、て凄まじいキャラクターだなぁ……思いついてもやらないというか。
愛理は大破壊のあった湖での下車を望み、止める良太郎を「それはあった事で、必要な事」と諭す。
この台詞から判断すると、大破壊による二人の消滅?はどうも桜井と予定済みの計画だったようですが、その意図は何がなにやら。
「いつか、未来が守られた時、そこに、きっと……だから、今は、忘れなきゃ。侑斗が……待ってるから」
そして愛理は湖で下車し、桜井と共に消滅する。
それが、ここに始まり、これから続く、二人の戦い。
――2007年1月10日。
湖上のボートに残された懐中時計。
復元した?時間で、桜井侑斗は懐中時計とともに囮作戦の為に去って行き、記憶を失った愛理の元へは良太郎が駆け寄る……これが、過去に起きた真実。
だがまだ、何かが、抜け落ちている……。
真相解明編かと思いきや、むしろ謎が深まってしまいました(笑)
結局、良太郎の抜け落ちた記憶は不明のまま、桜井と愛理の真意も不明、と、語られていない部分が多く、正直最後はこんがらがってちょっとよくわからなくなってきてしまいました(^^;
エピソードとしてのポイントは、何をしているかわからなかった桜井さん、戦いから最も縁遠いと思われた愛理、その二人が、実は二人なりのやり方で戦っていた、という事の判明でしょうか。
諸々すっきり解決して収まってくれる事に期待。
「最悪って気がするよ、本当に最悪」
アルビノレオイマジンによる過去愛理の抹殺に失敗したカイは、空に浮かぶイマジン達の粒子を吸収すると、自らの体を通して大量のイマジンを実体化させる……何故か、モグラ
まあモグラ、デザインは全編通しても印象深くて面白いですが。
後とりあえず、少なくとも3体あるからか(笑)
カイの動向に緊迫感が増す中、それはそれとして、次回、お正月。
そういえば『ディケイド』以降の平成ライダーは、放映スタート(&終了)がズレた事で、物語のクライマックス近辺でクリスマスとお正月をしなくてはいけない、場合によっては制作進行上の理由で総集編を挟む、というのが無くなっているのだなぁ。
ある程度、お約束となったのは90年代半ば以降かと思いますが、ちゃんと調べた事はない。
さて前回の感想で、「伏線関係はここまで来たらもうあまり考えずに、本編を楽しみにしたいと思います」と自分で書いておいてなんですが、懐中時計に関してちょっと思いついた事があるので、メモ的に幾つか。
一つ謎になっている「良太郎はなぜ懐中時計を8月に予約したのか」ですが、パッと思いつくのが、愛理さんの妊娠。
一般的に妊娠が何ヶ月目ぐらいで分かるのか知りませんが、例えば「妊娠三ヶ月」という言葉は耳にしますしその前後でわかるとして、とすればクリスマスの時点で妊娠二ヶ月が判明したとすれば、8月ぐらいが出産予定日になる筈。注文しに来た良太郎が「嬉しそう」だったり、「新しい家族」というのがキーワード的に繰り返されている事も、推測の補強になります。
となると、良太郎の記憶にある結婚式の予定が「4月か5月」なのに対し、「桜井の失踪の一ヶ月後なら2月の筈」というのは、妊娠でお腹が目立つ前に結婚式を早めたのではないか。
そして良太郎は、愛理の妊娠に関連付いた記憶だけが無くなっている。
だから、出産祝いの懐中時計に関する記憶や、早まった結婚式の予定に関する記憶が矛盾している。
仮にこの推測通りだとしても、どうして妊娠の事実が無くなっているのかとか、それが何を意味するのか、などはさっぱりですが、そう考えるとなんとなく繋がるのではないか――って気がする。
一連の流れを見ると桜井さんはこの1月10日の件でカイの目を何かから誤魔化そうとしているっぽいので、その、隠した何かが子供なのか。そこまで考えると、ゼロライナーが桜井と愛理の前に姿を見せた理由、もなんとなく見えてきますが。
(余談ですが、桜井と愛理がゼロライナーと出会った映像が、過去に何度か挿入された、二人で星を見ていたシーンと繋がっているぽい辺りも、細かい。というか、下に良太郎居たのでは(笑))
愛理さんの
「いつか、未来が守られた時、そこに、きっと……だから、今は、忘れなきゃ」
という台詞も、子供の事かもと考えると、しっくり来るような気はします。
まあただ、(一応)子供向け番組としてはデリケートなネタなので、そもそもこういうネタが可能なのかわかりませんが。今時は逆にこの程度、気にされないのかもしれませんけど。
全く見当外れという可能性もあるし(笑)
あと今回判明した桜井さんの行動は、根本的な解決ではなく、時間稼ぎなわけですが……カイが初登場時に「そろそろ本当に片付けないと間に合わない」と発言していたり、前回今回の物忘れに対して「酷くなっている」という言葉があったりというのを見ると、カイの方にも何らかのタイムリミットがあって、時間切れに持ち込めば桜井さんの勝ちという事なのか。
次回、衝撃の時間差リストラ?!