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『仮面ライダー電王』感想23

◆第39話「そしてライダーもいなくなる」◆ (監督:田村直巳 脚本:小林靖子
冒頭いきなり、「会社に入りたい」という願いを、“入社”ではなく、“夜間に侵入”、で叶えて扉を開いた白黒ウサギイマジンを叩きのめすソード電王。
「おまえ……弱いだろ?」
相手が自分より格下と見るや、果てしなく青天井でつけあがるMさん(チンピラ)は、良太郎に剣の指導と言いつつ乱暴に剣を振り回し、最後は「懐かしの……俺の必殺技――パート2」でイマジンを撃破。
その光景を目にするカイは、邪魔者である特異点野上良太郎に“何か”を見せようと、ほくそ笑む。
非常にぞんざいな扱いだった白黒ウサギイマジンは、クレジットによると、パンダラビットイマジンとの事。パンダラビットって、実在する種類? と思って検索かけてみたら、「パンダラビットイマジン」と「ラビットパンダ」(『ウルトラマンタロウ』に登場する、ZATの特殊車輌との事)ばかり引っかかったので、どうやら架空の種類らしい。
あと今回の本命イマジンであるスネールは何かと思ったら、巻き貝、との事。
前回、カイが自力で扉を開いたのを見た良太郎は、イマジンはただ闇雲に過去を壊しているわけではなく、跳ぶ時間に何か意味があるのではないかと考え、白黒ウサギイマジンが利用せずに開きっぱなしの過去への扉を使い、2006年1月19日へと跳んでみる。良太郎とコハナはそこで桜井さんを見かけるが、彼はまたも姿を消し、オーナーも恐らくそこに何か意味はあるのだろう、と語る。
そんなオーナーは、前回、エクストリームフラッグバスターデスマッチインチャーハンで駅長に敗れたらしく、リベンジに燃えながら暗黒スプーン闘術の訓練中。更にデンライナーに並走して走り込みなど、最終クールに入って段々とリミッターが外れて滅茶苦茶になってきました。

「ねえ良ちゃん……私、何か忘れてる……? きっと、私の知らない事があるのよね。だから、良ちゃんも……。大事な事?」
「――物凄く大事な事。でも、僕が説明しても意味ないんだ。姉さんが思い出さないと。……絶対覚えてる筈だから」

