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『クロスボーン・ガンダムゴースト』(長谷川裕一)8巻、感想

暴走するギゾ中将を抹殺し宇宙細菌エンジェル・コールを灼き尽くすべく、ザンスカール帝国上層部は核攻撃を決断。南米マリア・シティに迫る核ミサイルを阻止するべく、フォントはファントムに秘められた能力を用い、一か八かの作戦に打って出る――!
核ミサイルvsファントム! というシチュエーションが、長谷川裕一らしいSF心溢れる描写で、一大スペクタクルとして展開。かなりやりたかったネタだったのか、絵の方にも力が入り、迫力があって良かったです。また、萌え系AIというトンデモキャラだったハロロがまさかああなるとは……! と、お見事。
更にそこから思わぬ新展開で、これはなかなか、凄くなってきた!
原典『クロスボーン・ガンダム』(原作:富野由悠季)へのオマージュをふんだんに盛り込みつつ、『Vガンダム』異聞として始まった今作ですが、6巻辺りから『Vガンダム』のみならず、富野ガンダムで描かれてきた様々な要素を丁寧に織り込んで、時に情緒的に、時にSF的に咀嚼しているような部分が目につき、今作が作者なりの、富野ガンダムへのオマージュにして返礼なのかな、というのが見えて参りました。
新展開もまさにそういう感じなのですが、ある意味で禁じ手だったあのキャラが遂に登場したので、それをどう料理するのか、お手並み拝見。ここから9巻をどう展開するのか、楽しみです。
そろそろクライマックスへの道筋も見えて参りましたが、10巻で片付く感じはしないので、11か12巻ぐらいで終わるのかなぁ。