ミルクディッパーでは、ここ最近の良太郎の言動や態度に何か思う事があったのか、思いふける愛理。
ゼロライナーでは、これまでと違う色のカードを手にした侑斗が「もう、あの店行くのやめた」とミルクディッパーに行かない宣言をし、D侑斗になって買い物へ。しいたけを巡る激しい攻防戦の後、道で蹴り飛ばしたペットボトルが通りすがりの良太郎を直撃し、もつれあって共に土手を転がり落ちる二人。
侑斗、良太郎の「不幸」に責任を転嫁してしますが、半分以上、貴方の責任のような。
「侑斗。姉さんが何か忘れてる事に気付いたよ。何かはまだわかってないけど。でも、きっと」
「俺は……最後まで変身するだけだ。そう決めた」
愛理さんは“気付いた”というより、最近良太郎がおかしいので“そんな気がしてきた”レベルの気はしないでもないけど(^^;
ここまでコミカル分強めに展開したAパートから一転、良太郎の前に姿を見せるカイ。
過去を変え、人の大切な記憶を失わせる事になんの躊躇いも罪の意識もないカイに、良太郎は怒りを燃やす。
「けど、それで変わった時間のほうが良ければ?」
「いい筈ない」
「そうかなぁ。試してみるかぁ?」
そこでM良太郎が登場し、カイを囲むイマジンカルテット。完全に、不良グループが4対1で因縁をつけているようにしか見えません!
「あ〜ぁ、俺今、凄い盛り下がっちゃった気がする。引くわー。おまえたちみたいなあれ、今しか見れないヤツに用はないっていうか。俺、そういう顔してるだろ?」
カイはブロック塀を軽い感じで投げつけて砂イマジンを追い払い、ただの平凡な人間ではない所をアピール。
「さっきの話のアレ、試させてあげるよ」
カイが指を鳴らすとスネールイマジン女が中年男性を一人連れてきて、過去への扉を開く――その日付は、1993年3月27日。M良太郎は後を追いかけ、(イマジンの気配に気付いて?)やってきた侑斗も、続いて過去へと跳ぶ。
そこで二人が見たものは――
「あれって……」
「デネブと契約する前の俺だ」
ちょっと地味目な感じの、高校時代の桜井侑斗であった。イマジンが扉を開くのに使った中年男性は、天文部?の顧問。あの望遠鏡を大事そうに抱える過去侑斗の前で、教師の体から出現したスネールイマジンは部員達を追い散らし、車の爆発に巻き込まれて吹っ飛ぶ過去侑斗。
過去の桜井侑斗が死亡した事により、消えていく現在の桜井侑斗。
「俺のことは気にするな……デネブをよろしく……」
まさかの、侑斗消滅。
「面白い? 勝手に時間いじって、こんな簡単に人を消して、それで面白いって、どういう事?」
「だってぇ、カイがそう言ってたし」
「そんなの、僕は絶対認めない――――変身
怒りの良太郎、ライナーフォームに。
(大丈夫、僕は忘れない。きっと侑斗は戻る)
桜井侑斗の記憶は、ゼロノスカードによって大きく消費されている。だが、良太郎が侑斗の事を覚えている限り、桜井侑斗は時から零れ落ちはしない筈。
スネールイマジンとの戦闘は、ライナーフォームとしてはここまでで最も長い尺の戦闘になりましたが、ライナーフォームをどう見せるのか悩んだのか、ドラマ部分とのバランスを意識しすぎたのか、冴えない出来に。どうしてもライナーフォームそのものが、テーマ曲もそんなに格好良くない、武器と本体のバランスが悪い、しかも本体は良太郎ベースでアクションしなくてはいけないと、格好良く見せにくいのですが、それにしても、もう少し頑張ってほしかった所。
最後は、柄の部分を激しく回転させ、4つの電車の力をチャージアップし、CGエフェクトてんこ盛りで放った大回転電仮面斬が炸裂。
スネールイマジンの消滅と共に、再生されていく時間。
だがそこに、桜井侑斗の姿は、無かった。
何故なら、この時間の桜井侑斗の事は、良太郎もコハナも、知らないのだ。そしてそれを知る人達の記憶は、既にゼロノスカードによって、消費され尽くしていた。
急いで現在へ戻った良太郎が目にしたのは、星の本の並ぶ「ミルクディッパー」ではなく、フラワーアレンジメントで飾りつくされた「花時計」という名前のカフェ。パーマをかけた愛理さん。店内に群れる女性信者達。
愛理さんのフェロモンが、男性にではなく、女性に効果を発揮するように!
何という恐ろしい歴史改変!!
三浦と尾崎は、性別まで変換された!
そして男の子がこのカフェで働くのは、そうとうレベルの高い苦行だと思われるのですが、凄いゾその設定の良太郎!
羽虫空間から壮絶かしましい空間と化したカフェで呆然とする良太郎が見つめる先、あの望遠鏡があった場所には、巨大な花が飾られていた。過去侑斗の消滅により、当然その延長線上に居る、桜井さんの存在まで歴史から抹消されたのだ――。
夏の特別編のみの参加かと思われた田村監督の再登板ですが、全体として、テンポがいまいち。ちょっとこの終盤の重要回(もはやどこを取っても重要回なのですが)をやってもらうというのは、監督にとっても難しかったような。この辺り、各監督の担当回がまばらになりがちなのは、劇場版進行の弊害を感じる所です。ローテがっちりでカツカツにやりすぎると、それはそれで疲労が蓄積して切れ味が鈍ってくるので、バランスは難しい所ですが。
今回、“桜井さん”の年齢が、おおよそ判明。1993年(14年前)に17,8ぐらいっぽいので(デネブとの契約前、そして“現在の侑斗”とそれほど容姿が変わらない所を見るに、高校2.3年ぐらいと推測される)、31,2という所でしょうか。個人的には30半ばぐらいかと思っていたので、予想よりちょっと若かった。
しかし愛理さんは、桜井さんと会わずに何と出会って、ああなってしまったのか(笑)


◆第40話「チェンジ・イマジン・ワールド」◆ (監督:田村直巳 脚本:小林靖子
OP、イマジン合唱に。
びみょーーーに、画と合っていません(笑)
桜井侑斗の消滅により、変貌した世界――イマジン達も侑斗の事を忘れ、覚えているのは、オーナー、コハナ、良太郎の3人のみ。そして、デネブは良太郎に憑いた事になっていた。
これにより、劇的に豊かになっているデンライナーの食生活(笑)
「デネブ、君が忘れる筈ないよね?!」
何事も無かったかのように、イマジンカルテットと馴染んでいるデネブに詰め寄る良太郎だったが、嘘でも誤魔化しでもなく、デネブは侑斗の事を忘れていた。
まるで、最初から、桜井侑斗という人間など居なかったかのように。

「こんな簡単に忘れるんだ。どんなに大事な事でも」
「そう。人の記憶は、強く……脆い。街一つ元に戻してしまうこともあれば、瞬き一つで、消えてしまう。残酷であり、優しい」
「でも……それじゃあ侑斗が居た時間って何なんですか? 桜井さんが姉さんと一緒にいた時間は?! 確かに存在していたのに」
「そんな時間は存在しません。人の記憶こそが、時間なのですから。そういえば侑斗くんは、特異点ではなかった事になりますねぇ。なるほど」

特異点、それは、その存在している時間を“現在”とするもの。ゆえに過去に何があってもその記憶と存在は影響を受けず、継続し続ける。
特異点って……こういう事だったんだね」
「私たちは、忘れられないから」
聞いた時は、「忘れる事ができない」という意味で聞いたのですが、文字にしてみると、「忘れられる事がない」の意でしょうか、これ。或いは両方か。
突然襲ってきたスネールイマジンにコハナがさらわれ、それを追ったアックス電王/良太郎は、カイと接触
「感想聞こうと思ってさぁ」
カイによると、桜井侑斗こそが、分岐点と繋がる未来を決める鍵だった。

「あれが消えれば未来は俺の時間、イマジンの時間と繋がる」

スネールに加え、ニュートとゲッコーイマジン(劇場版再利用)を従えるカイの口から、遂に語られるその目的の一端。
「俺が言った通りだろ。変わった時間のほうがいい、って」
「人が一人消えてるんだよ! いいわけない!」
「へ? そうか? 誰か悲しんでるか? 誰も居ないよなぁ? 今のこの時間は最っ高にうまくいってるって気がするよぉ」
桜井侑斗の消滅によって発生した、新たな時間。
ここは、“誰にとっても幸せな時間”なのか?
魔愛理空間に囚われず、子供をあやす羽虫B、彼女たちとよろしくやってる羽虫A、が挿入。
「姉さん、桜井侑斗って……」
「ん? 誰?」
「……なんでもない」
ケーキを作りながら楽しげに微笑む姉の姿に、良太郎は言葉を続ける事ができない。
(あれはなかったんだ……桜井さんはいない……侑斗も……もう居ない……)
買い物するD良太郎、デネブを交えて楽しそうなイマジン達。
(デネブも、もう侑斗を心配する事は無い。モモタロス達の時間は、僕たちの時間と繋がる)
全てはこれで落着、なのか?
「じゃあ、良太郎はこのままの方がいいと思ってる?」
「姉さんがあんな風に笑うの久しぶりに見たよ。けっこう笑い上戸だったの忘れてた。桜井さんのこと忘れてた時でも、あんな風には笑ってなかったし。今の姉さんは幸せなんだと思う。でも……それでもこの時間がうまくいってるとは思えないよ、カイ」
「なんでそういう結論になるのか、さっぱりだな? みんな楽しくやってるだろ」
「楽しくてもこれは本当の時間じゃない」
「おまえもしかして馬鹿? 今が本当だよ。あれは、桜井侑斗は、存在してない」
「違う。僕は桜井さんが居た事を知ってる。侑斗が戦ってきた事を覚えてる。どんなに辛くたって、絶対忘れない」
良い事も悪い事も全て含めて“今”がある、というのは時間改変ものの王道とも言えるテーゼですが、改変された世界が大胆に描かれた事で、それが強調されました。
確かに愛理は幸せそうに笑っている。
けれどそれは、都合の良い嘘の世界だ。
人の記憶こそが、時間。
それは優しく残酷で、脆く――強い。
野上良太郎は、忘れない事を選ぶ。
それがどんなに辛くても、大切な事を忘れてしまう事の方がもっと辛い、そう、信じているから。
ここで“本当の時間”というのが、実は主観によってブレかねない事が提示されているのですが、その上で良太郎が自分の覚えている時間を“本当の時間”として選ぶに際して、大義とか正義とか以上に、良太郎のある種のエゴが浮かび上がっているのが、平成ライダー的なところ。
極端な話、良太郎にとって、直接的にはともかく、間接的に例えば尾崎や三浦の人生が変化しているのはどうでもいい事であって(そこまで責任を取れない、という部分を含めて)、良太郎にとって最大の問題は、桜井侑斗が消え、それにともない愛理が桜井侑斗を忘れている事。そして良太郎は桜井侑斗を知らない愛理が幸せに笑っている事よりも、どんなに辛くても愛理は桜井侑斗を覚えていた方がいいと、信じている。
だから、桜井侑斗の居ない世界を、認めない。
改変世界で、尾崎と三浦が通りすがりの存在としてのみ描かれているのは、実際には深い意図の無い小ネタだったのかもしれませんが、「個人」と「ヒーロー」が並立しながら相克する世界では、例え「ヒーロー」でも、関係者全てを救う事は出来ないし、その責任を負う事もない、という点が示唆されているようにも思えます。
「分岐点で繋がるのは本当に君の時間?」
良太郎の問いに、顔色を変えるカイ。
「きっと……まだ未来は決まってない」
本当に未来がカイの望むイマジンの時間と繋がったなら、カイが良太郎にかまう必要も無くなるし、コハナにも何らかの変化が起きる筈。その指摘に、カイは嘲りの態度を崩す。
「俺今、滅茶苦茶気分悪いって気がするよ。そういう顔してるだろ。今のこのいい時間は少ししか保てない。もう元に戻ったかな」
桜井侑斗のいない時間、は永続的なものではなく、一時的なものでしか無かった。
花時間はミルクディッパーへと戻り、愛理の元にはいつものように羽虫ーズが。
「なんでそんな事」
「あ? なんでだっけ? ……ああ、一度見せておけば邪魔はもうしないと思ったのかも。……無駄だったけど。素直におまえから消せば良かったんだよね」
3体のイマジンが登場して良太郎を撃つが、間一髪、滑り込んできたゼロライナーの車体が銃弾を弾き返す!
「俺は特異点じゃないが、ゼロノスは過去の影響をセーブできる。時間はかかるけどな。カードを使うのはデメリットばかりじゃないってことだ」
「そうなんだよねぇ。結局、追いかけて直接消すしかない」
復活する侑斗、それをあっさりと認めるカイ。
前回からの言動を考えると、どうやら両者、はじめからこの展開は全て織り込み済みだった模様。
過去侑斗を消せば、現在侑斗も桜井さんも消滅し、桜井侑斗の存在しない改変世界が生じる。しかしゼロノスの力により桜井侑斗はいずれ再生し、それにともない改変世界も元通りとなる。これにより、過去侑斗を消し去る、という簡単な手段がありながら、カイがそれをこれまで用いていなかった理由も判明し、あくまで良太郎の意志をくじく為の、ちょっとだけ改変だった、と説明がつきました。
そして前回の感動的な
「俺のことは気にするな……デネブをよろしく……」
は、文字通りの意味だった事が判明(笑)
カイはセルフオープンでスネールイマジンを過去へと跳ばし、良太郎と侑斗には二体のトカゲが襲いかかるが、突然現れ、隙をついてカイにカードを当てるデネブ。
前回今回と完全にギャグ担当かと思ったら、まさかのスニーキング!
「侑斗、チケットぉ!」
「ほんと、気分悪いって気がするわ」
ゼロノスは巻き貝を追って1999年2月1日へと跳び、電王は二体のトカゲと対峙。誰が憑くかで揉める中、久しぶりのてんこ盛り発動!
早速、誰が主導権を握るかで揉めながら、トカゲたちを適当にしばくCLIMAX(笑)
ライナーフォームが構造上どうしても、戦闘現場と車内の回転設備とのやり取りで面白くしないといけない為にテンポが難しいのに対して、中の人の超絶演技とイマジンカルテット&良太郎の直接の掛け合いで面白さを造れる分、画面も造りやすそうで、CLIMAXはノリがいい。……高岩さんはとにかく大変そうですが。
足のステップとか腰の入れ方とかで各フォームを表現しているなど、何度見ても凄い。
過去でスネールイマジンと戦うゼロノスは、裏側の赤い、新しいカードをベルトにセットする。
「そろそろ未来の俺の記憶だけじゃ、足りなくなってきたらしい」
それは、“今”の記憶を、消費するゼロノスカード。
(桜井くん……綺麗な名前ねぇ)
侑斗の胸に去来する、ミルクディッパーでの愛理の言葉。
チャージアップしたゼロノスはスネールの銃撃を受けて吹き飛ばされ、地面に大の字に転がる。
その上に降りしきる白い――雪。
そして、ぼろぼろに崩れ落ちていく……愛理と“侑斗”の記憶。
恐らく、2月1日というのは、2007年に桜井侑斗が失踪し、愛理が桜井に関する記憶を失った時機と重なっていると思われ、その時の愛理のイメージシーンと被せた演出。
前回今回と、ここまで演出が今ひとつだったのですが、ここは非常にいいシーンになりました。
まるで最初から何も無かったかのように、失われていく愛理との記憶、それに呼応するかのように、赤茶色に変色していき、新たな姿へと変貌を遂げ、立ち上がるゼロノス
「錆びちゃった?」
「最初に言っておく。俺は、かーなーり、強い!」
「ついでに言っておく。これは自分でもビックリだ」
その手にあるのは、デネブ銃。
こちらもビックリです。
ゼロノス・濡れ落ち葉フォーム(仮称)は、格好いい新曲とともに、スーパーデネブ砲でスネールイマジンを撃破。現在でもCLIMAX電王が国電キックを炸裂させ、2体のトカゲイマジンをあっさり滅殺。
「やっぱり主役は、俺だぜぇ!」
最初見た時はどうしようかと思ったCLIMAXフォームですが、ライナーフォームを見た後だと当社比1.5倍ぐらい格好良く見えるマジック!
最終盤に来て、ゼロノスも新しいフォームに。崩れていく記憶と錆び付いていくボディ、という演出が重なり、見た目以上の素晴らしい格好良さが出ました。しかしそれは、これまで以上に己の存在を削る変身となり、帰路につく侑斗が首飾り?を落とすという、なにやら意味深長な演出も。
ミルクディッパーへ帰った良太郎は、カフェが女の園から元に戻っていて、一安心。ところが、床に落ちていた侑斗用ブレンドノートを拾った愛理の言葉に衝撃を受ける。
「なにこれ?」
慌てて望遠鏡の下の懐中時計を探ると、それは何故か、錆びてぼろぼろに。
果たして、桜井侑斗の身に、いったい何が起こっているのか――?


「人の記憶は、強く、脆い。そしてまた、残酷であり、優しい――」

以前に、ゼロノスカードの消費によって桜井侑斗の記憶が消えた際、現在進行形の侑斗に関する記憶はどうなるのだろう、という事に触れましたが、そちらは別枠で一安心していた所で、今度はそちらを消費する、という惨い所に踏み込んで参りました。
今回ばかりは言わせてほしい。
酷い、酷いよ小林靖子
話が進めば進むほど、主役ばりの背景を背負っていく侑斗ですが、次回、ちょっとモテ?
ゼロノスの特殊ルールに関しては、ゼロノス自身が、いわば時の運行から脱線した存在、とでも考えればいいのでしょうか。初期は明言されていませんでしたが、完全に、過去から来てちょっと未来で戦っているという事が判明しており、大きくルールを外れた存在ですし。次回、良太郎が問う「桜井侑斗の矛盾」というのは、その辺りの話になるのか。
桜井侑斗の謎、カイの目的も見え始め、ますます毎回楽しみです。